トマトは消化に良い?トマトの酸味は胃を健康にする心強い味方!


ヨーロッパでは、昔から「トマトのある家に胃病なし」と言うそうです。

トマトは、たしかに栄養が高いとは思います。ですが、トマトは皮が硬いこともあり、消化には良くないと思っていました。

実際、消化に良い食べ物にトマトが入っている時と入っていない時があるので、一体どっちなの?と思いますよね。もし、トマトが消化に良いのであれば、胃の調子が悪い時でも栄養を負担なく取れますので大いに助かります。

そこで、本日は、トマトが消化に良いのかどうかを調べてきました。なぜ、「トマトのある家に胃病なし」と言われるのか、今まで知らなかったトマトのパワーに納得です!

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トマトは消化に良い?悪い?

トマトは消化に良いtop
結論から言いますと、トマトは基本、胃酸の分泌を促進する消化に良い食べ物です。胃もたれや食欲不振の解消に、とても効果があります。

ただ!多くの人が感じているように、トマトの皮は食物繊維の固まりのため消化されずに胃腸を通過します。特にプチトマトの皮は、食べている時点で硬さを感じますよね。

また、トマトと言えば夏を代表する野菜。トマトには、体を冷やす効果があります。

つまり、消化不良を起こしている時は、皮つきのトマトを生で食べると、消化に良くない食べ物になります。その他にもトマトが症状を悪化させるケースもあります。

手放しでトマトは消化に良いとは言えませんが、注意すべき点さえ知っていれば栄養満点のトマトは胃を健康にする心強い存在です。

まずは、トマトの良い面、胃を健康にする働きからお伝えしていきますね。

トマトの健胃作用

胃を健康にする働きを健胃作用と言いますが、トマトには次のような健胃作用があります。

  • 胃もたれや食欲不振の解消
  • 胃の粘膜を丈夫にする

どういうことなのか一緒に見ていきましょう。

胃もたれや食欲不振の解消

トマトを食べると感じる酸味。トマトの美味しさの一つですが、実は、このトマトの酸味に胃を健康にする効果があるのです。

トマトの酸味の正体は、クエン酸やリンゴ酸といったフルーツの酸味と同じものです。中でも豊富なのがクエン酸で、トマトの酸味の90%がクエン酸です。

クエン酸には、胃液の分泌を高めるという働きがあり、たんぱく質や脂肪の消化を助ける効果があります。ちょっと胃もたれがあるなというときや、お肉や油っこいものを食べるときにトマトを一緒に食べると、消化が良くなり胃もたれを起こしません!

この他にもクエン酸には

  • 食欲増進
  • 肝機能を高める
  • 利尿作用
  • といった効果がありますので、トマトは胃腸以外にも有効な食べ物と言えますね。

    トマトの健胃作用が逆効果になるケース

    トマトのクエン酸は、胃液の分泌を促進し、胃もたれといった胃の不快感を解消してくれますが、場合によっては注意です。

    • 胃潰瘍の症状がある
    • 逆流性食道炎の症状がある
    • 胃が荒れている

    これらのケースに当てはまる場合は、トマトが症状を悪化させる場合がありますので、食べないようにしましょう。

    胃の粘膜を丈夫にする

    トマトには、栄養素の中では体内に入るとビタミンAに変換される-カロテンが最も多く含まれています。ビタミンAには、胃の粘膜細胞の代謝を促進して丈夫にし、胃を守る粘液の分泌を高める働きがあります。

    胃では胃液を分泌して食べ物を消化しますが、この消化液は強力な酸性です。粘膜が弱るとたちまち胃液で胃そのものが弱ってしまいます。

    トマトは、クエン酸で胃液の分泌を促しつつβ-カロテンで胃の粘膜もサポートしているわけですね。私は、トマトにそんな効果があるとは知らなかったので驚かされました(笑)。

    健康な胃

    ただ、すでに消化不良を起こしている時や胃腸の調子が悪い時には、トマトをそのまま食べると胃の負担になることがあります。

    続いて、そうしたときの注意点をお伝えしますね。

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    胃の不調時にトマトを食べるなら

    トマトジュース
    消化不良を起こしていたり胃腸が弱っていたりする時にも、トマトは決して消化に悪い食べ物ではありません。しかし、ちょっと胃の調子が悪いなという時にトマトを食べる場合は、次の2点を守る必要があります。

    • トマトの皮と種を食べない
    • 生では食べない(加熱して食べる)

    それぞれ、どうして注意しないといけないのか、見ていきましょう。

    トマトの皮と種を食べない

    消化の良い食べ物の条件の一つに、食物繊維が少ないということがあります。食物繊維は、胃では消化されずに腸に届くため、便通にとっては良いのですが、胃にとっては負担がかかる栄養素です。

    そしてトマトの皮は食物繊維の固まりですので、胃では消化しきれません。トマトの種も同様です。

    消化に良い食べ物については、こちらの記事で詳しくお伝えしています
    胃に優しい食べ物!胃腸炎でも食べられる消化にいい食材!

    生では食べない

    胃が弱っている時に冷たい食べ物は刺激が強く消化に良くありません。さらに、トマトは体を冷やす夏野菜です。

    胃腸の調子が悪い時に、生のトマトを食べると、消化に悪いだけではなく、体が冷えすぎて下痢を起こすことがあります。

    消化不良や胃腸の調子が良くない時は、トマトは皮と種をとって、加熱調理したものを食べましょう。そうすれば、トマトの消化に悪い面が消え去って、胃を健康にする良い面が残る栄養満点な食べ物になります。

    トマトジュースで胃を丈夫に

    お腹がすいて胃が痛いときや、油っこいものを食べたときに、胸焼けがすることがありますよね。
    そんなときは、トマトジュースを飲むと胃の粘膜を保護してくれるので、胸焼けが楽になります。

    理想は毎日トマトを食べることですが、トマトジュースを習慣にするのもおススメです。

    まとめ

    トマトの持つ独特の酸味。クエン酸やリンゴ酸などが、酸味の成分ですが、この酸味が胃酸の分泌を促進する働きをします。

    そのため、お肉や油っこいものとトマトを一緒に食べると胃もたれを防ぐ効果があります。また、トマトには体内でビタミンAに変わるβ-カロテンが多く含まれており、胃の粘膜を保護し丈夫にするという健胃作用も高い食べ物です。

    一方で、トマトの皮は胃で消化できない食物繊維が多いことと、体を冷やす夏野菜です。

    消化不良や胃の調子が良くない時は、皮と種をとって加熱調理をすれば、トマトは消化にも良くて、栄養も高い食べ物になります。

    普段から、トマトを食べて、「トマトのある家に胃病なし」を目指しましょう!

    【参考図書】
    病気と不調を自分で治す! 家庭おくすり大事典(主婦の友社)
    長生きしたけりゃ、トマトとたまねぎを食べなさい(PHP研究所)


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