家事

衣替えのやり方が分からない!基本のステップを分かりやすく総まとめ

基本、おしゃれ大好きですので、春夏秋冬という季節があって、季節ごとに違うアイテムが楽しめる国に生まれて良かったなぁと思っています。

でも、おしゃれの楽しみと衣替えの面倒くささは別物ですよね(笑)。

1年オールシーズンが収納できる広くて大きいクローゼットがあれば衣替えはしなくて済むのでしょうが、そんなわけにも行きません。春と秋、1年に最低2回は避けては通れないのが衣替えです。

ただこの年に2回という数字は、物事の方法を覚える回数としては少ないので、基本のやり方をしっかり押さえておかないと手間と時間ばかり掛かりかねません。

そこで、本日は衣替えの時期の目安や洗濯・収納まで、基本のやり方をご紹介したいと思います。面倒な衣替えが少しでも簡単になれば幸いです~。

衣替えの基本のやり方!

衣替えやり方top
初めに、衣替えの基本的なやり方を確認したいと思います。

  1. 衣替えをする日を決める
  2. 制服のように日程ありきではなく、気温を目安に考えましょう。

  3. これからの季節の洋服を収納から取り出す
  4. ここで洗濯される人もいらっしゃいますね。

  5. しまう季節の洋服をクローゼットやタンスから出す
  6. ②と③は前後してもOKです。

  7. これからの季節の洋服をクローゼットやタンスに収納する
  8. しまう季節の洋服を収納に入れる物、捨てる物、洗濯する物に振り分ける
  9. 収納スペースとしまう洋服の量があっていないと、収納するだけで大変ですので、このステップは重要ですよ。

  10. しまう季節の洋服を収納前に洗濯する
  11. ここで汚れたまま収納すると洋服が虫食いにあいます。ある意味、一番面倒なところですが、きちんと確認しましょう!

  12. 洗濯の終わったしまう季節の洋服を収納する
  13. これでようやく衣替え完了です。お疲れ様でした!

洋服を入れ替えるだけなのですが、こうして改めて書き出すと、ステップが細かいことが分かりますね!また、それぞれにポイントやコツがあるので、やっぱり年に2回もすればお腹いっぱいです(笑)

衣替えのやり方を

  • 衣替えの時期の決め方
  • 衣替えの収納のコツ
  • しまう洋服の洗濯方法

の3つに分けて、ポイントやコツを説明していきますね。

衣替えの時期の決め方

学校や会社の制服は、夏に向かうときは6月1日、冬に向かうときは10月1日が衣替えの日と決まっているところが多いですね。

最近は柔軟に対応されているところもあるようですが、こうして日程が決まっていると、まだ暑くても長袖に、どんなに肌寒くても半袖に切り替わるというのも大変な話です。

それだけ、気温によって快適な服装は変わってくるからこそ、衣替えをどの時期にするかは重要なポイントです。

季節の変わり方は毎年違いますし、南北に長く日本は地域によってもずいぶん気温差があります。春の衣替え、秋の衣替えをいつするか目安となる気温と時期が分かると計画が立てやすいですよ

衣替えの収納のコツ

収納はスペースをしまう物の量が超えていると本当に大変です。

私も衣替えのたびに、“今シーズンはもう服は買わない!”と、あまり役に立たない誓いを立てては、次の衣替えで、“私のバカ!”と反省しながら衣替えをしています。(全く学習できていませんね(笑))

よくおしゃれ上手な方のエッセーとかで、「1枚買ったら1枚捨てる」という極意が語られていますが、衣替えをスムーズに進めるコツは、要らない洋服・着ない洋服を処分できるかどうかにかかっています

勿体ないと思う気持ちはよく分かります!
でも、着ない洋服をしまうスペースの確保と手間、そして次のシーズンも置いておこうかどうしようか悩むであろうことを思うと、こうした労力を省くために捨てるという決断も必要ですよ。

しまう洋服の洗濯方法

これからの季節の洋服を着る前に洗濯されるご家庭もあるようですが、ここでご紹介するのは、しまう洋服の洗濯方法です。

使う洗剤は基本、おしゃれ着洗い用の中性洗剤。中性洗剤で洗濯するポイントもこの機会に知っておくと安心ですよ。

洗濯用中性洗剤top
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衣類を黄ばませないしまい洗い

特に夏物をしまう時は、汗や皮脂をしっかりと落として収納しないと、翌シーズンに出してみたら黄ばんでしまったり嫌な臭いがついていたりします。

そうした黄ばみは、普段の洗濯では、見た目はきれいでも繊維の奥の汗や皮脂を落としきれていないことが原因なんですよ。

そんな黄ばみや嫌な臭いを発生させないためにも、衣替えのときのしまい洗いは大切です。

しまい洗いをするときは、お風呂の残り湯は使ってはいけません。お風呂の残り湯の垢(たんぱく質)は普段の洗濯では問題ありませんが、衣替えでは長くしまうことになるので、黄ばみや臭いの原因になってしまうのです。

また、カビの多い洗濯槽で洗うと、衣類にカビがはえる危険がありますので、洗濯槽のカビとりをしてから洗濯するようにします。

そして、衣替えのときのしまい洗いには、繊維の奥まできれいに洗える”魔法の水”が、超おすすめです。

「魔法の水」を使った洗濯方法

    用意する物

  • 重曹 大さじ1杯
  • 液体の酸素系衣料用漂白剤 大さじ3杯
  • 食器用中性洗剤 3滴
    洗濯の仕方

  1. 用意した重曹と洗剤を軽く混ぜる
  2. きれいなタオルを下に敷き、歯ブラシに「魔法の水」をつけてエリや袖口に塗って広げる
  3. 衣類を傷めないよう、こすらずにたたくように塗る
  4. 「魔法の水」をすすいでから、手洗いもしくは洗濯機へ

私は”魔法の水”を知ってから、普段、白いシャツを洗う時にも“魔法の水”を使うようになりました。襟も袖も本当にきれいになりますよ。

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劣化しやすいポリウレタン混紡衣類を家で洗う

ただ、洋服は素材やデザインによって、家で洗えるものとクリーニングに出さないといけないものが分かれます。また家で洗えるものも、洗濯機で回していいのか、手洗いにしないといけないのか悩ましいですね。

洗濯できるかどうかは、洗濯表示で洗濯機もしくは手洗いの表示があるかを確認して判断します。もし家洗い不可の表示でも、素材によっては洗えることも多いです。

実際、私も素材が綿・麻・ポリエステル・ウールが90%以上なものは、ほとんど家で洗っています。(デザインが繊細なものはクリーニングに出します!)

特に最近は、ストレッチ性を持たせるためにポリウレタンが入っている衣類が多いですよね。ポリウレタン混紡(ポリウレタン10%未満)の洋服も注意点さえ守れば、家で洗濯できます。

    ポリウレタン素材を洗濯する6つのポイント

  • 洗う水温は30度以下
  • 洗剤は中性洗剤を使う(塩素系漂白剤は厳禁)
  • 強い力で洗わない
  • 脱水は短時間
  • 干すときは陰干し
  • スチームアイロンは厳禁

ポリウレタンは、劣化しやすい素材ですので、洗濯機洗いは厳禁ですよ!

ポリウレタン洗濯方法top
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手洗い表示のものは、もちろん家で洗う。ドライクリーニング表示であっても、綿・麻・ポリエステル素材であれば、やっぱり家で洗う。 という考えで、綿90%以上にポリウレタンが混紡の服も、綿100%の服と同じ ...

こう洗えばセーターも縮む心配なし!

冬物はスカートもウール素材が多かったりしますので、夏物をしまう時よりクリーニング屋さんに出す率が高くなりますね。その方が安心というところもありつつ、クリーニング代もバカにならない出費です。

またクリーニング屋さんは基本石油系の溶剤を使うドライクリーニングがメインなので、汗汚れは落とせませんし、洗い上がりの臭いが気になるという方もいらっしゃるのでは。

実は私もあの臭いが苦手な一人。節約もかねて、私は家でほとんどのセーターを洗っています。家で洗う場合の注意点さえ守れば、普通のウールセーターは縮むこともなく大丈夫ですよ!

もちろん、セーターについても家洗いがOKかは洗濯表示を確認してからです。そして、目立たない場所で中性洗剤の原液を少しつけて色落ちチェックをして、大丈夫なようならGo!です。

セーターを家で洗うときの注意点と洗い方をご紹介しますね。

    セーターの縮み・型崩れ、毛玉、色落ち防止のための大事なポイント

  • セーターを裏返して洗いやすい大きさにたたむ
  • 黒など色の濃いセーターと白など薄い色のセーターは分けて洗う
  • 洗剤はおしゃれ着洗い(中性洗剤)を使う
  • 必ず水で洗う(ぬるま湯も避ける)
  • 優しく押し洗い
    セーターを洗濯する手順

  1. セーター同士がこすれて毛玉ができるのを防ぐためにセーターを裏返して洗いやすい大きさにたたむ
    • ■たたみ方のポイント

    • ボタンがあるものは、ボタンをとめる
    • 汚れやすい襟ぐりや裾・袖が、表面に来るようたたむ
    • 洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットより一回り小さくたたむ
  2. 水に対してきめられた量のおしゃれ着洗い洗剤を水に入れる
  3. 縮みや毛玉を作らないよう優しく洗う
  4. たたんだ形を保ったまま軽く脱水する
  5. 水を変えながらセーターを泳がせるようにすすぐ
  6. 30秒~1分程度、脱水する

洗濯したセーターは水を含んで重くなっています。水の重みで型崩れを起こさないよう、日陰(変色防止)で平干しが鉄則です!

変な形が付いた状態で乾くと、元に戻すのは難しいので、干すときにはきちんと形を整えることも忘れないでくださいね。

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アイロンの汚れで洗濯物を汚さないでね!

せっかく洗濯できれいになった洋服をアイロンがけで汚しては大ショック!ですね。
アイロンの汚れは、洗濯のりが付着して出来ることがほとんどです。使った後に、アイロンが冷めたらアイロン面を拭き取ってからしまうようにすれば、いつでもきれいなアイロンが使えますよ。

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アイロンの汚れの落とし方!焦げ付き落としから日常のお手入れまで!

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布団の衣替えも体調管理には必須!

衣替えというと衣類のことだと思いがちですが、布団や寝具を気温に応じて変えることも衣替えの一つです。

衣類も気温とあっていないと体調不良の原因になりますが、布団の場合は体調への影響が衣類より大きいです。冷え込む冬の日や梅雨寒の日に、肌寒さを感じながら寝ていると、私なんかはてきめん風邪を引きます。

布団は、室温に合わせて、衣類以上に小まめな衣替えや調節が必要です。衣類よりカサも大きい布団ですが、洋服のように1シーズンで増えるということがないのが救いですね(笑)。

ちょっと寒いな、暑いくなったなという気温の変化に合わせた布団でしっかりと体調管理をしましょう!

まとめ

衣替えは、季節の移り変わりに合わせて、快適な服装をするためには欠かせません。

少なくとも年に2回行うことになる衣替えの基本的なやり方は次のとおりです。

  1. 衣替えをする日を決める
  2. これからの季節の洋服を収納から取り出す
  3. しまう季節の洋服をクローゼットやタンスから出す(②と③は前後してもOK)
  4. これからの季節の洋服をクローゼットやタンスに収納する
  5. しまう季節の洋服を収納に入れる物、捨てる物、洗濯する物に振り分ける
  6. しまう季節の洋服を収納前に洗濯する
  7. 洗濯の終わったしまう季節の洋服を収納する

こうして最後の洗濯を終えた衣類の収納までを考えると、やはり衣替えは重労働ですね。

ただ事前にやり方やそれぞれのポイントが分かっているとスムーズに進めることができますので、ぜひ参考になさってください~。




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