穀雨の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

穀雨（こくう）とは、二十四節気の一つで、4月20 日ごろから5月5日ごろにあたります。

田畑の作物を育てる恵みの春の雨が降る気候を表します。

暦の区分ですので、天候や気温とは関係なく穀雨の期間に使う時候の挨拶です。

穀雨の候の読み方、意味、使える時期

穀雨の候を使った文例

穀雨の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　穀雨の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　穀雨の候、貴社におかれましては、いよいよご発展の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　穀雨の候、貴社におかれましては、ますますご隆盛の段、大慶の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　穀雨の候、○○様にはますますご清祥のことと存じます。
• 拝啓　穀雨のみぎり、皆様におかれましてはいよいよご壮健のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　穀雨の折、御一同様にはますますご活躍のことと拝察いたしております。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 若苗に恵みの雨が降る時節となりました。○○様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
• 降り注ぐ春の雨に草木の伸びる音が聞こえてくるようです。皆様つつがなくお過ごしのことと存じます。

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「穀雨の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。