頬がこけていると10歳老けて見えると言いますよね。
そこまで極端なことってある?と思っていたのですが、先日、髪を切ってショートにしたところ、真実だと実感してしまいました。。。
ショートで、フェースラインが出たのはいいのですが、頬の丸みが消えた横顔が、我ながらすごく貧相で本当にショックでした。
そこで、何とか頬をふっくらさせる方法はないものかと調べてみましたので、本日はその内容をお伝えしてきますね。
■目次
頬から“ふっくら”が失われる原因
ふっくらした頬を取り戻すための方法の前に、どうして頬がこけてしまうのか、その原因からお伝えしていきますね。
頬には、顔の脂肪の約半分が集まっています。
脂肪が頬の高い位置にあると、頬はふっくらと丸みのある状態です。
言い換えると
- 頬の脂肪の位置が下がる
- 頬の脂肪が減る
ために、頬がこけてしまうのです。
こうした頬こけの原因となるのが、加齢と日常のふとした動作なのです。
年齢が原因で顔が痩せてしまう
悲しいことに年齢とともに、筋肉や肌のはりは失われてしまいます。
この2つも頬がこける原因ですが、減量も頬からふっくらした丸みを奪う原因になります。
減量からくる顔痩せ
若いときは、減量で痩せても、頬のお肉が落ちることはありません。
確かに、町ゆくお嬢さんたち、すらっとしていても丸くて可愛い頬をしています。
ところが、中高年になってダイエットなどで体重を落とすと、頬の脂肪も同じように落ちます。
減量に成功したのはいいけれど、頬がしぼんで疲れたように見えるという意図していない結果も招いてしまうわけですね。
筋肉の衰えからくる頬のたるみ
頬の脂肪は、目じりから口元にかけて伸びる大頬骨筋(だいきょうこつきん)と小頬骨筋(しょうきょうこつきん)という2つに筋肉に支えられています。
この2つは、細くて長い筋肉のため、年齢とともに薄くなりやすい特性があります。
筋肉の支えを失った頬の脂肪は、下に落ちます。
すると、頬がたるみ、へこみやくぼみが出来てしまうのです。
肌の衰えからくる頬のたるみ
肌の張りを生み出しているのは、真皮にふくまれるコラーゲンです。
これまた悲しいデータですが、50代の肌に含まれるコラーゲンは、20代の半分の量しかありません。
顔の表情筋と皮膚は繋がっていて、お互いを支えあい影響しあっています。
- 肌のはりが無くなると表情筋にも影響がある
- 表情筋が衰えると顔の皮膚が下がる
この悪循環が、頬のたるみを引き起こす一因です。
日常の動作が頬をたるませている
さて、頬をたるませる原因は加齢だけではありません。
- 猫背、肘をつく
- 誤ったマッサージ
- 無口・無表情、片側で噛む癖
日常の動作が原因となる頬のたるみは、若い方にも関係してきます。
詳しく見ていきましょう。
猫背や肘をつく姿勢が頬をたるませる
パソコンやスマホ画面を見るときは、顔がうつむいて猫背になりがちです。
またデスクワークのときは、無意識に肘をついていることが、往々にしてあります。
猫背や肘をつく姿勢は、顔に下方向の力がかかって頬のたるみを生じさせます。
若い方で頬がたるんでしまったという場合は、猫背が原因になっていることが多いそうです。
パソコンもスマホも生活に密着していますから、自分の普段の姿勢を気をつけてみるといいですね。
誤ったマッサージで頬がたるむ
肌のはりや潤いを保つためのマッサージですが、力を入れすぎると肌には逆効果。
すでに、たるんでいる個所をマッサージすると、よりたるむことにもなります。
美容のためにしていることが、頬こけの原因となるのは、何とも悲しい話ですので、マッサージのやりすぎは控えましょう。
無口・無表情、片側噛みでも頬はたるむ
毎日の会話の量が少なく、表情が乏しいと、顔の筋肉が衰え、頬のたるみの原因になります。
また、食事のときに右だけ、左だけで噛む癖があると、表情筋のバランスが崩れて頬がたるんでしまうのです。
ここまで頬が痩せる原因を見てきましたが、ポイントは表情筋にあることが見えてきましたね。
では、いよいよ頬をふっくらさせる方法をお伝えしていきますね。
頬をふっくらさせる方法
頬をふっくらさせるために必要なのは、頬の丸みをつくっている脂肪が乗っている表情筋を鍛えること。
そのためには
- 表情筋を鍛える体操
- 頬をたるませる日常動作を控える
といった方法があります。
順番に見ていきますね。
表情筋をきたえて頬をふっくらとリフトアップ
頬をふっくらさせる体操は、いろいろありますが、顔全体を動かす「あいうえお体操」と頬こけ防止トレーニングの動画をご紹介しましょう。
あいうえお体操
- 「あ」:大きく口を開いて「あー」と発する
- 「い」:口を思いきり横に伸ばしながら「いー」と発する
- 「う」:口を小さくすぼめながら「うー」と発する
- 「え」:口を真四角にする気持ちで「えー」と発する
- 「お」:口を縦長に丸く開けて「おー」と発する
*それぞれ10秒間ずつ発生し、「あいうえお」を3回繰り返します。
最初は頬が痛くなりますが、「あいうえお体操」のようなトレーニングは継続が大切です。
お風呂タイムや朝の洗顔後など、毎日、時間を決めて、鏡を見ながら行うようにしましょう。
頬こけ防止トレーニング

いつも笑顔なので、自分の周りも気分よく過ごせるのも、ナイスですよね。

日常の動作を見直して頬をふっくらさせる
毎日の積み重ねだけに、日常の動作を見直すことも、ふっくら頬を取り戻すために効果的です。
姿勢を良くする
まずは、正しい姿勢で座るようにしましょう。
椅子の背もたれの下の方、腰に当たる部分にタオルやクッションを置くと、それだけで、意識せずに正しい姿勢で座ることができます。
また、座ったままでできる肩甲骨の周りをほぐす体操を時々行うと、血行も良くなり、胸を張る姿勢をとりやすくなります。
座ったままでできる肩甲骨の周りをほぐす体操
- 両肘を後ろに引いて、肩甲骨を背中の真ん中に引き寄せる
- 両腕を前に伸ばして、肩甲骨を開く。
食事を噛む回数を増やす
食事は、1口につき30回以上噛んだ方が良いと聞きますよね。
消化のためだけではく、よく噛むとあごの筋肉を鍛えることにもなり、かつ満腹感を得やすいのでダイエットにもなるのです。
ただし、くれぐれも片側噛みにならないよう、しっかりと左右均等に30回噛むようにしてくださいね。
まとめ
頬痩せや頬のたるみは、加齢や日常の動作などで、
- 顔の表情筋が頬の脂肪を支えきれなくなった
- 頬の脂肪が減ってしまった
結果、引きおこります。
ふっくらとした頬を取り戻すためには、口角を引き上げて表情筋を鍛える体操や正しい姿勢をとること。
最初の内は、30秒という短時間でも頬が耐えられなくなるほどですので、頬の筋肉が衰えていたことがよく分かります。
継続しないと効果も出てきませんが、ふっくらと丸いとまではいかなくても、頬のへこみ解消目指して頑張ります!