夏物衣料は汗汚れが一番心配なので、衣替えのためのしまい洗いをぼちぼち始めています。
それで今日洗ったのは、白シャツ2枚。
(余談ながら「魔法の水」で襟も袖口もしっかりきれいになりました!)
洗い終わって糊付けをしたところで、いつもは軽く絞って干すのですが、今日は我が家の洗濯機の設定で一番短い45秒の脱水をかけてみました。
脱水をかけると洗濯のりの効き目がなくなると教わってきたので、今までは脱水せずに軽く絞って干していました。
でも、そうするとポタポタと水滴も垂れますし、糊を含んだ水なので、ベランダにこびりつくのが嫌だなぁと内心思っていたのです。
乾いたシャツを触ると、ちゃんと糊がきいてシャキッとしています。
ということは脱水しても大丈夫?という疑問をはっきりさせるために、洗濯のりの使い方を調べました!
洗濯のりの使い方
我が家では、ずっと液体洗濯のりを使っています。
一時、スプレータイプ(おそらく花王のキーピング)を使っていましたが、のりの効きが弱いことと、やはりコスパの点から液体の洗濯のりに戻っています。
ですので、本日お伝えするのは液体洗濯のりの使い方ですが、全自動洗濯機でも手洗いでも、洗濯のりの使い方は基本同じです。
洗濯機と手洗いで違う点も交えながら、基本の糊付け方法を説明していきますね!
糊付けする衣類を洗濯する
洗濯機を使う場合、糊付けする物としない物を一緒に回しても、もちろん大丈夫です。
一緒に回した場合は、洗濯のりを入れる段階で糊付けする物としない物を分けるために脱水まで終わらせた方が楽ちんです。
糊付けする物だけを洗濯機で洗った場合でも、排水して水の量を減らさないといけないので、いったん脱水まで終わらせしまってよいと思います。
もし、排水の調節が簡単にできるようであれば、すすぎが終わった段階で、衣類がつかるぐらいの水を残して排水してください。
糊付けする衣類を水に漬ける
水の量は、手洗い・洗濯機の場合ともに衣類がつかる程度で十分です。
手洗いの場合であれば、洗い桶や洗面器、もしくは洗面台に衣類がつかるぐらいの水をはります。
洗濯機の場合は、洗濯槽の水を衣類がつかるぐらいの量に設定します。
ここで水の量が多いと洗濯のりが薄まってしまい効き目がなくなってしまうので洗濯機の場合は忘れずに調節しましょう。
水に溶いた洗濯のりで3分糊付けする
先ほどの洗濯ものに水に溶いた洗濯のりを注ぎ糊付けしますが、洗濯物の繊維に、のりの成分を行きわたらせるために3分ほど漬けます。
手洗いの場合は押し洗いを3分ほど。
洗濯機の場合も「洗い」を3分ほど回してください。
洗濯のりと水の割合は、1:8が目安ですが、洗濯のりの濃度で、乾いた後のパリッと感が変わってきます。
お好みの固さに調整してみてください。
クリーニング店では、最近はあまりパリッとさせないそうです。
私の場合は、シャツはやはりパリッと襟が立つのが好きですが、デニムやポロシャツなどは緩めの糊付けがおすすめですね。
デニムなどの厚手の生地は、洗濯のりをよく吸いますので、漬け込み時間は3分より短めに設定してください。
また柔軟剤を一緒に使うなら、このタイミングで同時に入れます。
洗濯のりでハリ、柔軟剤でしなやかさ。
両方の良い点がそのまま衣類に出るので、着心地の良さも格別です!
洗濯機の柔軟剤や洗剤の投入口から入れると洗濯のりが乾いて投入口にこびりつきますので、投入口から洗濯のりは入れてはいけません。
洗濯のりを溶かした水は、衣類をひたした水に直接注ぎましょう!
軽く脱水をしてすぐに干す
洗濯機の脱水であれば、30秒ほど。
手洗いの物は、絞ってからタオルに挟んで余分な水分をとります。
完全に脱水すると、糊付けした意味がなくなります。
また、すぐに干さないと糊が効いている分、しわがそのまま固まってしまうので要注意です。
浴室乾燥は問題ありませんが、糊付けした洗濯物を乾燥機には入れないでくださいね。
洗濯のりを使うメリット
洗濯の糊付けは、いつもの洗濯に、ひと手間余分にかかることにはなりますが、糊付けには手間以上のメリットがあります!
ここでは、そのメリットを3点ご紹介しましょう。
- 洋服が汚れにくくなる
- 洋服にハリとこしがでる
- アイロンでしわが伸びやすくなる
洗濯のりで衣類をコーティングしたことになりますので、汚れが付きにくくなります。
特にワイシャツの襟や袖口。
元々皮脂の多いところですし、落としにくい汚れの代表ですよね。
この部分に糊をきかせておくと、汚れが繊維の奥に入りにくくなるので、次に洗った時に汚れが落ちやすいというメリットがあるのです。
シャツ類はもちろんですが、クールビズの職場に着ていくポロシャツなども糊付けをするとシャキッとするのでビジネスの場にふさわしくなります。
型崩れを防止してもくれますので、Tシャツなんかも軽く糊付けしても良さそうですね。
特におすすめなのが、完全に乾く前。
9割がた乾いたところでアイロンをかけると、きれいに仕上がります。
乾いた場合でも霧吹きを使いながらアイロンがけをするとしわがきれいに伸びますよ。
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まとめ
洗濯のりは、全自動洗濯機で使う場合も手洗いで使う場合も、基本の使い方は同じです。
洗い終わった洗濯物をひたひたの水につけ、そこに洗濯のり1に対して水8で溶いたものを注ぎ、繊維に洗濯のりを行きわたらせるために3分ほど漬けこみます。
その後は、軽く脱水をし、すぐに干します。
脱水をしすぎると洗濯のりの効果がなくなりますし、脱水後時間をおくと、のりが効いている分、しわがつきやすくなります。
ちょっと手間なようですが、汚れがつきにくくなる、ハリが出て型崩れしにくい、アイロンがけでしわが取れやすいといったメリットがありますので、洗濯のりを上手に使っていきましょう!