神社でのお参りの仕方!敬う気持ちをもって正しくお参りを!


お正月の初詣はもちろんのこと、お宮参り、七五三、受験の合格祈願と、折に触れて神社にはお参りをします。
中には、神社で結婚式を挙げる方もいらっしゃることでしょう。

それほど生活に溶け込んでいる神社へのお参りですが、知っているようで知らないのがお参りの仕方です。

私も以前はお参りの仕方をそんなに気にしていなかったのですが、お茶を習っていた時に手水(ちょうず)の仕方を教わったことをきっかけにお参りの仕方そのものも知っておかねばと思いました。
実際、正しい作法で参拝できていると思うと、お参りのときに清々しい気持ちになれるので知ってよかったと思います。

一度覚えてしまえば、それ以降は自信をもってお参りができるようになります!
神様を敬う気持ちをもってお参りすることが一番大切ですが、正しいお参りの仕方を知って、神社参拝をより実りのあるものにしてみてください

東京神社庁の動画もお借りして、詳しくお伝えしていきます。

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鳥居を一歩くぐれば神社の中

神社のお参りの仕方top
京都フリー写真素材

神社の内と外をわける境界にある鳥居。
つまり鳥居を一歩くぐると、そこからは神様がいらっしゃるご神域です。

友人の家や営業先の会社など、どこを訪問するときも黙っては入りませんよね。
鳥居をくぐるときも、軽くおじぎをして神様にご挨拶をしてから神社に入っていきましょう。

なお、神社ではおじぎの深さに2種類あります。
鳥居をくぐるときの軽いおじぎは「揖(ゆう)」と言い、後ほど説明する参拝の時の深いおじぎは「拝(はい)」と言います。

鳥居をくぐるときは、「揖」を1回しますので、これを「一揖(いちゆう)」と呼びます。

鳥居の起源

天岩戸にお隠れになった天照大御神を誘い出すために八百万の神様たちが鶏を鳴かせたことにちなんで、神前に鶏の止まり木を置いたことから、「鶏が居る」が「鳥居」になったとする説がある一方で、外国から伝わってきたという説もあります。
その外国も、インド説、中国説、朝鮮半島説、はてはユダヤ(イスラエル)説まで、多岐にわたっており、考古学的にははっきりとしたことは分かっていません。

鳥居から神前までの作法

鳥居をくぐり神前に向かいますが、神前までの参道を歩くうえで守ること、神前に立つ前のお清めについて確認しましょう。

参道は神様の道

鳥居から神前までの参道は神様の通られる道なので、私たち参拝者は真ん中である「正中(せいちゅう)」を外して歩かないといけません

もし真ん中を横切るようなときも、黙って突っ切るのではなく、軽くおじぎをするか、中央で神前に向かって一礼してから横切るようにしましょうね。

「手水(ちょうず)」で身を清めてから神前に

神前に立ってお参りする前に、参道の脇にある「手水舎(てみずや)」で「手水(ちょうず)」をします。

この「手水」は、昔の精進潔斎や禊の代わりとなる大事なお清めです。
家で手を洗ってきたから大丈夫と考えて、省いてはいけませんよ!

「手水」では、手と口を清めていきますが、作法がありますので、ここでしっかり覚えましょう。

    「手水」の作法

  1. 柄杓を右手に持って、水を汲みます。水を汲むのはこの1回です。
  2. 汲んだ水で左手を清めます。
  3. 柄杓を左手に持ちかえて、今後は右手を清めます。
  4. 柄杓を再び右手で持ち、左手の平に水を注ぎ、その水で口をすすぎます。
  5. もう一度左手を清めます。
  6. 柄杓を両手で立てるようにして、残った水を柄に伝わせるようにし、柄を清めます。
  7. 柄杓を元の場所に戻します。
  8. 柄杓を口に付けてはいけません!

東京都神社庁が作成された手水の仕方の動画をご紹介します。
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この「手水」は、お茶会で茶室に入る前に「蹲踞(つくばい)」で身を清める「手水」と同じ作法です。
覚えておくとお茶会のときにも助かりますよ!

神様にお参りする

神社手水舎
「手水」での清めを終えて、いよいよ神様のお参りをしますが、神様へのお参りには初詣などの「一般参拝」と、お宮参りなどで昇殿する「正式参拝」でそれぞれお参りの仕方が違ってきます。

「一般参拝」と「正式参拝」に分けて見ていきましょう。

初詣などの一般参拝の仕方

初詣やちょっとしたお参りは、この一般参拝にあたります。

まずは軽くおじぎをして神前に進みましょう。
初詣で混んでいる時などは仕方ありませんが、このときも真ん中を外して少し脇に寄ることを忘れないように!

お賽銭は神様へのお供え物

お賽銭は、本来は祈願が成就しお礼参りをするときに供えるお礼の金銭のことでした。

それが、神様に供える布である「幣帛(へいはく)」の代わりに金銭=お賽銭を備えるように形を変えたものです。

よくお賽銭を投げ入れると言いますよね。
確かに初詣で賽銭箱の前も押し合い圧し合いだと、賽銭箱めがけて投げ入れるという感は否定できませんが、お賽銭は神様へお供え物ですので、投げ入れるのはよろしくありません。

自分の穢れや厄災を取り除いてくださいという祈りを神様への畏敬の念をもって、お賽銭は静かに置くように賽銭箱に入れる、これが正しい作法です。

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鈴の音で魔除けとお祓い

鈴には、昔から魔除けの力があると言われています。

神前に鈴がある場合は、鈴を鳴らし、その音色でもう一度自らを祓い清めると同時に、神様にお参りしたことをお知らせします。

神前でのお参りは二拝二拍手一拝

いよいよお参りをします。
先ほども述べましたが、お参りの際にも真ん中を避けて少し脇に寄ってお参りしましょう。

この時のお参りの仕方を「二拝二拍手一拝」もしくは「二礼二拍手一礼」と言います
聞いたことありますよね!

「拝」というのは、背筋を伸ばして腰を90度に折る深々としたおじぎを意味します。
「拍手」は、自分で素手であり、神様に対して邪心が無いことを示すためと言われています。

二拝もしくは二礼
神前に向かって、2回深いおじぎをします。

二拍手
両手を伸ばし、次に手の平を合わせます。
右手を少し引き下げて、指先を左手の第一関節に合わせます。
肩幅の広さに両手を広げて拍手を二回おこないます。
手を合わせてお祈りします。

このとき、「祓え給い、清め給え、神(かむ)ながら守り給い、幸(さきわ)え給え」と唱えてもよいです。
“お祓いください、お清めください、神様の力によりお守りください、幸せにしてください”という祈りになります。

一拝もしくは一礼
お祈りが終われば手をおろし、深いおじぎを1回します。

東京都神社庁が作成された参拝の仕方の動画をご紹介します。

昇殿する正式参拝

わが子の健やかな成長を祈るお宮参りや七五三、厄年の厄除けなど、特別に祈願したいことがあるときは、拝殿にあがり神職の神事を受ける正式参拝をします。

拝殿に上がることからも昇殿参拝ともいいますが、事前に予約をしておくか、予約をしていなかった場合は社務所で申し込んで正式参拝を受けます。

お参りの服装

神社では、神職は正装されています。

昇殿しての参拝ですので、男性はスーツにネクタイ、女性も同じくスーツやワンピースなどフォーマル感のある服装がふさわしいですね。

一般参拝の時は、そこまでの服装は要りませんが、神様の前に立つと考えれば、身だしなみが整った服装をしてお参りしましょう!

祈祷を受けるときの熨斗袋の表書き

祈祷を受ける時に供える熨斗袋には、「初穂料(はつほりょう)」または「御玉串料」と表書きをします。

「初穂料」というのは、その年に初めて収穫された稲穂は神様にお供えされていた故事にのっとった名称。

また玉串は、あらたまった参拝や祈祷、祭典などで神前に玉串を供えることから表書きとしても使われるようになりました。

昇殿して参拝する

では、昇殿してからの参拝の仕方について順番に確認しましょう。

    「正式参拝」の作法

  1. 昇殿し、決められた位置につきます。
  2. 神職が祓詞(はらえことば)を唱えながら、大麻(おおぬさ)で参拝者と場を清めます。
  3. この間、頭を下げて、お祓いを受けます。
    大麻は、柳や桃の木を芯にして麻や紙垂(しで)をつけたもので、邪気を祓います。

  4. 神職が神前に向かって一拝するので、一緒に一礼する。
  5. 神職が神饌(神前への供え物)を行う。
  6. 神職が祝詞を神様に奏上する。その間、頭を下げて聞き入る。
  7. 玉串を拝礼する
  8. 玉串は、祈願やお祭りで神様にささげる榊の枝をいい、榊の枝に木綿(ゆう)や紙垂などをとりつけたものです。
    玉串をささげる作法もご紹介しておきますね。

    • 玉串の先を時計回りに90度回す
    • 左手を下げて、元をもち祈念をこめる
    • 玉串をさらに時計回りに90度回す
    • 右手を離して、玉串の中ほどを下から支え、話した左手を右手下に添える。
    • やや進んで、榊のもとを神前に向けて案上におきます。
  9. 二拝二拍手一拝を行う
  10. 神前の供え物を下げる撤饌が行われる
  11. 神職の一拝とあわせて一礼する
  12. 神前からおろした供え物をいただく直会を行う
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神社を出る時も一揖を

お参りを終えて神社を出る時も、参道は真ん中を歩いてはいけません。
そして、鳥居を出たら神社の方に向き直り、軽いおじぎ「一揖(いちゆう)」をして帰りましょう

黙って訪問先を出ないことと同じですね。
何事も礼に始まり礼に終わるということと考えれば、とても納得のいくことです。

また祈願が成就したときには、ちゃんとお礼を忘れずにお参りをしましょうね。

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まとめ

神社には、身を清める「手水(ちょうず)」や、おじぎも「揖(ゆう)」「拝(はい)」の2種類の使い分け、そして二拝二拍手一拝などのお参りの仕方があります。

参拝にも、初詣のような拝殿に上がらない一般参拝と、お宮参り・七五三のような拝殿に上がる特別参拝があり、それぞれでお参りの作法がことなってきます。

また、鳥居をくぐるとき、参拝を終えて出る時に、軽くおじぎをして神様に挨拶をすることは基本中の基本です。

鳥居をくぐれば、そこは神様のいらっしゃる神聖な場です。
神様を敬う心を大切に、心身を正してお参りをしましょう。


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