結婚して、初めて自分で準備しないといけないものの一つがお歳暮ではないでしょうか。
独身の間は自分の両親にもお歳暮なんて贈りませんよね。ですが、結婚して自分たちの世帯を構えると、双方の両親や兄弟に対してお歳暮を贈るという大人としてのお付き合いが始まります。
お歳暮を初めて準備するうえで出てくる疑問が、お歳暮っていつからいつまでに贈ればいいのかということ。
テレビでコマーシャルが流れますから、12月というのは何となく見当がついても、年末押し迫った時期にお届けしてもいいのかどうか気になります。
そこで本日は、お歳暮を贈る時期はいつからいつまでなのか、またいつまでに買えば時期内に届くのか、分かりやすい2019年のカレンダーを使ってご紹介していきます!
ちょうど内祝いをしないといけないけど、お歳暮の時期にはお歳暮で贈ったほうが良いのかなども詳しく説明していきますよ~。
■目次
お歳暮を贈る時期
では、早速、お歳暮を贈る時期の目安を見ていきましょう。
お歳暮の時期は関東と関西で違います
お歳暮を贈る時期は、かつてはお正月の準備を始める「正月事始めの日」である12月13日から12月20日ごろでした。
近ごろでは、12月20日までという終わりの時期は変わっていないのですが、お歳暮時期の開始は地域によって早くなっています。
ご自分のお住まいの地域を確認してみてくださいね。
- お歳暮を贈る時期は地域で違う!
- 関東 → 12月初旬から12月20日ごろ
- 沖縄 → 12月初旬から12月25日ごろ
- 関西など、その他の地域 → 12月10日から12月20日ごろ
ご覧いただいて分かるように、お歳暮の時期のスタートは早まる傾向にあります。
特に都市に行けば行くほど、お歳暮時期が早く始まる傾向が強いようです。
関東の中でも東京・神奈川は11月下旬からと一段早い傾向ですし、関西・中部など関東以外の都市部は12月初旬からと早くなっています。
お歳暮を手配する時期も要チェック!
お歳暮は、この日からこの日に贈ればいいのね!と安心するのは、まだ早いですよ。
お歳暮を買って、贈り先に自分で届けるなら、お歳暮の時期に買いに行けばOKです。でも、多くはデパートのお歳暮コーナーやオンラインショップで買って、宅配でお届けしますよね。
お歳暮の時期は、宅配の超繁忙期です。お歳暮を注文してから配送日まで、1週間から10日かかると思ってください。
いつもの感覚で、2日もあれば届くだろうと思って、お歳暮の終わりの時期に買いに行くと、届くのが10日後なんてことがあるということですね。
歳の暮れと書いてお歳暮というだけあって、最悪、年内に届けば良いといえば良いのですが、先方が少し厳しいお方だと印象を悪くする可能性もあります。
せっかくお歳暮をしたのに、悪い印象を持たれるのは避けたいですよね。
いつまでにお歳暮を買えばお歳暮の時期に届くのか、一目で分かるように目安をカレンダーにしました。しっかり確認して、忘れずにお歳暮を手配してくださいね!
場合によっては12月25日まで遅くなってもOK!
お歳暮時期が早く始まる傾向なのに対して、12月20日ごろという終わりの時期は変わっていません。これは、20日を越すと、年末で慌ただしくなるので、避けた方がよいというマナーからですね。
ただ、お正月に食べる食品や食材で賞味期限があるものをお歳暮として贈る場合は、12月20日を過ぎても大丈夫。
できるだけ、お歳暮の時期ぎりぎりに届けるのがベストです。
とはいえ、あまり年末ぎりぎりでは、やはりご迷惑なので12月25日までにお届けするといいですね。
焼き菓子やお酒など、日持ちがするものの場合は、お正月用であっても12月20日までにお届けするという目安は変わりませんよ。
また、ふぐや蟹などの鍋料理の具材はお歳暮で人気のある品の一つです。もし、ふぐや蟹といった生鮮食料品を贈る場合は、贈り先が旅行などで長期不在にしていないかも確認しておくといいですね。
年内に届けれそうにない・・・
もし、色々と事情が重なって、お歳暮を年内にお届けすることが無理そうな場合。「お歳暮」ではなく、「御年賀」もしくは「寒中見舞い」として、贈れば大丈夫です。
- 元旦から1月7日までの松の内は「御年賀」
- 松の内が済んだ1月8日から立春(2月4日ごろ)までは「寒中見舞い」「寒中御伺」
もし、贈り先が喪中の場合は、「御年賀」は新年を喜ぶ表現ですので使えません。松の内が終わるのを待って「寒中見舞い」を贈るようにしましょう。
ここまでお歳暮を贈る時期を見てきました。
続いて、そもそもお歳暮はどんな人に贈ればいいのか。あらためて確認していきましょう。
そもそもお歳暮は誰に贈るもの?
お世話になった人に感謝の気持ちを込めてお歳暮を贈るようになったのは江戸時代からのこと。江戸の頃は、商人は取引先やお得意様、町人は大家さんなどに贈っていたようです。
現在では、お歳暮を贈る相手として
- 両親、義両親
- お仲人さん
- 親戚、兄弟姉妹
- 上司
- 習い事の先生
などが考えられますね。(ちなみに公務員である学校の先生には贈ってはいけません!)
お歳暮には、誰かに贈らないといけないという決まりはありません。感謝の気持ちを伝えたい人というのが唯一ある基準といえるでしょうか。
ですが、感謝の気持ちを伝えるというのも、かなり曖昧というか、どこで贈る・贈らないの線引きをするか悩むケースもありますよね。
贈る人とは長いお付き合いが前提
お歳暮を贈る相手を決めるときに、お歳暮の時期にお世話になった人へのお礼を「お歳暮」として贈る方がよいのか判断に迷う方が多いようです。
ここでポイントとなるのは、感謝を伝えるという意味の他に、お歳暮には、これからもよろしくお願いしますという意味があること。
お歳暮は一度贈って、次の年は贈らないというのは、不義理になるのでダメです。
- これからも長くお付き合いが考えられる人
- 少なくとも、3年はお歳暮を贈ってもよい人
この2つを基準として、お歳暮の贈り先は決めましょう。
たまたまお世話になったお礼の品であれば、お歳暮の時期であっても「御礼」として贈ればOK!
秋口に結婚したとか、出産のお祝いを貰ったので内祝いをするというのは、まさに「御礼」のケースですので参考にしてくださいね。
喪中でもお歳暮を贈っても大丈夫
お歳暮を贈るときに、もう一つ気になるのが喪中です。
結論から言うと、贈る相手が喪中でも、自分が喪中でも、お歳暮は年賀ではないので贈って問題ありません。
ただし、自分や相手が喪中のときは、慶事をあらわす紅白の水引は使ってはいけません。「御歳暮」と書かれた無地の短冊だけを使うようにしましょう。
また、まだ亡くなられて日も浅く49日も済ませていない場合は、お歳暮は控えて、翌年の1月8日以降に寒中見舞いを贈るようにした方がよいですね。
まとめ
お世話になった人に感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮は、かつてはお正月の準備を始める「正月事始めの日」である12月13日から12月20日ごろに贈るものでした。
近ごろでは、12月20日ごろという終わりの時期は変わっていないのですが、始まりの時期は地域によって差が出てきています。
- 関東 → 12月初旬から12月20日ごろ
- 沖縄 → 12月初旬から12月25日ごろ
- 関西やその他の地域 → 12月10日から12月20日ごろ
都市部ほど、お歳暮時期のスタートが早くなる傾向があります。東京・神奈川や、関東以外の地域の年では11月下旬と、始まりが一段と早くなっています。
年末に向けて慌ただしくなる前にお歳暮を贈るのがマナーです。
例外として、お正月に使える食品や食材で賞味期限があるものをお歳暮にする場合は、年末ぎりぎり、25日ごろにお届けしてもOKです。
また、色々と事情が重なって、年内に届けられない場合は、「御年賀」もしくは「寒中見舞い」と切り替えて贈りましょう。
- 元旦から1月7日までの松の内は「御年賀」
- 松の内が済んだ1月8日から立春(2月4日ごろ)までは「寒中見舞い」「寒中御伺」
お歳暮の時期は、宅配の繁忙期です。お歳暮を注文してから、配送されるまで7~10日かかります。
お歳暮の終わる時期までに届けてもらうためには、10日前にお歳暮を手配した方が安全です。余裕をもって買うようにしてくださいね。