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極寒の候が使える時期!意味・読み方・お役立ち文例

極寒(ごっかん)は、寒さが極まる、つまり寒さがピークであるという意味です。

極寒の候」は、”寒さがピークの時期ですね”という挨拶になります。

手紙に使えるのは1月20日ごろから2月3日までの大寒の期間です。

極寒の候の読み方、意味、使える時期

極寒の候

読み方ごっかんのこう
意味”極”は、極まる、ピークであるという意味。「極寒の候」は、”寒さがピークの時期ですね”という挨拶です。
極寒の候」は、暦の上の冬の終わりの時候の挨拶です。
使える時期大寒の時期(1月20日ごろから2月3日ごろまで)
1月下旬

立春(2月4日ごろ)からは暦の上では春に入ります。気候がどんなに寒くても立春を過ぎると使えません。また暖冬の年も使わない方が良いでしょう。

極寒の候を使った文例

極寒の候のように、”~の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

  • 拝啓 極寒の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  • 拝啓 極寒の候、貴社におかれましては、いよいよご繁栄の由、心からお喜び申し上げます。
  • 拝啓 極寒の候、貴社におかれましては、ますますご発展の段、大慶に存じ上げます。

ちょっと一言

貴社は、会社の尊敬語です。
団体や協会に送る場合は、貴社を貴会に変えればそのまま使えます。

目上の方に出すような改まった手紙

  • 拝啓 極寒の候、○○様にはますますご壮健のことと拝察いたしております。
  • 拝啓 極寒のみぎり、皆々様におかれましてはいよいよご活躍のことと存じます。
  • 拝啓 極寒の折、御一同様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

ちょっと一言

極寒の候」は「極寒のみぎり」「極寒の折」に変えて使うこともできます。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

  • 厳しい寒さが身にしみる頃、ご家族の皆様もお元気でお過ごしのことと拝察いたします。
  • 寒さが身にしみる季節になりましたね。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
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「極寒の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。
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