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納豆は消化にいい食べ物!納豆菌が生みだす消化酵素の強力パワー!

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良質なたんぱく質がたっぷりな納豆は、「納豆どきの医者知らず」ということわざがあるほど、健康に良い食べ物です。

ところが、消化に関してだけは、胃腸の調子が悪いときに納豆は食べてはいけないという話が。

かと思えば、栄養も高く消化もいい納豆を不調時こそ食べるべきという話もあり、どちらを信じればいいのか、悩んでしまいますよね。

そこで本日は、納豆が本当は消化にいいのかどうか、理由も含めて詳しくお伝えしていきますね!

納豆は消化にいい食べ物!

納豆消化にいいtop
結論から始めますと、納豆は消化にいい食べ物です。

納豆が消化にいい食べ物である理由は、納豆が大豆の発酵食品だからです。

納豆が消化にいい理由

  • 発酵の過程で消化酵素が数多く作られる
  • 発酵することで大豆のタンパク質が小さく分解される

詳しく見ていきましょう。

納豆は消化酵素のかたまり!

納豆は、納豆菌という微生物が大豆を発酵させてできる食べ物

大豆が発酵する過程で多くの消化酵素が作られます。

自然療法で知られる石原結實医師が著書の中で納豆の消化について、次のように述べられています。

納豆がつくられる過程で、タンパク質をアミノ酸に分解するブロテアーゼ、でんぶんをブドウ糖に分解するアミラーゼ、脂肪を分解するリバーゼのほか、カタラーゼ、ウレアーゼ、トリプシンなどの種々の消化酵素がつくられるので、納豆は、消化が極めて良い食物で、老人、子供、病人にとっての格好の栄養食品になります。
「50歳からの老いない体のつくり方」(石原結實著)から引用

カタラーゼやウレアーゼなど、聞きなれない単語が並びましたが、これらは全て納豆菌が生み出す消化を助ける酵素です。

これらの消化酵素は、発酵が進むにつれて、どんどん増えていきます。

納豆菌そのものも健康への効果が注目されていますが、納豆は、納豆菌と消化酵素のカタマリと言っても言い過ぎではない食べ物だったのです。

納豆に含まれる主な消化酵素の働きをまとめたものが下記の表です。

消化酵素主な働き
ブロアテーゼタンパク質をアミノ酸に分解する
アミラーゼでんぷんなどの糖質をブドウ糖に分解する
リバーゼ脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解する
カタラーゼ活性酸素を水と酸素に分解します
ウレアーゼ尿素をアンモニアに変換する
トリプシンタンパク質を分解する
セルラーゼ食物繊維を糖に分解する

納豆そのものも消化が良い食べ物ですが、納豆に含まれる消化酵素の働きで、納豆と一緒に食べたものの消化吸収が良くなるのです。

弱った胃の働きを助けてくれることが期待できますよね。

納豆のタンパク質は消化吸収がいい

消化がいいとは、消化時間が早いということです。

一般に、食べ物が発酵すると、成分や性質が変化し消化吸収が良くなるメリットがあることが知られています。

たとえば牛乳

チーズやヨーグルトは、牛乳から作られる発酵食品です。

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人も、チーズやヨーグルトではお腹のゴロゴロが起こらないはずです。(私はそうです~)

これは、ゴロゴロの原因である「乳糖」を発酵の過程で乳酸菌が分解するからなのです。

乳製品

納豆に置き換えると、発酵の過程で納豆菌が大豆のたんぱく質を小さく分解するため、消化吸収が良くなります。

納豆が消化にいいことを昔の人が経験から分かっていたことを示す「納豆めしに食あたり無し」という言葉があります。

”納豆ご飯は消化が早いので、少々食べ過ぎても食あたりの心配はない”ことを意味しています。

栄養的に見ても納豆は消化にいい食べ物であるはずなのに、納豆が消化に悪いという声があるのも事実です。

それはなぜなのか、続いて見ていきましょう。

納豆は胃にも優しい食べ物

納豆のネバネバに含まれる多糖類には、胃の粘膜を保護する力があります。

多糖類そのものに消化を良くする働きはありませんが、アルコールなどの刺激から胃を守ってくれますので、納豆は胃にも優しい食べ物なのでした。

「納豆が消化に悪い」と言われるのはナゼか

納豆の小鉢
納豆が消化に悪いと言われる原因は、納豆は「消化に時間がかかる」という点に集約されます。

消化がいいとは、消化が早いことであると、先ほどご紹介した内容と全く逆の話ですよね。

納豆は消化に時間がかかる意見の代表

  • 納豆は食物繊維が多いので消化に時間がかかる
  • 納豆は豆の形が残っているから消化に時間がかかる

納豆は確かに食物繊維が豊富ですが、食物繊維を分解する消化酵素も多く含まれています。

食物繊維の多さが、消化時間に影響を及ぼすとは考えづらいでしょう。

また、豆腐・味噌に比べると豆の形が残っていますので、大豆製品の中では納豆は消化に時間がかかります。

大豆製品

ただし、食べ物全体の中では消化が悪いことはありません。

豆の形については、トイレで原型をとどめて出てきたからという話もありました(笑)。

納豆の消化の良し悪しではなく、噛む回数が足りていないために、豆の形が残ってしまっているのではないでしょうか。

どんなに消化にいい食べ物でもきちんとよく噛んで食べないと胃には負担です。

胃の調子が良くない時こそ、ゆっくりとよく噛んで食べるように心がけたいですね。

ひきわり納豆ならさらに消化にいい

納豆巻などには、ひきわり納豆が使われていますね。

粒納豆は、大豆を粒のまま発酵させます。

対するひきわり納豆は、割り砕いた大豆を発酵させて作られます。

大豆を砕く過程で、食物繊維の多い大豆の皮も取り除かれます。

そのため、ひきわり納豆が粒納豆よりも、やや消化が良いとされます。

そして、大豆を砕いた段階で大豆の皮を取り除くため、豆を丸ごと発酵させる粒納豆よりも食物繊維が少ないという特徴があります。

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まとめ

大豆を発酵させて作る納豆は、昔から「納豆めしに食あたり無し」と言われるほど消化にいい食べ物です。

納豆が消化にいい理由

  • 発酵の過程で消化酵素が数多く作られる
  • 発酵することで大豆のタンパク質が小さく分解される

発酵によって、大豆のたんぱく質が分解されて、納豆そのものも消化がよくなります。

消化酵素が増えるため、納豆と一緒に食べたものの消化吸収も高まります。

また、大豆を砕いて大豆の皮を取り除いて作るひきわり納豆は、粒納豆よりも食物繊維が少ないため、さらに消化にいい食べ物です。

栄養価も高く消化に優れた納豆は、胃の弱い人や高齢者・乳幼児には、特に食べてもらいたい食品ですね。




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