七五三で必ずもらえる千歳飴。
甘い物なので子どもは喜びますが、いかんせん1回で食べ切るには不向きです。量的にも多いですし、あの長さを子どもが食べると手もべとべとに。
できれば折るか割るかして、小分けにすると子どもでも上手に食べられると思うのですが、縁起物だから折ってはいけないなんてことも聞いたような。
また七五三の年は、神社からだけでなく、幼稚園・写真館などからも千歳飴を貰ったりすると、千歳飴が何本もあって食べるのも飽きてきます。
そこで本日は、まずは千歳飴のまま上手に食べる方法と、飽きてしまった場合に使い切るためのレシピをご紹介しますね。
千歳飴の上手な食べ方
七五三やお宮参りで神社からいただく縁起物の千歳飴。
千歳飴の細長い形には、子どもの長寿を願うという意味があります。
縁起物、かつ長いことに意味がある。こうした理由から、食べやすくするために折ったり割ったりするのは縁起が悪いのではと心配される方も多いですね。
ですが、千歳飴が誕生した江戸時代には、長い千歳飴を“縁起を分ける”ために親戚・近所と分けて食べていましたので、折ってはいけないということはありません。
また、甘い物が少なかった昔と今では、子どもを取り巻くお菓子の種類や量も段違い。適度な大きさにして適切な量を食べる方が、子どもの虫歯予防にもなりますしね。
では、千歳飴を食べやすい大きさに分けていきましょう(笑)。
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千歳飴を食べやすい大きさに
小さくするために、最初に思い浮かべるのは包丁で切ることだと思いますが、千歳飴は意外と固いため包丁で切るのは難しいのです。
キッチンバサミで切ることもできますが、しばらく常温に置いてからでないと、キッチンバサミもかなり力が要ります。
千歳飴を袋に入れたまま包丁の背か、すりこぎ棒・のし棒などで、
こつんと叩いて割ること。
割る前に、キッチンバサミで少し切れ目を入れておき、切れ目を目印に叩くと大きさも調整できていいですね。
千歳飴を小さくしたら、タッパーに入れるか、ラップにくるむかして、冷蔵庫で保存します。コーヒーや紅茶に角砂糖代わりに入れるなんて使い方もOKです。
1年は保存可能ですが、飴も長く置いておくと風味が抜けますし、忘れちゃいそうですよね。
なかなか食べきれない千歳飴を使い切るレシピを次でご紹介していきますね。
千歳飴を使い切るレシピ
食べきれずに残っている千歳飴は砂糖代わりに、煮物に入れたりお菓子作りに使ったりできます。
ただですね、千歳飴も水あめと砂糖から作られたタイプと不二家のミルキー千歳飴では、使えるレシピが変わります。
水あめと砂糖で出来た千歳飴は、ご紹介するレシピに砂糖代わりとして使えますが、ミルキーの千歳飴はお料理には使えないと思っていただけると良いかなと思います。
では、ご紹介していきますね。
砂糖代わりとして料理に使う
- のりの佃煮
- 鍋に入る大きさに千歳飴3本を割り、海苔(お寿司用の全形)7枚をちぎる
- 鍋に、千歳飴・海苔を入れて、水150ml・しょう油大さじ4・みりん大さじ3を加え火にかける
- 水気が無くなってきたら、味を調えて完成
※ミルキーの千歳飴は使えません!
- 鶏などの照り焼きに
お砂糖の代わりに千歳飴を割って使います。
照り焼きの他にも煮物やカレー・シチューに使っても、コクと照りが増して美味しいですよ。
※ミルキーの千歳飴は使えません!
お菓子づくりに活用!
- 生キャラメル
- 千歳飴1.5本(できれば白1、赤0.5)に水50㏄を加え、中火で溶かします
- ブツブツと煮立ちだしたら、お湯30㏄・バター20g・生クリーム30gを加え、煮詰めます
- キャラメル状になったら、キッチンペーパーに流し冷蔵庫で冷やし固め、切り分けます
※キャラメルの手前で火を止めると、キャラメルクリームとしても楽しめます☆
まとめ
七五三といえば千歳飴ですが、子どもが食べきるにはちょっと大変なサイズです。
縁起物のため、折ってはいけないということも聞かれますが、千歳飴が生まれた江戸時代には、縁起を分け合うとして、長い千歳飴を親せきや近所に人に分けていました。
昔と違い今の子どもは甘いお菓子に囲まれていますから、千歳飴は小さく折って食べるほうが子どもの虫歯予防にもなります。
また七五三の年には、神社の他に、幼稚園・保育園や写真館でも千歳飴を貰ったりします。千歳飴が、たくさんあって食べ飽きるということも出てきます。
そんな時は、砂糖代わりに煮物などの料理やお菓子作りに使うと、お砂糖と違うコクや風味が出るのでおすすめです。
千歳飴は、何といっても縁起物ですので、飴として食べくても、お料理などに活用して使い切るようにしたいですね!