自分でできるエアコン掃除方法で家族も家計も元気に!


夏の生活必需品の筆頭ともいえるエアコン。

暑くなったので数か月ぶりに点けてみたら、嫌な臭いのする冷風が出てきて“ギョッ!”とした経験、ありませんか。
あの臭い、エアコンの掃除をすれば取れるんです!
自分で簡単にできること、自分で掃除した場合のリスクなどをまとめました。

エアコンの臭いの元は汚れとカビ

快適リビング
エアコンを久しぶりにつけたら、嫌な匂いがする。
その主な原因は、毎日の生活から生じる汚れとカビです。

エアコンから嫌な匂いのする原因トップ5

  • エアコン内部のカビ
  • タバコの煙
  • 台所にあるエアコンの場合、油と食べ物の匂い
  • 人の汗
  • ペットの匂い

エアコンは、室内の空気を吸い込んで、設定の温度や除湿をして吐き出す仕組み。
どうしても室内のホコリと汚れを一緒に吸い込んでしまいます。

吸い込んだホコリと汚れが、エアコンの中にたまっていくと嫌な匂いになるというわけです。

なぜエアコンにカビが発生するのか

エアコンを冷房・除湿で使う季節は、暑い空気をエアコンに吸い込んで冷やします。
そうすると、エアコンの内部で温度差が発生し、結露が起こっているのです。
エアコンの運転を止めると、エアコンの内部の温度は周囲と同じく上昇します。
結露の水分・適度な温度とカビの繁殖する条件が、エアコンの中に揃ってしまうのです。

さらには、人の生活から出るホコリは、カビの格好のエサです。
気温20~30度が、カビの繁殖には良い温度と言います。
つまりエアコンが活躍するシーズンは、カビの繁殖シーズンでもあるのです。

エアコンの掃除が必要な理由

エアコンのカビで家族に健康被害!

エアコンのカビが厄介なのは、エアコンを使うと、その風に乗って部屋中に広がってしまうことです。
カビは、一般に肺炎やアトピーなどのアレルギーの原因の一つと言われています。

特に、赤ちゃんがいる家庭は要注意です。
赤ちゃんは、低い位置にいることが多いので、落ちてくるカビが直撃します。
大人なら軽い咳程度で済むことも、赤ちゃんの場合は気管支炎やひどいときには肺炎にもなりかねません。

エアコンのカビで家計に打撃!

フィルターがホコリで目詰まりしていると、取り込める空気が減ってしまいます。
放っておいたカビが、ホコリとくっついて固まると、送風がおちるために、冷やすまでに時間がかかってしまいます。
機能が落ちている状態で室内を冷やそうとする結果、エアコンの消費電力が増えてしまい家計を直撃します

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エアコンからカビを除去して、家族と家計を守らないと!

掃除をするのはエアコンのどこ?

汚れとカビを除去するのは、次の4ヶ所です。

エアーフィルターエアコンに吸い込む空気のホコリなどを取り除きます。
フィルターの目詰まりは、風の流れを悪くして、部屋が冷えにくくなります。
取り外しできるようになっています。
吹き出し口とルーバーエアコンからの風の吹き出し口ルーバー(風の方向を調整する羽状の板)もホコリとカビが付着しやすい場所です。
冷却フィン(蒸発器)エアーフィルターを外した奥に見えるアルミの部品です。
このフィン(蒸発器)を冷たくし、空気を冷やします。
結露が付く場所でもあります。
ファン(送風機)ファンが回転して、室内の空気を吸い込み、フィンに通して冷たい空気を吹き出し口から室内に送風します。
エアコンの悪臭の大元となる部品です。

エアコンの掃除をする時期と頻度は?

エアコンの掃除は、できれば、エアコンを使わない季節である春か秋がおすすめです。

冷却フィンとファンは、エアコンがある部屋の環境や使用頻度にもよりますが、1~3年に一度の掃除で大丈夫です。
エアーフィルターは、エアコンを使う期間にも、まめに掃除をした方がよいです。

フィルターは2週間に1度は、取り外してホコリを取り、ついでに吹き出し口とルーバーも掃除しましょう。

エアコンの掃除の仕方

では、いよいよエアコンをきれいにしましょう。
準備するものは、掃除機・中性洗剤・タオル・やわらかいスポンジです。

エアーフィルターの掃除

エアーフィルターは、2週間に1度、掃除機でホコリを吸い取ってください。

①フィルターは、エアコンから取り外す前に掃除機をかけて、フィルターの周りやパネルのホコリを吸い取ります。
そうすると、フィルターを外した時に、ホコリが部屋に落ちてくるのを防げます。

②フィルターは、やわらかいプラスチックの樹脂製なので、壊さないように丁寧にゆっくりと外します。
勢いよく外すと、綿ボコリがエアコンの奥から出てくることがありますのでご注意を。

③エアコンの外側になる面から、掃除機をそっとかけます。
内側の面から掃除機をかけると、ホコリが取れるどころか、逆に目詰まりを起こします。

④月に1度、つまり掃除機でホコリを吸った2回に1度は、続けて水洗いをします。
今度は、エアコンの内側になる面から、シャワーをあてて、掃除機だけではとれない細かいホコリを洗い流します。
もし、洗剤を使う場合は、台所の中性洗剤を薄めて使います。

水洗いの後は、日陰でしっかり干して、エアコンに取り付けます。

エアーフィルター

吹き出し口とルーバーの掃除

エアーフィルターを外したついでに、さっと拭いてきれいにしましょう。

①コンセントを抜きます。
コンセントがない場合は、ブレーカーを落とします。
エアコンの中を触るので、うっかり作動してケガをしないために必ず電源を切りましょう。

②ルーバーを手で回します。
電源を入れれば、自動で元の位置に戻るので、動かしても大丈夫です。
動かしにくい場合は、無理には動かさないようにしましょう。

③薄めた中性洗剤をしみこませたタオルを指に巻き付けて中を拭いていきます。
拭いた後は、洗剤成分が残らないよう、水で絞ったタオルで丁寧にふき取ります。

④終わったらコンセントをさしておきましょう。

冷却フィンの掃除

市販されている専用の洗浄スプレーで汚れを流します。

①吹き出し口の掃除と同じく電源は切ります。

②エアーフィルターを外すと、後ろにあるアルミのフィンが見えます。
電装部分にスプレーがかからないよう、サランラップやビニール袋でしっかりおおいます。

③掃除機にブラシのノズルがあれば、軽くホコリを吸い取ります。

④洗浄スプレーを5㎝ぐらい離して、全体に丁寧に吹きかけます。

⑤乾くまで放置します。

ファンの掃除

こちらも自分で掃除できるスプレーが販売されていますが、エアコン掃除の業者さんによると、カビが発生しているファンの奥には届いていないそうです。

エアコンの洗浄スプレーには、芳香成分が入っているので、その香りでカビの匂いを消しているということです。

エアコン洗浄スプレーでエアコンが故障する危険

市販の洗浄スプレーは、使い方を間違えるとエアコンの故障や水漏れの原因になる危険があります。

さきほど、フィンの掃除の際には、電装部分に洗浄スプレーがかからないよう覆うと書きましたが、電装部分にスプレーが掛かると、半年、1年を過ぎたころに電装部分が腐食を起こしエアコンが動かなくなります。
エアコンが古かったり、部品の劣化が起こっていたりした場合、洗浄液がかかるとひび割れを起こしエアコンが使えなくなることもあります。

フィンの汚れがひどく、くっついていたホコリが多かった場合、洗浄スプレーでは汚れを流しきれずに、ドレンパンにたまったままになります。
濡れたホコリが乾いて固まると、排水が流れ出る邪魔をするので、室内にぽたぽたと水漏れします。
ホコリのかたまりが、排水ホースに流れ出た場合は、排水ホースを詰まらせることもあるそうです。

業者に頼むと、春・秋のシーズンオフで6~8千円、夏場は1~2万円が相場です。
洗浄スプレーは、冷却フィン用とファン用と合わせても4~5千円。

自分で掃除をする手間と時間と、なおかつ故障のリスクを考えると、シーズンオフに業者さんにお願いするのが安心でお得な気がしますが、自分で冷却フィンもファンも掃除するとお考えの場合、あとあとエアコンが故障するというような事にだけはならないよう、細心の注意をもって行ってくださいね。

エアコンをきれいに保つコツ

エアコンスイッチオン!

ようやくホコリもカビも除去出来てきれいになったエアコン
この状態を保てるコツをご紹介します。

送風運転をする
冷房を切った後、2時間ぐらい「送風」するとエアコンの中の結露が乾くので、カビ予防になります。
エアコンを使わない期間も、月に一度程度、送風運転をすると湿気を飛ばすことができて、よりベターということです。

冷房をつけたら10分ほど窓をあける
運転開始のすぐ後は、エアコンの中のカビが一斉に吐き出されます。
窓を開けて換気をして、カビを室外に追い出しましょう。

普段からこまめに換気を
エアコンは部屋の空気を吸い込みます。
換気をすると部屋自体の匂いやホコリが減りますので、エアコンに吸い込む生活臭とホコリを減らすことが出来ます。

まとめ

エアコンの匂いの元となるホコリとカビは、エアコンの効きを悪くするので電気代が上がりますし、アレルギーや肺炎の原因でもあるため家族の健康にもよくありません
エアーフィルターや吹き出し口は、自分で簡単に掃除ができるので、2週間に1度の頻度で小まめにホコリを取りましょう。
冷却フィンとファンは、1~3年に1度、掃除が必要です。
エアコンの内部になる冷却フィンと送風機であるファンは、市販されている洗浄用のスプレーを使えば自分で掃除できますが、奥のカビまで除去するのは難しく、故障や水漏れの原因になることがあります。
自分で行う場合は、あとあと故障しないよう、細心の注意が必要です。

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