えびす様に小判に鯛にと、縁起物づくしの熊手は見ているだけで楽しい気持ちになってきますよね。
ですが、縁起物の熊手は、大きさもそこそこあって、倒れやすいため飾り方が悩みどころ。
さらには、福をかき集めるのに良い熊手を向ける方角があるというではないですか。
そんな方角があるなら、ぜひ知りたいですよね。
そこで本日は、熊手の飾り方と、福をごっそりかき集める飾る向きについてお伝えしていきますね!
熊手の飾り方!
東の酉の市、西の十日戎と、商売繁盛を願う縁日で大人気なのが熊手です。
お商売をしている人にはもちろんのこと、商売をしていない人にとっても熊手は幸運・金運をかき集める開運の縁起物。
そんな縁起物の熊手の飾り方には3つのポイントがあります。
熊手を飾るときのポイント
- 人が集まる明るく清潔で高い場所に飾る
- 北向きを避けて招福したい方角に向ける
- 熊手を倒れないように飾る
では、詳しく見ていきましょう!
熊手は清潔で高い場所に飾る
熊手は先ほど述べたとおり、
- 人が集まる明るい場所
- 清潔で高い場所
に飾ります。
熊手が神社からいただいたものなら、御札と同じと考えて神棚に飾るのがベスト。
熊手のサイズが大きくて神棚に飾れない場合や露店で買った熊手の場合は、リビングや玄関などの少し高い位置に飾るといいでしょう。
(天井につかえないよう注意してください)
その場合、高い場所は、つい掃除がおろそかになりがちです。
熊手がホコリで真っ白ということにならないよう、小まめに掃除することをお忘れなく。。。
熊手は招福したい方角に向ける
さて、続いて熊手を向ける方角ですが、北向きを避けるという以外は守らないといけないことはありません。
ですが、せっかく福をかき集めるという熊手を飾るわけですから、しっかり招福できる方角をご紹介しますね。
しっかり福をかき集める方角!
- 2020年の恵方
- 叶えたい願望に関係のある方角
その年の最も良い方角である恵方、2020年は西南西です!
例えば受験生のいるご家庭の場合、志望校のある方角に熊手を向けてくださいね。
熊手を倒れないように飾る
熊手は、前の年より大きなものを買うと良いということもあって、大きなサイズを飾ることが多くなります。
大きなサイズの熊手ほど、上が重くなるため、立てかけるだけではバランスを崩して倒れてしまいます。
倒れれば、また起こせばいいのですが、縁起物だけに倒れてほしくはありませんよね(笑)。
倒れないようにするには、固定するのが一番ですが、だからといって画びょうなどを使うと熊手を傷つけるのでおススメできません。
熊手を傷つけず、かつ倒れない方法を2つご紹介しましょう。
熊手が倒れない飾り方
- 熊手にひもを通し、飾る場所にひもを引っ掛ける
- ペットボトルの下を切り取ったものに熊手を立てる(重しに塩やビー玉などを入れてください)
熊手の飾り方も分かりましたので、続いて熊手が縁起物となった由来についてを見ていきましょう。
熊手が縁起物になった由来とは?
本来、熊手とは、曲がった爪状のものが扇状に柄に何本かついている道具の名称でした。
- 細く割られた竹が長い柄についている熊手は、農作業や庭掃除に使われます
- 金属やプラスチック製で短い柄の熊手は、庭作業や砂遊びなどに使われます
酉の市の露店でも、最初は農具として熊手を扱っていたそうです。
それが、「福をかき集める」「福を掃きこむ」と、洒落っけのある口上で売られ出すと、それが縁日に来ていた人たちに受けたのですね。
「福をかきこむ」雰囲気を出すために、えびす様や七福神、小判や鯛に招き猫と、どんどん縁起物の飾りが付けられるようになり、大きな熊手が登場することに。
現在では、鷲神社でも「かっこめ」と呼ばれる熊手のお守りが、酉の市の時期だけ授与されています。
さすがに露店の熊手ほど賑やかではありませんが、ネットでは授与いただけるので、興味のある方はこちらからどうぞ ⇒ 鷲神社の熊手御守
まとめ
酉の市や十日戎の露店で売られる熊手は、商売繁盛・開運の縁起物として人気です。
縁起物の熊手の飾り方には、ポイントが3つあります。
熊手を飾るポイント
- 人が集まる明るく清潔で高い場所に飾る
- 北向きを避けて招福したい方角に向ける
- 熊手を倒れないように飾る
神社から授与された熊手は御札と同じと考えて、神棚に飾るのがベストですが、大きい熊手だと神棚に飾れないということは十分にあり得ます。
神棚に飾れない場合や露店で買った熊手を飾る場合は、リビングや玄関などの少し高い場所に飾るようにしましょう
熊手を飾る向きは、
- 2020年の恵方の西南西
- 志望校のある方角など、叶えたい願望に関係のある方角
にすると、福をかき集めるとされます。
熊手は、商売繁盛だけでなく、家庭運や健康・勝負運、はては恋愛運まで開けるという万能の縁起物なのだとか。
しっかりと招福して、大いに開運と行きたいですね!