日傘には効果がない?日焼け防止だけでなく夏は絶対使うべき!


「色の白いは七難隠す」ということわざがありますよね。色が白かったら、容姿に7つの欠点があっても問題なし!という極端な意味のことわざです(笑)。

父に似て色が白い方の私は、そんな『色白』を崇拝する母から、社会人になるや否や日傘を持たされました。当時、周りで日傘を使っている人がいず、恥ずかしかったことを覚えています。

私が日傘を持たされた頃に比べると、日傘を使っているお嬢さんを見かけるようになりましたが、日傘は、まだまだオバサマが使うものと言うイメージでしょうか。

ですが、日傘は日焼け予防だけでなく暑い夏には効果絶大です。最初は恥ずかしかった私も暑さやまぶしさがマシになると身をもって分かって以降、ずーっと日傘を使ってきました

本日は、そうした日傘の効果を知ってもらうべく、きちんと調べてきました!ぜひ参考になさってください~。

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日傘が酷暑の必需品の理由

日傘の効果top
日傘を差す効果は、次の3つです。

  • 日焼けを防止
  • 暑さがマシ
  • まぶしくない

日焼け防止は、多くの人が真っ先に思い浮かぶ日傘の効果ですよね。私が母から日傘を持たされた理由もこれです。

また、日傘は『my日陰』を作って動くようなものですので暑さ対策にもなります。近年は本当に暑さが厳しいため、男性も日傘を使う方が増えています。(前職の上司も奥様から還暦祝いに日傘を贈られていました(笑))

最後の夏の陽射しがまぶしくないというのも意外とありがたい効果です。私は、夏は外では目を開けているのが辛いため、日傘を使うとまぶしくないという理由で日傘を使い続けてきたと言えるぐらいです。

では、この3つの効果、日傘を差すときと差さないときで、どれぐらいの違いがあるのか。続けて詳しく見ていきたいと思います。

日焼けを防止

日焼けの原因が、太陽光線の中に含まれる紫外線(UV)というのは広く知られていますね。紫外線は、波長が短くて人の目では見えない光です。

カルシウムの代謝に必要なビタミンDを皮膚で合成する働きがありますので、一概に悪者と言うわけではありません。ただ、浴びすぎると肌や目にダメージが起こります。

  • 急性⇒日焼け、紫外線角膜炎(白目の充血、異物感、涙が出る)、免疫機能の低下
  • 慢性⇒しわ・シミ、皮膚がん、白内障

日焼けというと、つい肌のことばかり考えますが、紫外線は>目にも影響が大きいのですね!

では、実際にどれぐらい日傘で紫外線がカットできるのか。調べたところ、実践女子大学の住宅環境学科が行われた実験数値がありましたのでご紹介しますね。

日傘の色によって変わりますが、日傘でカットできる紫外線は75~95%という高い数値です!
(実践女子大学生活科学紀要第44号「日傘の紫外線および日射防御性」より)

近年、オゾン層の問題もあって、地表に届く紫外線の増加も心配です。そんな中、環境庁が出している「紫外線環境保健マニュアル2015」でも、日中の日傘の使用を推奨されています。

紫外線によるダメージからお肌と目を守るためにも日傘、使わない手はありませんよ。

暑さがマシ

夏になると陽射しが強くて、日なたにいると本当に暑いですよね。

あの暑さは、太陽光に含まれる赤外線と可視光線からもたらされます。(紫外線は暑さとは関係がありません)

温暖化の影響か、日本の夏は暑くなる一方ですよね。日傘を差すと、日陰に入るのと同じことですので、陽射しから受ける暑さがかなり和らぎます。

先ほどと同じく実践女子大学の実験数値から、どれぐらい温度が変わるのかを確認してみましょう。

日傘を差すと、日傘の中の温度は周囲よりも10℃以上低くなります
(実践女子大学生活科学紀要第44号「日傘の紫外線および日射防御性」より)

10℃も変わると大きいですよねぇ。京都は8月の日中はほぼ35℃を超しますが、それが25℃ぐらいになるわけですから、かなり楽です。

それだけ暑さに差があると、熱中症対策にもなりますので、やはり暑い季節の日傘は優秀アイテムですね。
暑さ除け

まぶしくない

先ほどの紫外線による日焼けから目を守るというのと同じようなことではありますが、正確にいうと、まぶしさは太陽光の中の可視光線の話になります。

まぁ、陽射しは一律なので、紫外線だけ、可視光線だけというわけにはいきません(笑)。ですので、陽射しを遮ると、紫外線も赤外線も可視光線も遮れるということですね。

日傘の下に入ると、どれだけまぶしさが変わるのか。こちらも実践女子大学の実験数値をお伝えしましょう!

日傘(白色と黄色を除く)を差すと、まぶしさは83~97%抑えることができます!
(実践女子大学生活科学紀要第44号「日傘の紫外線および日射防御性」より)

まぶしさに関しては、白い日傘は、24%、黄色い日傘は33%にとどまるという結果が出たそうです。

あまり夏の陽射しのまぶしさが気にならないという方には、この効果はあまり意味が感じられないかもしれません。私の場合は、夏に日なたに出ると、まぶしくて目を開けているのが辛いため、日傘でまぶしさを防げるのは非常にありがたい効果です。

ただ、ずーっと白色やアイボリーの日傘を使ってきました。この数値を見て、次の買い替えでは考えないといけないなと思っています。

サングラス

ここまで日傘の3つの効果を見てきました。最初は日傘を母にしぶしぶ持たされていたものの、効果を実感して持ち続けてきた私としては納得の数値が確認できました!

効果が分かると気になるのは、どんな日傘を持てばいいかです。やはり、同じ持つなら効果の高い日傘がいいですよね。効果の高い日傘について、続けて一緒に見ていきましょう。

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効果の高い日傘ってどんな日傘?

浴衣で日傘
日傘は、陽射しを遮ることで、日焼けや暑さ除け、まぶしくないといった効果が生まれます。

つまり、効果の高い日傘とは、陽射しを遮る率(遮光率)が高い日傘だということですね。

私が日傘を使い始めたころは、麻や綿素材が主流で、UVカット加工も無かったように思います。それが今や、ポリエステルが使われていてUVカット加工はされているし、撥水加工されている晴雨兼用が主流です。

そんな素材も機能も多彩になった日傘ですが、効果が高い日傘とは次のようなものになります。

  • 加工は遮光率の高いものが、効果が高く、次いでUVカット加工のものが、効果が高い
  • 生地の素材は、ポリエステル、綿、麻の順番に効果が高い(「被服地 の紫外線透過 について」家政学雑誌11巻から)
  • 生地の厚さは厚手であるほど効果が高い
  • 色は、黒色が最も効果が高い

それぞれについて詳しくお伝えしていきますね。

遮光加工とUVカット加工

遮光加工とUVカット加工、同じことを言っていると思っていましたが、加工方法も違えば効果にも違いがありました。

遮光加工

太陽の光そのものを遮断する効果があります。つまり紫外線だけではなく、可視光線も赤外線もカットするので、暑さとまぶしさを和らげる効果も高い素材です。

1級遮光率というマークは、日差しを99.99%以上を遮光する生地にのみ付いています。また遮光率が99%以上でないと遮光傘と表示できません。遮光生地は、生地の織り方や加工などから工夫されているため、何年使ってもカット率が落ちないという大きなメリットがあります。

遮光性のある生地の製造方法は、繊維メーカーによって異なりますが、いずれも技術のすいを競っておられるようです。

例えば、東レさんが出しておられる遮光生地、サマーシールド®は次のような商品紹介がされています。

サマーシールド®は、特殊三層ラミネート構造からなる優れた遮熱体感効果、高い遮光性・UVカット性を兼ね備えたファブリック(生地)です。従来のコーティング加工では成し得なかった複数の機能を同時に高いレベルで実現しました。日傘、パラソル、帽子などに用いられています。

完全遮光の日傘を作っておられる芦屋ロサブランさんは、『日本の技術を持ってしかできない』高密度1級遮光生地を使用されていますし、サンバリア100さんは、『3層構造の生地自体で遮光率・紫外線カット率100%』の生地を使用されています。

日傘の効果

UVカット加工

UVカット加工は、紫外線遮蔽(しゃへい)加工とも言いいますが、次の基準をクリアしたものがUVカット加工の表示ができます。

  • 日傘 紫外線カット率70%
  • 晴雨兼用 紫外線カット率90%以上
  • UVカット加工は、紫外線はカットできますが赤外線と可視光線に対しては遮る力は持たない加工です。日焼けは防げても、暑さとまぶしさを和らげる力は弱いということになります。

    紫外線を吸収もしくは反射する物質を生地に練り込むか表面にコーティングして作られます。そのため、使っているうちに紫外線をカットする物質が落ちてしまい、日焼け防止効果も低くなっていきます。

    日傘の女性

    遮光加工とUVカット加工の違いは、かなり大きいものでしたね。ある意味、遮光率100%の日傘を買えば全て解決と言えるのですが、なかなかお値段も張ってきます。

    遮光加工でなくても一定の効果がある日傘を選べるように、生地の素材や厚さについても続けて見ていきましょう!

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    ポリエステルと天然素材

    完全遮光以外で日傘を選ぶ場合、素材によって紫外線のカット率に差が出ます。

    ポリエステルは、UVカット加工をしていなくても約90%の紫外線がカットされます。ですので、黒い雨傘でもかなりの紫外線は防げているんですね。

    また天然素材の日傘でUVカット加工をしていないものでも約85%の紫外線(A・Bとも)はカットします。日傘によく使われている天然素材である麻と綿で比較すると、綿の方が、紫外線カット率が高くなります。

    生地の加工ではなく素材で日傘を選ぶなら、ポリエステル→綿→麻の順と覚えてくださいね。

    UV加工もポリエステルが長持ちすると言いますが、果たして・・・⇒晴雨兼用の日傘の効果!純パラソルと比べるならどちらを持つべき?

    生地は厚くなるほど効果がある

    実は私は、日傘は麻や綿などの天然素材の物を使い続けてきました。

    今回、完全遮光の日傘の存在や素材でUVカット率が違うことを知って、かなり心が揺らいでいるのですが、やはり日傘は天然素材が好きと言うこだわりも残っています。

    そんな私と同じようなこだわりがあるという場合、厚みのある生地が使われている天然素材の日傘を選べば良いようですよ!最近では、麻や綿の二重張りになっている日傘も人気がありますしね。

    もちろん、これはポリエステル素材の日傘にも言えることです。生地の厚みがある程度ないと、日傘の効果は期待できません。

    ただし、気を付けたいのはレースで日傘の表面に陽射しを通す穴が開いているデザイン。とても優雅で涼しげですが、日傘の効果としては低いと言わざるを得ません!どうしてもという場合以外は避けた方が良さそうです。

    こんな日傘が好きなんですけど・・・→

    色で選ぶなら黒い日傘

    日傘の色は、白と黒が人気を二分していますが、涼感を誘うという点では白に軍配が上がるところです。

    ですが、日焼け・暑さ・まぶしさを避けるという3つの日傘の効果、いずれも黒など濃い色目が。白などの薄い色目よりも効果が高いのです。

    もちろん、完全遮光素材の場合、生地そのものに遮光が施されていますので、白色でも黒色でも効果が変わりません。

    日傘は色で効果が変わる?紫外線も暑さも防いでくれる色はこれ!

    2018.02.09

    まとめ

    日傘を使う多くの人が、日傘の効果は日焼け防止を真っ先に上げると思いますが、日傘の効果は日焼け防止を含めて3つあります。

    • 日焼けを防止
    • 暑さがマシ
    • まぶしくない

    夏の屋外を、日傘を差さずに歩く場合と日傘を差して歩く場合では、次のような違いがあります。

    • 日傘を差すと、紫外線を75~95%カットできます。(日傘の色によってばらつきアリ)
    • 日傘を差すと、日傘の中の温度は周囲よりも10℃以上低くなります。
    • 日傘を差すと、まぶしさは83~97%抑えることができます。(白色と黄色を除く)
    • (実践女子大学生活科学紀要第44号「日傘の紫外線および日射防御性」より)

    日傘の素材も色も選択肢が増えていますが、最も効果が高い日傘は完全遮光素材の物です。

    もし、完全遮光の日傘で気に入ったものが無い場合や、天然素材の日傘が好きと言う場合は、次の基準で選ぶと効果が高くなります。

    • 紫外線カット率が高いのは、ポリエステル→綿→麻の順番
    • 厚みのある生地、もしくは二重張りが日傘の効果が高い
    • 色は、見た目に涼しい白など薄い色より、黒など濃い色が効果が高い
    • (完全遮光の日傘は何色でも効果は変わらない)

    実は、日傘に関しては、天然素材と白系というもう一つこだわりを持っていました。しかし、今回調べてみて、次の日傘は完全遮光で白色を買うか、天然素材で黒色を買うか、悩みが大きくなりました。しばらく悩むことにします(笑)。

    黒色ならこんな日傘もいいかも・・・→


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