クーラー病の対策!夏の疲れを秋まで引きずらないために今すぐ始めましょう!


昨今の夏の暑さは、本当に厳しいものがありますね。

あまりの暑さに、ニュースで「命を守る”ために冷房を適切に使ってください」という呼びかけが出るようにまでなってしまいました。

ところが困ったことに、その冷房が原因で頭痛や下痢などの体調不良に悩まされることがあります。

これらの症状は、世間で「クーラー病」と呼ばれる冷房によって引きおこる自律神経失調症の一種です。

きちんと対策しておかないと、秋まで体調不良を引きずりかねないというのも困った話です。

そこで本日は、クーラー病の対策についてお届けしていきます

厳しい暑さを元気に乗り切っていきましょう!

クーラー病の対策

クーラー病対策
クーラー病は、冷房で体が冷えることから起こると思われがちですが、正確には、暑い屋外と冷房の効いた室内の温度差で自律神経のバランスが崩れて起こる不調です。

夏の屋外の暑さはどうしようもありませんし、冷房なしで過ごすことは自殺行為と言っても言い過ぎではないのが昨今の夏です。

そんな夏にできるクーラー病対策

  • エアコンの設定温度を低くしない
  • 体の外と中から体を温める
  • 規則正しい生活を送る

の3点に集約されます。

特に2番目の体の外と中から体を温める方法は、防寒・運動・食事・入浴と、普段の生活ですぐにできる対策がいっぱいです!

では、順番に見てきましょう。

エアコンの設定温度を低くしない

よく冷房は26~28℃に設定しましょうと言われますが、エアコンの設定温度を低くし過ぎないことはクーラー病の予防でもあり対策でもあります。

どんなに寒い日も、どんなに暑い日も、体温が一定に保たれているのは、交感神経と副交感神経からなる自律神経が働いてくれているからです。

  • 気温が低くなると、交感神経が体の熱を逃さないように血管を収縮させます
  • 気温が高くなると、副交感神経が体の熱を放出するために血管を拡張させます

基本、夏は副交感神経が活発になる時期ですが、クーラーの効いた部屋は”寒い”と感じることがありますよね。

そうなると、交感神経の出番となるわけですが、基本、自律神経が素早く対応できる気温差は5℃まで

夏の室内外の気温差は大きすぎて、体がついていけません。

クーラーの効いている室内に入って、冷やす必要が無くなったのに体を冷やす働きが続くので、体の芯まで冷えてしまうことになるのです。

しかも、クーラーの効いている室内と気温が高い室外との出入りは1日に数回はあります。

自律神経のバランスが崩れてしまうのは当たり前ですよね。

冷房の設定温度

さらには最近の猛暑では、エアコンの設定温度が28℃であったとしても、気温差が5℃を超しますが、だからこそエアコンの温度管理が重要さを増しているといえます。

とはいえ、暑い・寒いは、人によって感覚が違います。

とくにオフィスでは、皆に快適な温度設定は難しく、暑がりの人にあわせる傾向がありますよね。

そのため、冷房が苦手でクーラー病にかかりやすい人は、冷えからの自衛が欠かせない対策となってきます。

外出から戻ったら汗を拭くことも大切!

汗は、乾くときに気化熱で体を冷やす役割のあるものです。

クーラーの効いた部屋で、汗をそのままにしておくと体温が奪われることになります。

体温を守るために、暑い室外からクーラーのきいた室内に入った時には、きちんと汗を拭くようにしましょう。

体の外と中から体を温める

寒さを感じると、体の熱を逃さないように交感神経が働いて血管を収縮させます。

そうなると、全身の血流が減ってしまい筋肉が硬直し、呼吸が浅くなります。

するとさらに交感神経が過剰になるという悪循環を起こします。

クーラー病には様々な症状がありますが、肩こり・腰痛、手足の冷え・のぼせなどは血流が悪くなることが原因で起こる不調にあたるのですね。

体を外と中から温めると、血行が良くなりますので、クーラー病の対策になるというわけです。

防寒グッズで下半身を冷やさない

1日中、冷房の効いた室内でデスクワークという方には、特に下半身を冷やさない対策が有効です。

    下半身を温める防寒グッズ

  • ひざ掛け
  • 靴下・レッグウォーマー
  • 腹巻
  • 貼るタイプのカイロ

すでに、オフィスではひざ掛けやレッグウォーマーを使っているという女性の方も多いですよね。(私も夏場も冬と同じひざ掛けを使っています(笑))

オフィスでの冷房対策

食欲不振下痢といった不調を起こしやすい人は、冷えが胃腸にきていると考えられますので、腹部を温める腹巻やカイロは特におすすめの対策です。

先ほどもお伝えしたように、体が冷えを感じると交感神経が優位になり、血管が収縮します。

そうなると、体の中心部の温度を保つために、手足への血流を減らし腹部に集中させるのですね。

腹部を温めると、温まった血液が全身に流れて、手足の冷えの解消につながるのです。

また、カイロは気になる不調によって貼る場所を変えるという方法もあります。

  • むくみ・頻尿 ⇒ 腰の位置
  • 月経不順・月経痛 ⇒ 下腹部
  • 食欲不振・腹痛・下痢 ⇒ 胃の位置

とりあえずクーラー病対策という場合は、おへその辺りに貼ればOKです!

あとは、下半身ではありませんが、“首”とつくところを冷やしてはいけないといいますので、綿や麻などのストールで首元を覆うのも体を温める効果が高いですよ。

運動で血流をよくする

運動によるクーラー病対策は、

  • デスクワーク中に軽めの運動で血流を改善する
  • 日ごろから体を動かして全身の血流をよくする

という2つに分かれます。

デスクワーク中の軽めの運動をするだけで、自律神経の働きが活発になり体の熱をコントロールする機能が回復する効果があります。

理想は1時間に一度、少し歩いたり屈伸運動をしたりすることですが、座ったままでつま先とかかとを上げ下げするだけでも足先の血流改善効果は十分にあります。

次の”日ごろから運動を心がける”ですが、ウォーキング・水泳・ジョギングなど本格的な有酸素運動から、駅で階段を使うなどの歩く量を増やすというものまでが対象になります。

ウォーキングに代表される有酸素運動は、心肺機能を高めるため根本的に血液循環がよくなります。

毎日の歩く量を増やすことは、足の筋肉がきたえられるので、血流もよくなり、足先の冷えも改善されていきます。

また、日ごろから運動をすると汗をかきますので、体温調節機能も高まります。

毎年、クーラー病が憂鬱という方は、できれば5月頃から意識して歩く量を増やすと、クーラーを使い始める7月には体の機能が高まって、冷房に対応しやすくなりますよ。

ウォーキング

食事に気をつける

夏は、暑さから冷たい食べ物や飲み物をとる機会が増えますね。

ですが、冷房で冷えた体に冷たいものを食べたり飲んだりすることは、体を中からも冷やすことになります。

内臓が冷えると働きも鈍ってしまって、十分な熱が作れず、ますます体は冷えることに。

冷たいものの食べ過ぎで胃腸が弱り食欲が落ちると、完全に夏バテになってしまって、さらに体調も悪化します。

クーラー病とまでいかなくても、冷房の効いた部屋では、冷たいものではなく温かい食べ物・飲み物をとるようにしましょう。

飲み物は、常温より少し冷たい程度がベストです。

コーヒー・緑茶は、利尿作用が高いため体をさらに冷やす飲み物ですので、ハーブティーや紅茶がおすすめです。

紅茶

唐辛子・コショウといった香辛料は、体を温める効果がありますが、刺激もつよいため、クーラー病で胃腸の調子が悪い人は避けるようにしてください。

また夏が旬の野菜も、体を冷やす効果が高いため、食べすぎには注意です。

ショウガ、ねぎ、にんにくなどが体を温める食材ですので、薬味としてうまく活用して体を温めるといいですね。

シャワーではなく湯船につかる

夏はシャワーで入浴を済ます人も多いと思いますが、これも体の冷えにはよくありません。

寝る前に37~39℃のぬるめのお風呂にゆっくりつかって体を温めるようにしましょう。

お湯の中でふくらはぎをマッサージすると、さらに血行が良くなり効果もアップ。

また、寝る前に入浴すると体の深部体温が下がって、よく眠ることが出来るというおまけ付きです。

十分な睡眠は自律神経を整えるためにも役立ちますので、一石二鳥ですね。

規則正しい生活を送る

クーラー病は自律神経のバランスが崩れて起こる不調です。

夜更かしない、しっかり眠るといった規則正しい生活は、自律神経を整えてクーラー病の症状を改善してくれるのです。

過度なストレスも自律神経が乱れる原因になりますので、ストレスも溜めずに、うまく発散することも効果的な対策です。

熟睡

そもそもクーラー病の症状って?

肩こり
実は、クーラー病という病名はありません

夏の屋外の暑さと、空調の効いた室内の温度差があり過ぎることから起こる自律神経失調症の一つというのが医学的な位置づけになります。

自律神経は、環境や気候の変化に対応して、体の機能を一定に保ってくれる存在です。

自律神経の働きは、私たちの意思ではコントロールができません。

そのため、ひとたび自律神経がバランスを崩すとさまざまな不調が体のあちこちに出てくるわけなのです。

クーラー病は、そこに冷房による体の冷えも加わり、人によって次のような症状が出てきます。

    クーラー病の症状

  • 足腰の冷え・のぼせ
  • 肩こり・腰痛・神経痛
  • 頭痛・めまい
  • 食欲低下
  • 腹痛・便秘・下痢
  • 不眠・睡眠不足
  • むくみ・頻尿
  • 倦怠感からくる吐き気や嘔吐
  • イライラする
  • (女性の場合)月経不順・月経痛・肌荒れ
  • 鼻水・くしゃみ(風邪に似た症状)

最初にあらわれる症状は、冷えと肩こりということが多いです。

私の場合は、肩こりがひどくなり、セットで頭痛がやってきます。

夏になると肩こりがひどくなるという方は、クーラー病を疑われるのもいいかもしれません。

また、クーラー病の不調は夏が終わっても治まらず秋まで引きずることがあります。

とくに女性の場合、自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れに繋がりやすく、不調が長引きやすい傾向にあります。

クーラーを使わなくなったら治る体の冷えと侮らずに、しっかりと対策をとるようにしてくださいね。

まとめ

夏の冷房が原因で起こるとされるクーラー病ですが、冷房による体の冷えからではなく、暑い屋外と冷房の効いた室内の温度差で自律神経のバランスが崩れて起こる不調です。

交感神経と副交感神経からなる自律神経は、環境の変化に対応して体温を一定に保つ役割があります。

  • 気温が低くなると、交感神経が体の熱を逃さないように血管を収縮させます
  • 気温が高くなると、副交感神経が体の熱を放出するために血管を拡張させます

ですが、夏の室内外では気温差は5℃以上あるため、自律神経が迅速に対応できずにバランスを崩してしまうのです。

結果、

  • 足腰の冷え・のぼせ
  • 肩こり・腰痛・神経痛
  • 頭痛・めまい
  • 食欲低下
  • 腹痛・便秘・下痢
  • 不眠・睡眠不足
  • むくみ・頻尿
  • 倦怠感からくる吐き気や嘔吐
  • イライラする
  • (女性の場合)月経不順・月経痛・肌荒れ
  • 鼻水・くしゃみ(風邪に似た症状)

といった不調がからだのあちこちに起こります。

クーラー病の対策としては、

  • エアコンの設定温度を26~28℃に設定する
  • 体の外と中から体を温めて体温を保つ
  • 規則正しい生活で自律神経を整える

という3つになります。

特に2番目の体の外と中から体を温める方法は、防寒・運動・食事・入浴と、普段の生活ですぐにできることばかりです。

こうしたクーラー病の不調は夏が終わっても治まらないことがあるため、クーラーを使わなくなったら治る体の冷えと侮らずに、しっかりと対策をとるようにしてくださいね。

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