普段は全く気にしていなくても、いざ結婚・入籍、地鎮祭・棟上げ・引っ越しなど、人生の一大イベントには日柄が気になるものです。
お日柄といえば、大安・仏滅の六曜がポピュラーではありますが、近ごろでは天赦日や一粒万倍日、不成就日などを耳にする機会が増えてきました。
六曜だけ見て日を決めたら、不成就日ということが分かって、日を変えようかどうか悩むという話もあるようです。
そこで本日は、2019年の不成就日がいつなのかをカレンダーでまとめてきました。
不成就日の凶が消える日もありますので、そちらもあわせてご紹介していきますね!
2019年の不成就日
不成就という名のとおり、不成就日は何事も成就しないという凶日です。
暦の本によると
- 結婚・入籍
- 開店・開業
- 引っ越し・地鎮祭・棟上げ
- 子供の命名
- 契約・納車
などは、避けるべき日とされます。
しかも、不成就日は1ヶ月に約4日、つまり1週間に1度という決して少なくない頻度であるのです。
2019年 | 不成就日 |
1月 | 4日(金)、11日(金)、19日(土)、27日(日) |
2月 | 4日(月)、7日(木)、15日(金)、23日(土) |
3月 | 3日(日)、8日(金)、16日(土)、24日(日) |
4月 | 1日(月)、5日(金)、13日(土)、21日(日)、29日(月) |
5月 | 8日(水)、16日(木)、24日(金) |
6月 | 1日(土)、7日(金)、15日(土)、23日(日) |
7月 | 1日(月)、8日(月)、16日(火)、24日(水) |
8月 | 3日(土)、11日(日)、19日(月)、27日(火)、31日(土) |
9月 | 8日(日)、16日(月)、24日(火)、29日(日) |
10月 | 7日(月)、15日(火)、23日(水)、31日(木) |
11月 | 8日(金)、16日(土)、24日(日) |
12月 | 1日(日)、9日(月)、17日(火)、25日(水)、31日(火) |
この日がいいなと思った日取りが不成就日ということも十分に起こりえるわけです。
では、そんなときはどうしたらいいのでしょうか?
希望の日取りが不成就日だったら?
結婚式や入籍、地鎮祭や引っ越しの日取りが不成就日だったという場合、
- 不成就日を気にするのをやめる
- やっぱり気になるから日取りを変える
と二者択一を迫られます。
不成就日を気にするのをやめる
実は、日本には、不成就日以外にも多くの凶日があり、凶日となっている根拠はあやふやです。

ただ、結婚となるとご両親の手前、日柄を選ばないといけないことも。
そうした場合は最低限、最もポピュラーな六曜(大安・仏滅など)だけは見られてはいかがでしょうか。
六曜が日柄として広まったのは明治時代と意外と日も浅いため、他の日柄と切り離して考えることが可能なのも理由の一つです。
気になるから日取りを変える
結婚式や入籍、地鎮祭や引っ越しは、人生でも大事なイベントです。
重要なイベントの日取りとして、物事が成就しない凶日である不成就日と分かった以上、その日取りはありえない。
将来、何かトラブルが起こったときに、不成就日だったからと後悔するような芽を残しておきたくない。
そう思われるのも当然の話ですし、日取りの変更が可能であれば、迷わず変更なさってくださいね。
ですが、中には日取りの変更ができない場合もありえます。
実は、吉日の中には、重なった凶日の凶を取り去る力のある吉日があります。
詳しく見ていきましょう。
不成就日が凶日でなくなる日がある?!
日本の暦には凶日が多いですが、負けず劣らず多くの吉日があります。
吉日の中には、天赦日など、凶日と重なったときに凶を消し去るとされる吉日が4つあります。
凶日の凶を消し去る吉日
- 天赦日:日本の暦で最上の吉日、何をするのも良い日
- 大明日:天の光に地上が照らされる大吉日
- 天恩日:天からの音を受ける日
- 母倉日:天からの母性に恵まれる日
日柄については、天赦日などと重なっても凶日に変わりはないとする説もあります。
ですが、日柄自体が昔からの民間信仰のようなもので、根拠がはっきりしていないのですから、都合の良い方に解釈すればいいのでは?というのが私の考えです。
どうしても日取りが変えられない方や、不成就日を気にしないでおこうと思ったけど凶が消えるなら嬉しいという方は、次のカレンダーで凶が消える不成就日を確認ください。
なお六曜と、一粒万倍日・三隣亡の情報もカレンダーに入れましたので参考にご覧ください。
不成就日 | 凶を消す吉日 | 六曜 | 参考 | |
1月4日(金) | 先負 | |||
1月11日(金) | 大安 | |||
1月19日(土) | 大明日と重なり凶が消えます | 先勝 | ||
1月27日(日) | 天赦日と重なり凶が消えます | 先負 | 一粒万倍日 | |
2月4日(月) | 大明日と重なり凶が消えます | 大安 | ||
2月7日(木) | 母倉日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
2月15日(金) | 天恩日と重なり凶が消えます | 大安 | ||
2月23日(土) | 先勝 | |||
3月3日(日) | 母倉日と重なり凶が消えます | 先負 | 三隣亡 | |
3月8日(金) | 大明日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
3月16日(土) | 天恩日と重なり凶が消えます | 大安 | ||
3月24日(日) | 大明日と重なり凶が消えます | 先勝 | ||
4月1日(月) | 天恩日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
4月5日(金) | 大明日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
4月13日(土) | 天恩日と重なり凶が消えます | 大安 | ||
4月21日(日) | 先勝 | 一粒万倍日 | ||
4月29日(月) | 先負 | |||
5月8日(水) | 大明日と重なり凶が消えます | 先勝 | ||
5月16日(木) | 天恩日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
5月24日(金) | 大明日と重なり凶が消えます | 大安 | ||
6月1日(土) | 大明日と重なり凶が消えます | 先勝 | ||
6月7日(金) | 先負 | |||
6月15日(土) | 天恩日と重なり凶が消えます | 大安 | ||
6月23日(日) | 母倉日と重なり凶が消えます | 先勝 | ||
7月1日(月) | 先負 | |||
7月8日(月) | 大明日と重なり凶が消えます | 大安 | 一粒万倍日 | 三隣亡 |
7月16日(火) | 先勝 | |||
7月24日(水) | 先負 | |||
8月3日(土) | 大明日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
8月11日(日) | 天恩日と重なり凶が消えます | 大安 | ||
8月19日(月) | 先勝 | 一粒万倍日 | ||
8月27日(火) | 先負 | |||
8月31日(土) | 先負 | 一粒万倍日 | ||
9月8日(日) | 天赦日と重なり凶が消えます | 大安 | 一粒万倍日 | |
9月16日(月) | 大明日と重なり凶が消えます | 先勝 | ||
9月24日(火) | 天恩日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
9月29日(日) | 大明日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
10月7日(月) | 大明日と重なり凶が消えます | 大安 | ||
10月15日(火) | 先勝 | 一粒万倍日 | ||
10月23日(水) | 母倉日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
10月31日(木) | 先勝 | |||
11月8日(金) | 大明日と重なり凶が消えます | 先負 | 一粒万倍日 | |
11月16日(土) | 大安 | |||
11月24日(日) | 天恩日と重なり凶が消えます | 先勝 | ||
12月1日(日) | 大明日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
12月9日(月) | 天恩日と重なり凶が消えます | 大安 | ||
12月17日(火) | 先勝 | 一粒万倍日 | ||
12月25日(水) | 母倉日と重なり凶が消えます | 先負 | ||
12月31日(火) | 大明日と重なり凶が消えます | 大安 | 三隣亡 |
まとめ
不成就日は、何事も成就しないとされる凶日です。
- 結婚・入籍
- 開店・開業
- 引っ越し・地鎮祭・棟上げ
- 子供の命名
- 契約・納車
などは、避けたほうが良いとされています。
しかし不成就日は、1ヶ月に約4日もあり、決して少なくはありません。
結婚や地鎮祭など、人生で大事なイベントの日取りを選んだら不成就日だったということも起こりえます。
不成就などの日柄は、根拠があやふやです。
結婚などは周囲を配慮して六曜は参考にしても、不成就日を気にせず日取りを決めるのも全く問題ないと思います。
凶日と分かったからには気になるのも当然の話ですので、日取りの変更が可能であれば、日を選びなおしましょう。
ですが、もし日取りの変更ができないような場合、凶日と重なったときに凶を消す吉日が存在します。
凶日はどこまで行っても凶日という考えもありますが、結局は民間信仰ですので都合よく考えて良いのではないでしょうか。
ちなみに
日取りが変更できない方や、気にしないとは言ったもののやはり気になるという方は、残った16日だけを不成就日として確認ください!
凶を消す吉日と重ならない不成就日
- 1月4日(金)
- 1月11日(金)
- 2月23日(土)
- 4月21日(日)
- 4月29日(月)
- 6月7日(金)
- 7月1日(月)
- 7月16日(火)
- 7月24日(水)
- 8月19日(月)
- 8月27日(火)
- 8月31日(土)
- 10月15日(火)
- 10月31日(木)
- 11月16日(土)
- 12月17日(火)