「苦しいときの神頼み」
神社によくお参りする人も、初詣ぐらいしか行かない人も、辛いとき苦しいときはつい神様に頼りたくなるものです。
また、安産祈願や合格祈願といった人生の節目にも多くの人が、神社で祈りを捧げます。
もちろん、神様にお願いしたからと言って、願い事がすべて叶う、心配事がすべて解決するなんて虫のいい話はありません。
ですが、神様に聞き届けていただけるかどうか、願い事にふさわしい自分かどうか、自らの襟を正すきっかけにもなりますよ。
そうして私たちは折にふれて神様に様々なお願いするわけですが、お願いの仕方によっては神様に失礼を働くことになります。
そんなことにならないよう、神様への正しいお願いの仕方を知っておきたいですよね。
そこで本日は、神社にお参りしたときに神様へのお願いの仕方について詳しくお伝えしていきますね。
神社での願い事の仕方
神様にお願い事をするとき、いきなり「○○してください」「○○になりますように」とだけ祈っていませんか。
これでは、人の家に入って、急に用件だけを切り出すようなものです。
お願い事をするときには、きちんと神様にお伝えしないといけないことが4つあります。
- 住所と氏名を伝える
- 感謝の念を伝える
- 願い事は一つだけ!
- 祝詞(のりと)を唱える
順番は前後しても良いのですが、なぜこの4つをお伝えしないといけないのか理由を見ていきましょう。
住所と名前を伝える
今、神様の前にいるのが、どこの誰なのかという自己紹介だと考えてください。
参拝に行くだけでは、神様にはあなたが誰なのか分かりません。
すると、初詣で「家族が今年1年無事に過ごせますように」とお願いするときに、神様にどこの誰の家族の無事を守ればよいのかをお伝えすることが必要です。
人と会う時も名乗りますよね。
この自己紹介は神様への礼儀だと考えて、お祈りの際には必ずするようにしましょう。
感謝の念を伝える
これも人との付き合いに置き換えると分かるのではないかと思います。
人のお家にお邪魔したときに、「お招きいただきありがとうございます」と言いますね。
取引先を訪問したときにも「お忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。」と言いますよね。
同じように、神様に対しても「お参りさせていただきありがとうございます」と感謝の念をお伝えしましょう。
また感謝の念を忘れずに伝えることで、心に余裕が生まれます。
願いを叶えたい思いが強いと肩に力が入ります。
そうなると不思議と心に余裕もなくなり、願い事で頭がいっぱいになります。
この頭がいっぱいの状態では、見るべきものが見えず、聞くべきことが聞こえません。
そういう人が近くにいるときは、何を言っても無駄なので、そっとしておこうと思いますよね。
それは、神様にとっても同じです。
大変な悩みや願いほど思いつめますが、神様の前に立つときは心の余裕を大事にしましょうね。
願い事は一つだけ!
お参りだけでももちろん神様は喜ばれると思いますが、願い事がある場合は、しっかりとその意思を伝えることが大切です。
「祈る」の語源は、「意(い)を宣(の)る」ともいいます。
つまり、意思を宣言することが「祈り」ということですね。
ただし!神様へのお参りでできるお願い事は一つだけです!
あれもこれも欲張らないこと。
叶えたいことが、あれもこれもたくさんあるということは、祈りの力を分散させることにもなりますし、やはり真剣さに欠けます。
神社でお願い事をするようにお墓でもお願い事をしていると聞くことがありますが、ご先祖様は神様ではありませんので、お墓参りではお願い事をしてはいけません。
お墓参りでは、家族の健康・無事を感謝して子どもの誕生・進学などを報告しましょう。
「こんなことで悩んでいます」「こうしてください」というお願いは、ご先祖様を心配させて困らせることになりますのでお墓参りでは、ご先祖様にお願いことをしてはいけませんよ。
祝詞(のりと)を唱える
祝詞(のりと)というのは、神道の祈りの言葉です。
神様にお参りするときには、次の祝詞を唱えます。
祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え
はらいたまえ きよめたまえ かむながら まもりたまえ さきわえたまえ
この祝詞には、『罪や汚れを取り除いてください、神様のお力で守り導いてください』という意味があります。
お賽銭箱の横や後ろに書かれていることも多いですが、ちょっと長いので覚えるのは大変ですよね。
そんなときは、「はらいたまえ、きよめたまえ」だけでも大丈夫ですよ。
神社でお願いした後は
先ほども触れましたが、神様にお願いしたからと言って、すべてが叶うわけではありません。
例えば、1㎞も走る練習をしていない人が、神様にお願いしてもフルマラソンを走れることはありませんよね。
ちょっと極端な例えをしましたが、やはり「人事を尽くして天命を待つ」なのです。
一生懸命考える、取り組む。
結果は神様に委ねる。
願い事は叶うと嬉しいものですが、「叶う」「叶わない」という欲から少し離れ、自分の出来ることをすることが大切です。
神様には、少しお力を貸していただくぐらいに考えたほうが良いです。
そうして出てきた結果を受け止めること。
その時の結果が自分の望んだものではなかったとしても、それが後々になって良かったということもあります。
そうした気持ちの余裕も願い事が叶う開運のコツですよ(^_-)-☆
まとめ
神社にお参りして神様にお願い事を祈る際には、4つの事柄をお伝えすることが神様への礼儀になります。
- 住所と氏名を伝える
- 感謝の念を伝える
- 願い事は一つだけ!
- 祝詞(のりと)を唱える
そして、お願いをした後は「叶う」「叶わない」という欲から少し離れ、自分の出来ることをきちんとする。
人生には必要なことしか起こらないと信じて、今日も頑張りましょう!