人間の体の中で成長期が終わっても伸びるものといえば、毛と爪ですよね。
髪の毛の伸びる速さは、顔の印象を左右するので敏感になりますが、爪の伸びる速さは意外と気にしていないことが多いような気がします。
不思議なのは、同じ時期に爪を整えても、足の爪は伸びるのが遅いということだったりします。
きっと個人差あるんでしょうが、爪の伸びる速さってどれぐらいなのでしょう?
そこで本日は、爪の伸びる速さについて調べてきました。
思ったとおり、爪の伸びる速さは個人差あったのですが、手の指によっても違うと分かって面白いですよ~。
■目次
爪の伸びる速さは平均するとどれぐらい?
平均的には、1日に0.1mmずつ伸びていきます。
1日に0.1mmの世界では、違いが分かりづらいですので、1週間と1ヶ月にするとどれだけの差が出てくるのか試しに表にしてみました。
爪の伸びる速さ | 1日 | 1週間 | 1ヶ月 |
速い | 0.12mm | 0.84mm | 3.6mm |
平均 | 0.1mm | 0.7mm | 3mm |
遅い | 0.08mm | 0.56mm | 2.4mm |
速い人と遅い人では、1ヶ月に1mm程度しか変わらなかったですね(笑)。
ですが、人によって爪の伸びる速さが違うのは何故なんでしょうか?
新陳代謝がいいと爪が早く伸びる!
爪の伸びる速さに個人差がある主な理由は、人によって新陳代謝の活発さが異なるからです。
そのため、新陳代謝が最も活発になる10歳から15歳の時期が、一生のうちで最も爪が伸びるのが速い時期に当たります。
成長期には身長も伸びるけど、爪も伸びるということですね(笑)。
そして、新陳代謝は年齢とともに落ちていきますので、爪の伸びる速さも年齢とともに遅くなりだします。
50歳を過ぎてしまうと、1~6歳の幼児よりも爪の伸びが遅くなるのだとか。
爪が伸びるのが遅くなっても日常で不便を感じることはなさそうですが、”加齢の表れ”と思うと少し悲しくなりますね。。。
ちなみに、性別でも爪の伸びる速さに傾向があり、女性よりも男性の方がほんの少しですが早く伸びるのだそうですよ!
となると、10歳から15歳の男子の爪が一番速く伸びて、50歳を超した女性の爪が一番遅いということになりますね。
同じ人でも手足・指によって速さは違います!
手足や季節によっても新陳代謝の活発さが変わるため、爪の伸びる速さにも手の指なのか足の指なのか、夏なのか冬なのかによって変わってきます。
心臓に近い手の方が爪が速く伸びる
手足の冷えがある人だと実感できると思うのですが、手よりも足先の方が冷えを感じやすいですよね。
これは、手よりも足の方が心臓から遠く血流が滞りやすいためですが、血流が悪いということは新陳代謝が悪いということにもなります。
爪の伸びる速さに置き換えると次の数値になります。
- 手の爪 ⇒ 0.08mm~0.12mm
- 足の爪 ⇒ 0.05mm~0.09mm
おおよそではありますが、手の爪の方が足よりも2倍速く伸びる計算ですね。
一番速く伸びるのは利き手の中指の爪!
さらに面白いのは、よく使う利き手、よく使う指の爪ほど伸びるのが速くなります。
筋肉を動かすと血流が良くなりますから、
- よく使う⇒血流が増える⇒新陳代謝が良くなる⇒爪が速く伸びる
という図式が成立するわけですね。
手の指の中では、やはり人差し指・中指・薬指を使う機会が多いため、この3本の指の爪が速く伸びる傾向です。
爪が伸びなくなるのは冬!
冬の寒い時期は血行が悪くなって、肩こりもひどくなりがちですが、爪の伸びる速さにも季節が影響してきます。
そのため、冬は爪の伸びが遅くなり、気温が高い春から秋にかけては爪が速く伸びます。
手と足の爪が、季節でどれぐらい変わるかを表にしました。
春から秋 | 冬 | |
手の爪 | 0.1mm~0.12mm | 0.08mm~0.1mm |
足の爪 | 0.07mm~0.09mm | 0.05mm~0.08mm |
小数点第2位の違いなので、わずかといえばわずかなのですが、体の正直さには感心させられますね。
爪が急に早く伸ばす方法ってある?
さて、今回、爪の伸びる速さを調べていると、”深爪をしたので爪を早く伸ばしたい”という声をチラホラ見かけました。
私もどちらかというと爪を深く切るほうなので、時々深爪をやらかして後悔することがありますので、よーく分かります。
爪の伸びる速さについてのところでお伝えしたとおり、爪の伸びる速さは新陳代謝の良しあしが影響しています。
爪を少しでも早く伸ばそうと思ったら、
- バランスの良い食事・運動・睡眠をとる
- 爪を傷めないよう保護する
というシンプルな話になります。
バランスの良い食事・運動・睡眠をとる
新陳代謝が良くなると爪が速く伸びるわけですから、一般に健康的といわれる生活が、すなわち爪を早く伸ばせる方法です。
爪は皮膚細胞と同じくケラチンから出来ていますので、健康な爪を作る栄養素にはタンパク質亜鉛・ビタミンB群、ビタミンC、鉄が必要です。
これらの栄養素は、基本的に健康を維持するために必要な栄養素です。
爪だけを考えて食事をするのも大変なので(笑)、毎日バランスよく食べるようにすればOKじゃないかなと思います。
夜更かしで爪は伸びませんよ
女性の方なら、夜10時から12時が肌のために睡眠すべきゴールデンタイムとご存知ですよね。
また、睡眠不足は太るというのも有名な話。
それというのも人の体は、睡眠中に全身の細胞の新陳代謝を促す成長ホルモンを分泌しています。
夜10時から12時が、成長ホルモンが最も多く分泌される時間帯です。
つまり、夜更かししていると成長ホルモンの分泌が減りますから、新陳代謝が減り太るわけです。
夜遅くまで起きている方が活動しているから爪が伸びるという話も見かけましたが、夜更かしをしていると新陳代謝が落ちるわけですから爪が伸びるのも遅くなりますよね。
爪を早く伸ばしたいなら、夜更かしせずに、しっかりと睡眠をとるようにしてくださいね。
爪を傷めないよう保護する
せっかく伸びてきた爪も、洗剤や除光液などの刺激で傷めてしまっては台無しです。
爪が伸びるまでは
- 食器洗いなど水仕事をするときには手袋をする
- しばらくネイルは我慢する
ようにして、爪をしっかり保護してあげてくださいね。
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まとめ
爪の伸びる速さは、大人の場合で1日に0.08mmから0.12mmと個人差がありますが、平均1日に0.1mmずつ伸びます。
爪が伸びる速さを決めるのは新陳代謝が活発かどうか。
新陳代謝が最も活発な10歳から15歳が、一生のうちで最も爪が伸びるのが速くなります。
20歳を超すと、年齢とともに新陳代謝は落ちていくため、爪が伸びる速度も遅くなり、50歳を過ぎてしまうと、1~6歳の幼児よりも爪の伸びが遅くなります。
同じ爪でも、手の指の爪の方が心臓に近く血流が良い=新陳代謝が良くなるため、足の爪よりも早く伸びます。
左右の手の間でも、よく使う利き手、よく使う人差し指・中指・薬指の3本が、早く伸びる傾向です。
気温が低くなる冬は、冷えから血行が悪くなり新陳代謝も落ちるため、春から秋と比べて爪があまり伸びません。
春から秋 | 冬 | |
手の爪 | 0.1mm~0.12mm | 0.08mm~0.1mm |
足の爪 | 0.07mm~0.09mm | 0.05mm~0.08mm |
爪の伸びる速さは、遅い・速いと言っても、ほんのわずかな違いですが、人の体の正直さには感心させられますね。