消化に良い寝方を徹底解説!向きは左右どちらを下にする!?


昔は、胃腸風邪を引いたときぐらいしか胃の存在なんて感じませんでしたが、最近はちょっと食べすぎたなというときや仕事が大変な時に胃もたれや胸焼けを感じるようになってしまいました。

また困ったことに、仕事が忙しいと帰宅時間も遅くなりますので、夜ごはんを食べる時間も遅くなってしまいます。

さらに、早寝が体に染みついているので、夜ごはんが遅かったからといって寝る時間を遅らせることが出来ません。一番忙しかった時期には、食べ終わって1時間もしないうちに寝るということもありました。

そんな日の翌朝は、前の晩に食べたものが、まだ胃に残っているような重い感じがしたものです。

それが、寝るときに体の向きで消化に良い悪いがあるということを最近知りました。めっちゃ忙しかったあの当時の私に教えたい!(笑)

調子の悪い時に寝る向きで少しでも楽になれたら嬉しいですよね。

これからのこともあるしと、どちらを下にすればいいのかということとその理由を調べてみたら、人によって消化に良い寝方は右下か左下か違うということが分かりました!

「食べる・寝る」は毎日のことだけに、消化に良い寝方があることを是非知っていただきたいと思いシェアしますね!

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胃のタイプで消化に良い寝方が違う

消化に良い寝方top
一般的には、体の右側を下にして寝る寝方が消化に良いと言われています。

なぜ、右側を下にしたほうが消化に良いのかは後ほど改めて説明しますが、人によっては右側を下にする寝方がよくないということがあります。

まずは、自分はどちらにあたるのか、そこが気になるところです。そこで右下の寝方が良い人、左を下にした寝方が良い人を下の表にまとめました。

右を下にする寝方が消化に良い右を下にする寝方が消化に良い
正常な胃(そら豆の形)
鉤状胃(こうじょうい)
胃下垂(いかすい)
流動性食道炎
瀑状胃(ばくじょうい)

これまでも胃下垂は聞いたことがありますが、鉤状胃や瀑状胃は初耳です。

この3つは胃の形のことで、胃と言えば思い浮かべるそら豆のような形をしていません。胃の形がそら豆のようではないだけで、流動性食道炎のように病気と言うこともありません。

ただ少し話がややこしいのですが、胃もたれや胸やけは、消化の仕組み上、正常な胃以外すべてで起こりやすいのです。そのため、胃もたれがあるからといって、右下が良いのか左下が良いのかが簡単に判断が出来ません。

自分の胃の形を正確に知るには、レントゲンやバリウム検査をするしかないのですが、そのために病院に行くほどでもないということもありますよね。

そんな場合は、胃もたれや胸やけの起こり方で参考に出来ることもあります。

それらのポイントも交えて、それぞれの胃のタイプと逆流性食道炎の人にとって消化を助ける寝方を説明していきますね

正常な胃の消化に良い寝方

まず正常な胃の形を例に、体の右を下にした寝方が一般的に消化に良いと言われるのかを見ていきましょう。

正常な胃の形は、体の右に向かって少しカーブしたそら豆のような形をしています。

つまり、正常な形の胃は、出口は体の右側にあります。

正常な胃

ここで、簡単に食べ物が消化される仕組みを説明しますね。

  • 胃に食べ物が入ってくると胃液が分泌される
  • 食べ物と胃液を混ぜ合わせてドロドロにする
  • ドロドロになった食べ物を体の右下にある胃の出口から十二指腸に送り出す

寝方によって消化に影響が出るのは、最後の胃から十二指腸に食べ物を送り出すときです。ここをスムーズにすると胃もたれが起こらず消化を助けることになります。

正常な胃の人の場合は、体の右を下にして寝ると胃の出口が下向きになり胃から十二指腸に食べ物を送りやすくなります。

そのため、消化にとっていい寝方になるのですね。

反対に胃の形が正常な人が、体の左側を下にして寝てしまうと、胃の出口が体の上にいってしまい、十二指腸に食べ物を送ろうとして胃に負担がかかります。

加齢や体調が悪いと、胃のぜん動運動も弱くなるため、寝方一つで胃もたれや胸焼けなどの消化不良が起こってしまうので注意が必要です。

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鉤状胃(こうじょうい)の人の消化に良い寝方

続いて、日本人に多いという胃の形、鉤状胃(こうじょうい)を見てみましょう

右の図からも分かるように、鉤状胃は、胃がかぎ針のように曲がっていて、十二指腸に続く出口の位置が高くなっているのが特徴です。

鉤状胃(こうじょうい)

この形から、胃の下の方に食べ物がたまりやすく消化に時間がかかるという傾向があります。消化不良を解消しようとして胃は胃液の分泌を増やすため、胸やけや胃痛と言った不快な症状が食後に起こりがちです。

鉤状胃の人も正常な形の胃と同じく、体の右を下にして寝ると、胃の下にたまった食べ物が胃の出口から十二指腸に食べ物を流れやすくなり消化が良くなります。

ここでもやはり、いかに十二指腸にスムーズに食べ物を送ることができるかが寝方のポイントになっていますね。

胃下垂の人の消化に良い寝方

胃下垂は、胃が正常な位置よりも低く下がってしまっている状態の胃です。

多くの場合、胃を支えている腹筋がおとろえることから胃下垂になると言われています。

胃下垂

胃下垂の人は、十二指腸に食べ物を送るぜん動運動が弱く消化不良を起こしやすくなります。鉤状胃の人と同じように食後にむかつきや胃もたれを起こしやすい胃の形です。

またお腹が張りやすく食欲が落ちる、あっても少ししか食べられないため、胃下垂の人は太りにくく痩せている人が多いと言います。

胃下垂はぜん動運動と言う胃の機能が落ちていますので、それを補うために右側を下にする寝方が胃下垂の人にとって消化に良い寝方です。

鉤状胃も胃下垂も病気ではありませんし、治療が必要と言うこともありません。
ただ消化不良を起こしやすいということを踏まえて、胃に負担をかけない食事をよく噛んで食べることを心掛けるといいですね。

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2017.11.07

逆流性食道炎の人は左を下にして寝る

逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流して食道の粘膜が炎症を起こす病気です。

胃と食道の間には、胃からの消化物や胃酸の逆流がおこらないよう「下部食道括約筋」という胃の入り口を閉める筋肉があります。

ところが、加齢や体重増加などで、この括約筋が弱くなるために胃から食道に向けて胃酸などの逆流が起こるようになります。

逆流性食道炎

胃酸の逆流が起こると、食道の粘膜は胃のように強くありませんので、逆流してきた胃酸によって胸やけやのどの痛み、咳といった不調が引き起こされます。

すでに診断を受けている場合は、お医者さんからも右側を下にして寝ないよう指導があったのではないかと思います。

逆流性食道炎の人が右を下にして寝ると、胃の出口だけでなく入り口も下向きになり、食道に向けて胃酸の逆流が起こりやすくなります。炎症を起こしているところに、さらに胃酸が流れてきますので症状の悪化にもつながってしまいますので、逆流性食道炎の人は体の左を下にして寝るようにします。

まだ診断を受けていないものの“ひょっとして”と思い当たる節がある場合、胃下垂や鉤状胃の胃もたれなどが食後に感じられるのに対して、逆流性食道炎の胃もたれや胸焼けは空腹時にも起こるという特徴があります。

早めに正確な診断を受けることが必要ですが、この違いを寝るときに左を下にした方がよいのか右を下にした方がよいのかの判断にお役立てください。

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瀑状胃の人の消化に良い寝方

瀑状胃は、胃の入り口が低く二つに折れ曲がったような形をしていて、胃炎や逆流性食道炎を起こしやすい胃の形と言われます。

瀑状胃は決して珍しいということもなく、日本人の2~3割は瀑状胃なのでそうです。

肥満体形や神経質な人がなりやすいのですが、生まれつき瀑状胃という人もいらっしゃいます。

瀑状胃(ばくじょうい)

瀑状胃は、胃の形状から食べたものが胃の上部にたまり、なかなか下のほうに移動していきません。食べ物を消化するための胃液は胃の下部で分泌されていますので、胃の上部に食べ物がたまると胃液と混ざらず消化に時間がかかるのです。

そうすると、胃は消化のためにさらに胃液を分泌しますので、胃液が多くなりすぎて胃炎を起こしやすくなります。

瀑状胃の人にとっては、体の右を下にして寝ると、入り口が下に向くために胃の上部にたまった胃酸や食べ物が逆流しやすくなります。

瀑状胃の人にとっての消化に良い寝方は、胃の形が特徴的な分、少し複雑になります。

    瀑状胃の人にとって消化に良い寝方

  1. 胃の上にたまっている食べ物を下に動かすために体の左を下にして寝ます
  2. 次にうつぶせに寝ます
  3. しばらくしたら体の右を下にした体勢で寝ます

それぞれ10分ずつと考えて30分かけて食べ物を胃から十二指腸に送ると考えましょう。

瀑状胃も病気ということではないのですが、食べ物の消化に時間がかかる胃の形です。胃のレントゲンととる機会があれば、自分の胃が瀑状胃かどうか聞いておけば気を付けることが出来ていいですね。

消化をよくする食後の30分の過ごし方

食後30分休む
ここまで胃の形や胃もたれや胸焼けがある場合に消化をよくするための寝方を見てきましたが、食後の30分をどう過ごすかで胃への負担が変わってきます。

食後は、食べたものを消化するために体の血液が胃腸に集中します。この時に運動などで体を動かすと、血液が分散してしまい、消化によくありません。

消化のことを考えると食後の30分は、ゆっくりと楽な姿勢で休むことがおすすめです。

横になれるようなら、上体を起こして、右か左の自分の胃の形に良い側を下にした体勢で休みます。会社や学校では、横になるのは難しいでしょうから、体を少し右か左に傾けて、ややうつむき加減で静かに座るだけで胃にとってはプラスの効果が生まれます。

このとき、仮眠するのもOKです!
体が休まり、さらに消化が良くなりますし、起きた後は、消化で生まれたエネルギーがすぐに使われるので体脂肪がつきにくくなります。

注意するのは、本格的に寝てしまうこと。
夜は特に食べてすぐに寝ると、かえって消化に良くありませんし、脂肪や老廃物もたまるため太りやすく肌荒れの原因にもなります。

布団に入る3時間前には夜ごはんを食べ終える。

これを目安にしてみてください。

まとめ

正常な胃の形は体の右側に向かってカーブしたそら豆のような形をしています。
そのため、一般的には、体の右側を下にした寝方が、胃の出口が下向きになるため消化に良い寝方と言われます。

ただ、人によって胃の形は異なることと、右を下にすることで胃から食道に胃酸も逆流しやすくなるため、右を下にした寝方が消化に逆効果になる人がいます

右を下にする寝方が消化に良い右を下にする寝方が消化に良い
正常な胃(そら豆の形)
鉤状胃(こうじょうい)
胃下垂(いかすい)
流動性食道炎
瀑状胃(ばくじょうい)

瀑状胃や逆襲性食道炎の人は、右を下にすると胃の入り口も下をむくため、胃酸や食べたものが食道に逆流しやすくなり逆効果です。

この場合は、左を下にして寝ることが消化に良い寝方になります。(瀑状胃の人は、その後うつぶせになり、最後に右を下にするという寝方が消化を助けます)

胃下垂や鉤状胃の人も胃の形から食後に胸焼けや胃もたれといった不快感が起こりやすいですが、右を下にする寝方が食べ物の十二指腸への移動を助けるので良いでしょう。

また、いずれの胃の形であっても食後の30分は消化を助けるためにゆっくりと休むことがおすすめです。横になれるのであれば、自分にとって消化を助ける側を下にして上体を少し起こした体勢で休むといいでしょう。

食べることと寝ることは日々のことです。
胃のレントゲン検査を受ける機会があれば、自分の胃の形を聞いておくと、胃の調子が悪いときなどに、どちらを下にして寝れば消化に良いか分かっていいかもしれませんね。


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