爪の半月がないのは不調?指によって体からのメッセージは違った!


爪は、健康のバロメーターと言われていますし、薄いピンク色をしていて、なめらかでツヤのある健康な爪を桜貝に例えることも多いですよね。

その爪をしげしげと見てみると指によって根元に白い部分がある爪とない爪があることに気づきます。

この爪の根元の白い部分、丸くカーブしている形から爪の半月、爪半月(そうはんげつ)と言います。

私の爪は、右手は小指以外、左手は親指だけに半月が出ているのですが、健康のバロメーターとされる爪の中でも、台湾ではこの爪の半月の状態で体のどの部分が不調なのかが分かると言われて驚いた覚えがあります。

実際のところ、この爪の半月が出ていなかったら、自分の体調を心配したほうが良いのか気になります。

調べてみると、どうも、今の日本で最も馴染みのある西洋医学と、台湾などでポピュラーな中医学では、考え方に違いがあるようです。

私は西洋医療だけでは人体の神秘は解き明かせない(笑)と考えていますので、本日は、爪の半月について西洋医療・中医学、両方の考えをお伝えしようと思います

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西洋医療と中医学の見解の違い

爪半月ないtop
西洋医学では爪の半月がない状態は、爪の伸びるスピードの速さ、つまり新陳代謝が良いか悪いかの違いであって特に健康に問題があるとは考えられていません。

一方の中医学がどうかというと、こちらは、爪は指ごとに体の内部とつながっており爪の半月に表れる異変は体の中からの不調のサインと考えられています。

これは、「健康」というものをどう考えるのか、両方の医学の違いがダイレクトに出ているなと感じます。

例えば肩こり。

肩こりに悩んでいる人は多いと思います。かくいう私もなで肩のため小学生の頃から筋金入りの肩こり持ちです。

この肩こりは病気かと言うと、不調ではあるけど病気とまで考える人は少ないですよね。私も肩こりはありますが、健康かどうかと聞かれれば、迷わず健康と答えると思います。

でも、中医学では、こうした肩こりのような不調は「未病」としてとらえます。

  • 身体の重要な血・水・気の流れに滞りがあると、それが不調として出てくる。
  • その不調を軽視して放置して生活を改めないと、それが思いもかけない病気につながる。

これが中医学の健康のとらえ方です。

そして、爪に半月がないことも中医学では「未病」ということになるのです。

では、続いて、それぞれの医療の考え方をもう少し深く見ていきましょう。

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西洋医療では爪半月の大きさは新陳代謝の差

爪は、爪母(そうぼ)という部分で作られていて、出来たばかりの爪は水分を多く含んで乳白色をしています。

爪が伸びるにつれて水分が抜けて硬くなると同時に乳白色も消えていくのですが、水分を保って乳白色の状態が爪半月(そうはんげつ)です。

爪の部分名称

つまり爪の伸びるスピードが早いか、水分の抜けるのが早いか。どちらが早いかが半月の大きさに影響しているのですね。

年代でいうなら、やはり新陳代謝が活発な10代半ばの時期が最も半月が大きいですし、成人してからでも指の中でも爪の伸びるスピードが早い親指には半月があるという人が大半です。

おもしろいことに、爪の伸びる速度は、親指から小指に向かって並んでいる順に遅いので、半月の大きさも親指から小指の順で小さくなっていくそうですよ。

こうした点から、西洋医学では年齢とともに新陳代謝が鈍っていき爪半月がなくなるのは当たり前のことなのですね。

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中医学では爪半月から体の不調を読み取る

身体賛歌
続いては中医学が爪半月のないことをどう考えているかを見ていきますね。

中医学には、もともと経絡(けいらく)という考え方があります。

経絡とは、エネルギーである「気」の通り道で、内臓・器官と全身を結び調節する通路のこと

そして、爪は、その経絡の最末端であり、各指と関係する内臓・器官の病気や不調を知らせてくれる場所になります。爪の横をもむという健康法が話題になりましたが、あれは指のツボを刺激することで体調を整えるという健康法でしたね。

健康な人は半月がしっかりと見えますし、半月が見られないようなら疲れから免疫が落ちていると中医学では考えます。

では、それぞれの指から、具体的にどういう不調が考えられるかを次の表を参照ください。

関係臓器不調
親指肺(呼吸器系)、脳息切れ、喘息
物忘れ、記憶力の低下
人差し指胃・大腸(消化器系)毒素がたまっている
むくみ、便秘、軟便
中指心、精神面(脳神経系)ストレスがたまっている
極度になると登校拒否や出社拒否の心配がある
薬指免疫全般交感神経が弱っている
自律神経失調症、アレルギー
小指腎臓むくみ、膀胱炎

参考文献:4000年健康法―これだけわかれば医者いらず

もちろん、爪に半月が出ていないからと言って、関係する内臓や器官に必ず病気があるわけではありませんので、そこは安心してください。

ある意味、爪の半月がないことに気づいたということは、体からのメッセージに気づいたということ。その気づきから、日々の生活を振り返り、そしてご自分の身体を労わる機会と考えることが、一番大事なことだと思いました。

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まとめ

爪の付け根よりさらに指よりの爪母(そうぼ)という部分で爪は作られます。

作られてばかりの爪は、水分が多いため軟らかく乳白色をしていますが、爪が伸びると徐々に水分が失われて透明の状態になります。

爪の半月は、爪の根元に見える白い部分ですが、出来て間もない水分を含んだ爪が伸びて根元に出てきたものです。

爪の伸びるスピードが早いと、水分を保ったまま根元にあらわれるということになりますので、西洋医学では、爪半月(そうはんげつ)があるかないかは、新陳代謝が活発かどうかに過ぎず、新陳代謝のピークである10代半ば以降は徐々に爪半月が小さくなるのは当然と考えられています。

一方、中医学では、指は体の内臓・器官と経絡で結ばれており、爪の半月から関連する内臓や器官の不調が読み取れると考えられています。ただし、爪の半月がないからといって、関連する臓器に必ず病気があるわけではありません。

普段はなかなか気づかない体からのメッセージに気づき、ご自分の体と向き合うきっかけを爪の半月がくれているのかもしれませんね。


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