日傘は色で効果が変わる?紫外線も暑さも防いでくれる色はこれ!


「あんたは色が白いのだけが取り柄なんやから」と、母から20代の頃から日傘を持たされてきた私。(ひどい言われ様(笑))

今持っているのはアイボリーとこげ茶の2本なのですが、両方とも日焼けと汚れが目立つ状態です。去年ぐらいから、買い替えたいなぁと日傘売り場をウロウロしているのですが、「これ!」と思える1本に巡り合えずにいます。

でも、今年こそは日傘を買い替えたい。基本、白系が好きだけど、去年はブルー系もきれいだったよなとか、何色にしようか考えだしています。(気が早い)

昔は、日傘と言えば、麻と綿で白が主流でしたが、最近は素材も色もバリエーションがうんと増えています。どうせなら、UVカットや涼しさの両方とも効果の高い色の日傘を選びたいですよね。

そこで本日は、日傘の色による効果の違いを調べてきました。私と同じく買い替え検討中の人は必見ですよ~。

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紫外線も暑さも防ぐ日傘

日傘の色と効果top
日傘をさす目的は、多くの人は日焼けの防止(紫外線カット)だと思いますが、日傘には直射日光を浴びないことで暑さ除けという大きな効果もあるのです。

色々と調べたところ

紫外線も暑さも防いでくれるのは、黒色の日傘

という結論になりました。

これまで、ずーーっと白系の日傘を使っていた私にはショックな結果です。

ですが、さらに調べていくと、最近の素材の進化は著しく、本当の意味で紫外線も暑さも遮断する日傘は、色ではなく遮光性100%の生地で作られた日傘という事も同時に分かりました。

何それ?と私も肩透かしを食わされた気分ですが、順番に説明していきますね。

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太陽光と色の関係

ちょっと理科の話になるのですが、紫外線というのは、太陽光に含まれる波長の短い光のことです。

太陽光の種類

太陽光は、波長の長さによって、紫外線と可視光線、赤外線という3つの光に分けられます。3つの光の性質は簡単にまとめると次のようになります。

  • 紫外線 人の目に見えない光。カルシウム代謝に欠かせない反面、浴びすぎると肌や目に悪影響がある。
  • 可視光線 人の目で見ることのできる光。
  • 赤外線 人の目で見えない光。熱量を持つ光で物質を温める力がある。

紫外線を浴びすぎると、日焼けになってシミやしわの原因になることは、ほぼ常識化していますよね。さらに紫外線は長年浴び続けると、皮膚がんや白内障を引き起こすほど害が心配されています。

赤外線は、熱をもつ光で、夏の陽射しの暑さの正体です。また、最近では赤外線による肌への影響もあると言われています。赤外線は紫外線より波長が長く、紫外線よりも肌の奥深くに到達する率が高いため、肌の乾燥をすすめ、しわやたるみといった老化を進めてしまうのだそうです!

日傘を被ることで、こうした紫外線や赤外線を避けることができるわけですが、色によって通す率や吸収率が変わってきます。

紫外線を通さない色は何色?

紫外線は、色によって、通り抜ける率(透過率)が変わってきます。つまり、透過率が低い色が紫外線を遮ることができる色ということです。

調べてみると、実際に日傘の色による紫外線の透過率を実験されているデータがありました。その実験によると、紫外線を最も通したのは白色、通さなかったのは黒色だったのです。

  • 紫外線を通す率の順番 白色>黄色>紫色>赤色>青色>緑色>黒色
  • (『日傘の紫外線および日射防御性』 実践女子大学生活科学部紀要大44号から)

よく白色は光を反射し、黒色は光を吸収すると言いますが、光は吸収する方が、紫外線を通さないのですね。つまり、遮光率100%でない日傘なら、黒色が一番紫外線をカットしてくれるということになります。

ただし、白い日傘でも、日傘を差さない状態で浴びる紫外線を85%カットできるということですので、やはり日傘は差した方が良いと言えますね。(黒色は95%カット)

では、次に暑さ対策としての日傘という事で、赤外線と色の関係を見ていきますね。

黒色の日傘

赤外線からの暑さを和らげる色は?

夏に黒色の服を着て日の当たるところにいたら、ジリジリと暑くて大変だったという経験をお持ちの方は多いのでは?

これも黒色が、光と一緒に熱も吸収しているからですね。そのため、日傘は白色が涼しいと言われていますが、実は違ったのです!

先ほどの実践女子大学の実験結果によると、確かに傘の表面温度は黒色が一番高く、白色が一番低くなりました

しかし!傘の中、つまり人の顔付近の温度は、白色が一番高く、黒色が一番低かったのです!

  • 日傘の中の温度の高い順番 白色>黄色>青色>赤色>緑色>紫色>黒色
  • (『日傘の紫外線および日射防御性』 実践女子大学生活科学部紀要大44号から)

日傘は、見た目も涼しい白色派だった私には衝撃の事実です。。。

ですが、涼しさについては、白色と黒色で傘の中の温度は5℃ほどしか変わりません。日傘がない状態よりも日傘を被ると白色の日傘でも10℃は涼しくなるという結果です。やはり日傘は夏には欠かせませんね。
夏ひまわり

可視光線の眩しさから目を守る色は?

さらに、眩しさという点でも黒い日傘が圧倒的に強いということも同じ実験で分かりました。ディーゲームで野球選手が目の下を黒く塗っていることがありますが、同じ効果が日傘でも言えるということですね。

  • 日傘の中の明るさの高い順番 白色>黄色>赤色>緑色>紫色>青色>黒色
  • (『日傘の紫外線および日射防御性』 実践女子大学生活科学部紀要大44号から)

しかも、この色による眩しさの違いは、これまでの紫外線や暑さを防ぐ効果よりも差が激しいのです。白い傘は傘がない状態よりも24%明るさが減り、黄色い傘は33%減りますが、他の5色は80%も下がったのだとか。

これには、太陽光は直接届く光と空気中に散乱する光が半分半分(*)ということも影響しています。日傘の下にいても、白い日傘は地面からの照り返しや乱反射する光を反射するので傘の中が明るいということですよね。
(*)環境庁「紫外線環境保健マニュアル2015」から

夏は外では目を開けるのが辛い私としては、これも非常にショックな情報です。

太陽がまぶしい

日傘と言えば『白でしょ』と思っていましたが、紫外線・暑さ・眩しさのどれをとっても、白色の効果が最も低く、黒色の効果が最も高いことが分かりました。

また、日傘の効果が、傘の下に通る光を減らすということから得られるということも色による効果からも理解いただけたのではないかと思います。そうなると、遮光性が100%の生地の日傘であれば、色は何色でも関係がないという冒頭の結論も納得ですよね。

しかも、遮光性の日傘は、表が白色であっても、足元や横から入ってくる光が傘の中に向かって反射しないよう内側は黒色というものがほとんどです。今まで綿や麻のUV加工された日傘を買っていたので、”いつのまに、こんな物が!”と驚いています(笑)。

日傘を使えば日焼けしない?

紫外線対策
遮光性の高い生地なら色は関係ありませんが、色で選ぶなら黒色の日傘がいいという事がよく分かりましたが、日傘をさせば安心かというとそういうわけではありません。

先ほども述べましたが、紫外線など太陽光は上から降り注ぐ光が半分、地面からの照り返しや空気中で散乱する光が半分です。

日傘で防げるのは、上から射してくる半分の光のみです。内側が黒い日傘は、地面や横から散乱してくる光が、傘の中に向かってさらに反射することは防げます。でも空気中を散乱する光そのものは防ぎようがありません。

日焼けのことを考えると、日傘を差す。そして日焼け止めもきちんと塗ること。この2つが揃ってようやく紫外線対策完成と言えますね。

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まとめ

日傘は、白色や黒色が定番でしたが、カラフルなものも増えてきました。

日傘に求める機能として、紫外線による日焼けの防止、赤外線の暑さ除け、可視光線の眩しさ緩和があります。つまり光をどれだけ通さないかということが日傘の効果を考えるうえで大切です。

実践女子大学の実験結果からは、黒い色が全てにおいて最も効果の高い色で、白い色が最も効果の低い色という事が分かりました。

ただ、最近は光を100%遮る生地で作られた日傘があります。

つまり日傘の効果を考えると

  • 遮光性の高い生地で作られた日傘(何色でもいい)
  • UVカット加工もしくは加工なしの生地の日傘の場合は黒色

の順番ということが分かりました。

今回の買い替えでも白系の日傘を買う気だったのですが、色なら黒という事が分かりどうしようかと思っています。完全遮光で白い日傘を買うという選択肢もあるのですが、生地も麻や綿が好きというこだわりがあるのですよね。。。

日傘が必要になりだす5月までには結論を出したいと思います!


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