年賀状は、あらかじめ出す通数を数えて、返信用の予備を少し足して買うことが多いですよね。
なので、書き損じて枚数が足りなくなると、急いで交換する必要があります。また、出していなかった人からの年賀状が少ないと未使用の年賀状が余るので、この場合も使えるものに交換したいですよね。
書き損じや未使用の年賀はがきは、実は簡単に郵便局で、新しいはがきや切手に交換してもらえます。
一度分かるととても簡単なことですので、本日は書き損じや未使用の年賀状の交換について、詳しくお伝えしていきますね。
どこで交換してもらえる?
書き損じや未使用の年賀状の交換は、最寄りの郵便局の郵便窓口なら、どこでも交換してくれます。
ちなみに、郵便窓口の営業時間は、平日(月~金)の9時から17時まで。
郵便の仕分けをしている大きな郵便局だと、営業時間外でも郵便を受け付けてくれる ゆうゆう窓口がありますが、ゆうゆう窓口では交換業務をしていませんので、ご注意くださいね。
また、個人などが郵便業務の一部を受託している簡易局でも交換はできません。必ず、郵便局の郵便窓口に行きましょう。
では、続いて何に交換できて、交換手数料はいくらなのかを見ていきましょう。
交換手数料はいくら?何に交換できる?
年賀はがき1枚につき、5円の交換手数料が必要ですが、次のものに交換してもらえますよ。
- 年賀はがきと交換できるもの
- 年賀はがき
- 普通郵便はがき
- 切手
- 郵便書留(ミニレター)
- 特定封筒(レターパック)
同じ年の年賀はがきとの交換に限られます。ですので、交換できる期間も年賀はがきの販売期間(11月1日~翌年1月6日)になります。
かもめ~るとは交換してもらえません。
特殊切手(記念切手のことです)とは、交換してもらえません。
けっこう色んなものに交換できますね。
年賀はがきと交換するものに差額がある場合
ここでちょっと気になるのは、年賀はがきと交換してもらえるはがきなどに差額がある場合です。
しかも2017年6月に、はがきの金額が52円から62円に値上がりしましたが、2018年の年賀はがきは52円でした。すでに2018年の年賀はがきの発売期間も終わっていますので、普通郵便はがきに交換するしかありませんよね。
この場合は、62円と52円の差額10円と、交換手数料の5円を足した15円が必要になります。
特定封筒(レターパック)や額面が違う切手などと交換するときも原理は同じです。
また、お手元にもっと昔、40円の時代の未使用の年賀はがきが残っていても、同じように差額と手数料を払えば交換できますよ。
支払い手数料は現金もしくは切手で支払える
交換に必要な手数料の支払いですが、現金もしくは切手に限られます。(差額がある場合も同じです)
年賀はがき10枚を現金払いで交換する場合、手数料50円を現金で支払えばOKです。シンプルな話ですよね(笑)。
ですが、切手で払う方法をとれば、現金は一切不要です。
どうするかというと、
- 年賀はがき10枚と交換するものの中に、手数料の50円以上の切手を入れる
- 窓口で「交換手数料は、交換する切手で支払います」と伝える
これでOKです。後は、郵便局の窓口の人が、ちゃんと計算して交換対応してくれます。
こんなときは無料で交換できます
理由によっては、交換手数料無料で、交換してもらえる場合が2つあります。
これを知らずに持って行くと、払わなくてもよかった手数料を払ってしまうことになりますので、しっかりと押さえていきましょう!
急に身内で不幸があった
年賀はがきを買った後に、急に近親者が亡くなった場合、交換手数料無料で交換に応じてもらえます。
ただ、通常の交換と違う点が2つありますので、気を付けてください。
- 交換できる期間が年賀はがきの販売期間(11月1日から翌年1月7日まで)
- 窓口で備え付けの用紙に氏名・住所、亡くなった人との続柄を記入する
年賀状の販売期間が過ぎると、交換手数料が発生します。哀しみでそれどころではないかもしれませんが、これも一つ覚えておいてくださいね。
間違った種類を買った
インクジェット用紙が欲しかったのに、普通用紙を買ってしまったなど。年賀はがきの種類を誤購入したときも交換手数料無料で交換してもらえます。
誤った購入の交換ですので、次の3つが交換できる条件になってきます。
- 年賀はがきの状態が未使用かつ新品同様
- 交換できるのは年賀はがきに限る
- 交換できる期間が年賀はがきの販売期間(11月1日から翌年1月7日まで)
間違えたと気づいたら、早めに交換してもらいましょう。
交換できないケースと交換できるケース
書き損じや未使用の年賀状は、基本新しい切手やはがきなどに交換できますが、はがきの料金が印字されている部分(料額印といいます)の破損がひどい場合、交換してもらえないことがあります。
ただですね、私もやらかしたことがあるのですが、プリンターに裏表間違えて差し込んで、住所面に文章やイラストを印字することってありますよね。こうした明らかなミスの場合は、交換に応じてもらえます。(私も過去に交換してもらいました!)
ですが、料金が印字されている部分(料額印)に
- はさみなどで切り取った
- パンチで穴をあけた
- 落書きをした
ような場合は、交換してもらえませんのでご注意ください。
では、続いては、年賀はがきを交換できる時期についてです。
交換できる時期はいつまで?
さて、これまでのところでも、同じ年の年賀はがきに交換する場合は期限があると出てきましたが、交換時期について、あらためてお伝えしていきますね。
同じ年の年賀はがきへの交換
同じ年の年賀はがきに交換するのは、主に書き損じて枚数が足りない場合かなと思います。この場合は、年賀はがきの販売期間内、11月1日から翌年1月7日までが交換できる期間です。
また、交換できるのは、今現在販売されている年賀はがきが対象です。(繰り返しになりますが、前年までの年賀はがきを今年の年賀はがきには交換してもらえませんよ~。)
全体に年賀はがきの取り扱い量は減ってきているので、年賀はがきが完売することは、まずありません。
しかし、無地のインクジェット用紙は年の瀬だと売り切れということも過去にありました。その場合は、インクジェット用紙以外の種類に変えてもらうことになりますね。
年賀はがき以外のものに交換
返信用に余分に買っておいた年賀はがきが余った場合は、わざわざ年賀はがきに交換しませんから、こちらのパターンですね(笑)。
その年の年賀はがき以外、切手や普通郵便はがきへの交換は、基本、いつでもOK! 交換期限はありません。
ですが、おすすめは、年賀はがきの当選番号の発表があってから交換に行くこと。
お年玉の当選と書き損じ・未使用の年賀状の交換は別の話ですので、当選商品と交換した後に、ちゃんと新しいはがきや切手と交換できるんですよ。
ここは、しっかり当選しているかどうかを確認してから、交換するようにしましょうね!
書き損じ・未使用年賀状で寄付もできます
書き損じ・未使用の年賀はがきをユニセフなどに寄付して、慈善事業に役立てることができます。
ここでは、寄付できる団体をいくつかご紹介させていただきますね。
団体名 | 支援先 |
インプレス | ユニセフを通じて貧困・紛争地域の子どもたちの医療や食糧援助など |
日本ユネスコ協会連盟 | 発展途上国の子どもたちの学習支援(世界寺子屋運動) |
特定非営利活動法人エファジャパン | ベトナム、ラオス、カンボジアの子ども達の支援 |
公益財団法人 ジョイセフ | 発展途上国の女性支援 |
財団法人カンボジア地雷撤去キャンペーン | カンボジアの地雷撤去 |
公益財団法人日本盲導犬協会 | 盲導犬の育成 |
財団法人緑の地球防衛基金 | 世界の植林活動 |
使用済みの切手や、すっかり使わなくなったテレカなども寄付できますので、関心のある方はぜひ一度ご覧ください。
私も交換に行くのが面倒、かつ最近手紙も出さなくなったので、未使用の年賀はがきが何枚か家に眠っています。この機会に、ほんの少しですが役立てていただけるよう寄付しようと思います。
まとめ
年賀状は、あらかじめ出す枚数を数えて、返信用に少し余分に買うことが多いですよね。
そのため、書き損じると足りなくなったり、返信用に使わなくて余ったりすることがあります。そんな書き損じや未使用の年賀状は、郵便局の郵便窓口で1通5円の手数料を払えば交換してもらえます。
- 交換できるもの
- 年賀はがき
- 普通郵便はがき
- 切手
- 郵便書留(ミニレター)
- 特定封筒(レターパック)
年賀はがきに交換できるのは、年賀はがきの販売期間(11月1日~翌年1月6日)の間のみ。交換できるのも、同じ年の年賀はがきに限られます。(前年までの年賀はがきと今年の年賀はがきは交換不可!)
年賀はがき以外のものへの交換には、期限はありませんので、いつでも交換してもらえます。
交換手数料は、現金のほかに切手で払うことができますが、
- 交換するものの中に、交換手数料以上の切手を入れて
- 窓口で切手で交換手数料を支払うと伝えれば
現金を支払わずに、年賀はがきを交換できます。
また、年賀はがきはユニセフなどに寄付する事もできます。なかなか手紙やはがきを出す機会も減っていますから、書き損じや未使用の年賀状は寄付するというのも良いですね。