キャベツの芯には、葉よりもカリウムやカルシウムが多いってご存知でしょうか?
栄養豊富なキャベツの芯は、炒め物や汁物の具にして食べると甘みもあって美味しいので無駄なく使いたいところです。
また、芯を取り除くとキャベツは保存期間が長くなる野菜。
キャベツの芯をくり抜く専用の道具もありますが、道具を使わなくても包丁だけで簡単にキャベツの芯は取ることができます。
そこで本日は、キャベツの芯を包丁だけで取る方法についてお伝えしますね!
キャベツの芯の取り方
キャベツの芯と呼んでいるものは、実はキャベツの茎です。
そして、茎の先端(キャベツの中ですね)に、成長点と呼ばれるキャベツの保存に影響する部位があります。

芯をそのままにしておくと、キャベツは成長を続けます。
成長を続けるために、葉から水分や栄養分をどんどん吸収しますので、鮮度も美味しさも早く落ちてしまいます。
また、キャベツは、1玉丸ごと買ってきて、1玉の状態を保つように1枚ずつ葉をむいて使うことが長持ちのポイント。
1玉の状態で芯を取ってしまうことが、キャベツの上手な保存方法なのです。
1玉丸ごとの状態のキャベツの芯の取り方
- キャベツをひっくり返して芯がある方を上にします
- 芯に沿って、中央に向かって斜めに切り込みを入れます
- 向きを変えて5回ぐらい切込みを入れ1周します
- 芯を回すようにするときれいに取れます!
これで、キャベツの芯が取れました!
芯がなくなると、使う時に1枚ずつ、はがしやすくなるので便利ですよ。
特にロールキャベツは葉が1枚きれいにとれないと包むのも大変ですしね(笑)。
芯をくり抜いてできた穴は、そのままにせずに、濡らしたキッチンペーパーを詰めておきます。
この状態で湿らせた新聞紙でキャベツをくるみ、ポリ袋に入れれば、冷蔵庫で1ヶ月近く保存できますよ。

初めから半分や4分の1にカットされたキャベツも、そのままにしておくと成長し続けるので、やはり芯は取っておきます。
続けてカットされたキャベツの芯の取り方も説明しますね。
半分に切ったキャベツの芯の取り方
- キャベツを縦半分に切ります
- 芯に沿って、片側から中心に向かって斜めに包丁で切込みをいれます
- もう片側から同じように切込みをいれます
- 芯をキャベツから外します

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キャベツは、立てたままでも、寝かしてからでも切りやすい向きに置いて包丁を入れてくださいね。
4分の1玉のキャベツの芯の取り方
- キャベツを片側の断面を下にまな板に寝かせます
- 包丁側から芯に沿って斜め下に芯を切り落とします
- 芯をキャベツから外します
野菜は空気に触れる断面が多いと早く鮮度が落ちます。
カットされたキャベツは、1玉丸ごとより保存期間が短くなるので、早めに使い切るようにしましょう。
とりあえず買ってきたキャベツを急いで冷蔵庫にしまうという時もありますよね。
そんな時は、つまようじを3~4本取り出して、芯に刺しこんでください。
これで、芯の成長が止まります!
さらに3本のつまようじを刺す代わりになる、こんな便利アイテムもあります。
一瞬、”2個も要らんけど”と思いましたが、キャベツと同じように収穫後も成長を続けるレタス・白菜・ブロッコリーにも使えるのだとか。
それなら、2個あっても足りないぐらいかも、、、とちょっと心が揺れています(笑)。
キャベツの芯は栄養たっぷり!

キャベツの葉の栄養成分は、成長するためにどんどん茎(芯)に送られます。
そのため、キャベツ芯は、キャベツの中で最も栄養が高い部分。
キャベツの芯には、カリウムやカルシウムが葉の約2倍も含まれています。
そんな栄養たっぷりの芯を捨てるのは、実にモッタイナイ話です。
くり抜いたキャベツの芯は、薄く切ると炒め物や、スープ・味噌汁に入れると、十分に美味しい具になります。
ちょっと食感が残るぐらいが、甘みと風味も引きだされて美味しく仕上がります。
煮込み過ぎると臭みが出て味が落ちますので、時間には気を付けてくださいね。

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まとめ
キャベツの芯と呼んでいる部分は、キャベツの茎にあたります。
芯の先端は成長点のため、キャベツは芯がある限り、収穫後も成長を続ける野菜なのです。
成長と同時に、葉の部分から水分と栄養をとるため、芯を残していると鮮度が落ちるのも早くなり、保存できる期間も短くなってしまいます。
買ってきたキャベツは、芯を取ることで、長持ちしますし、栄養もしっかり葉に残ります。
1玉丸ごと買ってきて、1玉の状態を保つよう1枚ずつ葉をはがして使うと長持ちしますが、芯を取ると保存期間が倍に延びるほど効果があります。
1玉丸ごとのキャベツの芯は、包丁だけでくるっと切り取ることが出来ます。
キャベツの芯の取り方
- キャベツをひっくり返して芯がある方を上にします
- 芯に沿って、中央に向かって斜めに切り込みを入れます
- 向きを変えて5回ぐらい切込みを入れ1周します
- 芯を回すようにするときれいに取れます!
また、芯の部分は栄養が多く、カリウムやカルシウムは葉の約2倍も含みます。
くり抜いた芯は、捨てずに薄くスライスして、炒め物や汁物の具で美味しくいただけます。
キャベツも野菜室の定番の一つですし、気候の影響で値段が乱高下しやすい野菜でもあります。
芯をくり抜くだけで、長持ちして最後まで使い切れると嬉しいですよね。
慣れると簡単ですので、ぜひ試してみてくださいね!