一説では、隕石にぶつかるよりも当たる確率が低いといわれる宝くじ。
ですが、いかに確率が低くても、実際に宝くじで高額当せんを果たしている人がいらっしゃるのも事実です。
もし、宝くじが当たる人に特徴があるとすれば?自分が当てはまるかどうか気になりますよね~。
そこで本日は、宝くじに当たる人に特徴があるのかどうかについて、調べてみました!
結果、自分が特徴に当てはまっていたとしたら・・・、宝くじ売り場に早速go!となりますが、さてさてどうなるでしょうか。
■目次
宝くじが当たりやすい人の特徴?
宝くじで1000万円以上という高額当せんを果たした人たちを対象に、全国自治宝くじ事務協議会が毎年実施されているアンケートがあります。
その名もずばり、「宝くじ長者白書」。順番にご紹介していきますね。
宝くじ長者白書でがこんな報告が
最新のアンケート結果となる「平成29年宝くじ長者白書」では、1000万円以上の当せん金を受け取った1,065名の宝くじ長者からの回答がまとめられています。
毎年、年代・性別、イニシャルや星座などを調べておられるのですが、果たして本当にそんな特徴があるのでしょうか??
早速、見ていきましょう!
性別
回答が寄せられた1,065名のうち、性別は次のような結果でした。
男性 | 691名(約65%) |
女性 | 374名(約35%) |
男性の方が当たりやすいのか!と一瞬思わされる数値ですね。
平成22年の調査と少し古い資料ですが、第12回「宝くじ」に関する世論調査報告書によると、月1回以上宝くじを買う人の性別比率は、男性66%、女性34%です。ということは、宝くじ長者の男女比率とほぼ一致していますから、男女で当たりやすさに差はないということが分かります。
年代
では、年代別では、宝くじの当たりやすさに特徴があるでしょうか。
今度は、平成22年実施の第12回「宝くじ」に関する世論調査報告書から分かる年代別の購入者比率も一緒にご覧ください。
年代 | 当せん者数(率) | 購入者比率 |
20代以下 | 46名(約4%) | 11% |
30代 | 98名(約9%) | 20% |
40代 | 213名(約20%) | 19% |
50代 | 249名(約23%) | 19% |
60代以上 | 459名(約43%) | 31% |
30代から50代までは宝くじを買う人の率と当たった人の率が近しいですが、20代以下と60代以上では差が出ましたね。
この数字を見る限り、宝くじは若い人よりシニアの方が当たりやすいと言えそうですが、原因については後ほど詳しくお伝えしたいと思います。
血液型
続いて、血液型です。宝くじの購入者の血液型比率はありませんでしたので、日本人の血液型の割合と比較してみることにします。
血液型 | 当せん者数(率) | 日本人比率 |
A型 | 392名(約37%) | 40% |
O型 | 310名(約29%) | 30% |
B型 | 245名(約23%) | 20% |
AB型 | 98名(約9%) | 10% |
※一般社団法人日本輸血・細胞治療学会から
日本人の血液型の割合と、高額当せん者の血液型の割合は、ほぼ同じですね。
つまり血液型で、宝くじに当たりやすい・当たりにくいは関係がないということですね(笑)。
イニシャル
さて、お次はいよいよイニシャルです。もし、本当にイニシャルで宝くじに当たるかどうかの特徴があるなら面白いんですけどねー。
1年分だけ見ても分からなさそうなので、直近5年度分(平成29年度から平成25年度版)の調査結果を集計してみました。
順位 | 男性 | 女性 |
1位 | T.K | M.K |
2位 | T.S | M.S |
3位 | K.T | Y.KとK.K |
※イニシャルは、名・姓の順
平成29年度版の結果では、男性の1位がT.Kで21人、女性の1位がM.Kで14人です。回答数が1,065名ですから、数字がばらけているのが分かりますね。
それに、苗字では男女とも、一番多いのがKで次がSです。日本人の多い苗字のイニシャルがKとSですから、血液型とイニシャルも同じく人口比率に沿った結果と言えます。
イニシャルで特徴があったら面白いと思ったのですが、ちょっと特徴というには厳しいと感じる結果でした。(半分あてはまったので残念!)
星座
最後は星座です。男性はご自分の星座も気にされていないという人が多いですが、女性には気になる項目ですね(笑)。
順位 | 男性 | 女性 |
1位 | 双子座(10.3%) | 山羊座(11.0%) |
2位 | 蠍座(9.1%) | 水瓶座・乙女座(10.2%) |
3位 | 蠍座(9.1%) | 蠍座(9.1%) |
星座は、全部で12種類です。100%を単純に12で割ると8.3%。
1位の星座でも10~11%ですので、2%の違いを特徴とみていいかどうか悩ましいというのが正直な感想です。ひょっとしたら、そもそも宝くじの購入者の星座別比率の差かもしれませんし。
ということで、個人的には星座も宝くじが当たる特徴としてはあまり妥当ではないと思います。
肝心なのは当たっている確率が高いかどうか
さて、ここまで宝くじで1000万円以上という高額当せんをした人の年代や性別などを見てきました。
ですが、今まで見てきた特徴って、自分では努力しても変えようがないモノばかりですよね!
イニシャルや星座で、宝くじに当たる特徴が本当にあったとして、自分に当てはまらなかったら、めっちゃ面白くない話だと思いません?
それに、当たった人の結果だけでは、当たりやすさは見えてきません。せっかくの調査結果ではありますが、イニシャルや星座では宝くじに当たる・当たらないという特徴づけはできないと思いました。
それよりも大事なのは、自分で変えられる・コントロールできること。つまり宝くじを買うときの行動です。唯一、年代で当たりやすさに差がありそうでしたが、これも行動と大きく関わってきているようですよ。
イニシャルや星座より大事なこと!
今さらなことをこのタイミングで言っちゃいますが、宝くじを当たる人の特徴は、宝くじを買っている人です!(笑)
ですが、たまたま買った1回が、幸運にも大当たりということは少ないようです。詳しく見ていきましょう!
宝くじを買う頻度と購入暦に注目!
宝くじに当たる特徴があるかどうかを年代やイニシャル・星座で見てきましたが、唯一関係がありそうなのが年代でしたよね。
宝くじが当たった人の購入頻度と購入暦を見てみると、60代以上のシニアの人に宝くじ当せんが多いのも納得できる感じです。
それぞれ数字でご紹介すると次のような状況です。
購入暦 | 回答数(率) |
10年以上 | 759名(71.3%) |
5年以上10年未満 | 131名(12.3%) |
1年以上5年未満 | 106名(10.0%) |
1年未満 | 20名(1.9%) |
初購入 | 22名(2.1%) |
さらに、高額当せんの方は、宝くじの購入頻度が年に数回以上という人が約83%。
第12回「宝くじ」に関する世論調査報告書によると、1年間に宝くじを買った人の中で数回以上購入した人の割合は約49%です。
この2つの数字から、1年に数回以上買うからこそ宝くじが当たたるということが分かります。
隕石にあたるより難しいという宝くじの当せんですが、10年以上の長期にわたってコツコツと買い続けることが当せん者の最大の特徴なのですね。
実際、”お金が欲しい”という思いよりも、”夢を持ちたい”という動機から宝くじを買っている人が、高額当せんに多いようです。そうした宝くじを楽しみで買っているから、長くコツコツと買い続けることができるのかなと感じる結果です。
では最後に、高額当せん者が宝くじを買うときに心がけていることをご紹介していきますね。
宝くじを買うときの心がけが大事?!
高額当せん者の方は、宝くじを買うときに次のようなことを心がけているかたが多くいらっしゃいます。
購入時のこだわり
やはり、こだわりを持って宝くじを買い続けていらっしゃる人が多いですよ。
- 連番とバラの割合
- 高額当せんが出ている売り場で買う
- 縁起の日を選んで買う
- 売り場の雰囲気・人、方角
宝くじの売り場の前を通ると、よく『〇億円出ました!』とか出ていますが、あれも気にされている人が多いようですね
その一方で、売り場については、いつも買っているところで買うという人も多いようです。
総合すると、”高額当せんが出ている、もしくは雰囲気・人、方角がいい売り場で、いつも買うようにしている”ということになりますでしょうか。
宝くじを買うときに実行しているゲン担ぎ
なんといっても”夢”を買うのが宝くじですから、ゲン担ぎも大事にされている方が多いですね。
- 良いことがあった時に買う
- お参りに行く
- 特定の色を持つ
- トイレや部屋を掃除する
お参りというのは、お墓参りや寺社へのお参りだと思われますが、信心深いということも重要なようです。同じような系列で、トイレや部屋の掃除も風水では開運の基本と言われますね。
良いことがあった時に買うという回答が最多ですが、反対に悪いことがあった時に買うという答えも少しありました。悪いことの後には良いことが来るという正負の法則で行動されているわけで、これも興味深いですね。
そして、やっぱり宝くじを買う日も大切なんですね~。実際に買うならいつがいいのか詳しくは
まとめ
隕石にぶつかるよりも当たる確率が低いという宝くじですが、実際に当せんされる方が毎年いらっしゃるのも事実です。
そんな宝くじで1000万円以上という高額当せん者を対象に全国自治宝くじ事務協議会が毎年アンケートを実施されています。
その名も「宝くじ長者白書」。
アンケートの項目は、年代、性別、血液型、イニシャル、星座といった個人の属性から、宝くじを購入するときの心がけやゲン担ぎなどの行動面に分かれています。
個人の属性に関しては、
- 性別は宝くじの購入者比率と近い割合
- 血液型とイニシャルはは日本人の人口比率と近い割合
ですので、当たりやすい特徴とは言えません。(星座も大きな差異はないといえます)
唯一、年代に関してのみシニアが当たりやすいという特徴が認められます。
その特徴に繋がっている原因は、高額当せん者の行動として
- 10年以上の長期間
- 1年に数回以上
宝くじを買い続けているということがあるようです。
また、高額当せん者には、”お金が欲しい”という思いよりも、”夢を持ちたい”ために宝くじを買う人が多いのも、長期間コツコツと宝くじを買い続ける秘訣かもしれません。
いずれにしても、宝くじを当てるためには、買わないことには始まりません!(笑)イニシャルや星座では、当たりやすさに差は無いということは、誰にでも買い続ければ当たるチャンスはあるということ!
10年後の当せんを夢見て買い始めてみるのもありですね(笑)。