鬼門や玄関には、盛り塩をして厄を落とすといいと聞きますよね。
実際に、盛り塩が置いてあるお店は目にしたことありますが、いざ自宅でしようと思ったら、何をどう準備すればいいのか、ちょっと悩んでしまいます。
小さなお皿に、とりあえず塩を盛るだけでいいのか。どんな塩を盛ればいいのか、などなど。
また置き場所も玄関だったら、玄関のどこに置けばいいのかも考えてしまいます。
そこで、本日は盛り塩のやり方と置き場所の正しいやり方について、詳しくお伝えしていきますね。
正しい盛り塩、8つのポイント
塩は、ご存知のとおり、海水から作られますが、日本では古来、海水や塩で穢れ(けがれ)を祓う宗教的風習が多くあります。
また、塩は、人間が生きていく上で欠かせません。塩には、生命の源である海のパワーやエネルギーが秘められているのです。
そして、盛り塩の効果も、まさにこの2点から導き出されます。
- 穢れや厄を祓い清める
- パワーを補って運気を向上させる
ちなみに、穢れの中には霊は含まれません。盛り塩で祓うのは、あくまで穢れや厄であって、霊には良くも悪くも何の効果もありませんから安心してくださいね。
では、正しい盛り塩、8つのポイントをご紹介しましょう。
- 盛り塩のやり方、8つのポイント
- 何はさておき天然の粗塩を使う
- 塩を盛る器は白の陶器や素焼きの小皿
- 盛り塩はその場の主人となる人が行う
- 1回に盛る量は大さじ1弱の約10gが目安
- 塩は山のように盛る
- 3日から1週間で塩を交換する
- 使い終わった盛り塩は感謝して捨てればOK
- 盛り塩用の塩は湿気の少ない暗い所で保管
順番に詳しく見ていきましょう!
天然の粗塩を使う
塩にも色々ありますが、盛り塩に使う塩は、未精製の天然の粗塩でなければいけません。
最初でもご紹介したように、穢れを祓うために使われたのは海水です。天然塩からにがりを取り除いた食塩や、成分調整が加えられた調理用の塩は、海水本来のパワーがない塩ということです。
中でも、海水をくみ上げて、天日で乾燥するという昔ながらの製法で作られた日本海の塩がベストです。
塩を盛る器は白が基本
基本的には、盛り塩を盛る器は、
- 白色
- 陶器や素焼き
のもので、言うまでもなく清潔な小皿を使います。
手ごろなお皿がないときや、湿気の多い場所に置く場合は、正方形の白い紙でも代用可です。
小皿の形は、丸いものが多いとは思いますが、八角形の小皿も風水的にはOKです。
色に関しても、風水にこだわるなら、方位と相性のいい色や、その年のラッキーカラーでも大丈夫です。
その場の主人が盛り塩を行う
場の厄や穢れを落として、場のエネルギーを高める盛り塩は、その場の主人となる人が行います。
子どもさんのお手伝いとして盛り塩を置いたり交換したりは、ふさわしくありませんのでご注意くださいね。
塩の量は1回に約10g
1回に盛る塩の量は、約10g、大さじ1杯弱が目安です。
何となく、多い方が効果あり?という気にさせられますが(笑)、これぐらいの量を大切に使うという意識の方が正解です。
ただし、引っ越し直後や、家を新築した際には、多めに盛り塩をしておきましょう。それでも、いつもの倍、20g程度で十分ですよ。
塩は山型に盛る
塩は、小皿に、きれいに山になるように盛ります。置く場所によっては、せっかく山型にしても、塩が湿気を吸って崩れてしまいますが、それは気にしなくて大丈夫です。
手でペタペタと山にしても良いと思いますが、次のような小道具を使うと完璧な円錐形が作れますよ。
- 半円形にカットした紙を丸めたものを使う
- お猪口やショットグラスを使う
円錐形の他にも、五角錐や八角錐に盛れる道具もあります。八角形は八方位からの厄を落とす、五角形は陰陽五行説もしくは五芒星などを表すようですね。
3日から1週間で交換
盛り塩の効果は、7日から10日ほど続きます。交換する曜日を決めて1週間で交換していくと良いですね。
また、小まめに交換できるようなら、3日に1回交換するとより効果が高くなります。何となく嫌なことが続くというときも、小まめな交換がおススメです。
交換をさぼって、塩がホコリをかぶってコチコチになっているなんていうのは、運気アップどころかパワーダウンしかねませんので、しっかりと交換してくださいね。
ちなみに、交換するのに良い時間帯とかはありません。盛り塩を置く場所のお掃除をして、きれいになったタイミングで交換すると気分も良くスッキリできますね。
使用後の盛り塩の捨て方
さて、使い終わった盛り塩ですが、捨て方を悩まれる方も多いようです。
使用済みの盛り塩は、置いている間の厄を吸い込んでいるので、基本、捨てます!
- 使い終わった盛り塩の捨て方
- お風呂の残り湯や、トイレに入れて流してもOK
- キッチンやシンクの清掃に使ってもOK
- 生ごみと一緒に捨ててもOK(気になる人は白い紙に包んでください)
庭にまくというのもOKなのですが、毎週捨てていると塩害が出てしまうので、ちょっと避けたほうが良いですね。
盛り塩用の塩の保管場所
盛り塩用のお塩ですが、盛り塩専用にする必要はなく、お料理にも使って大丈夫です。
保管するときは、袋のまま開け口を閉じる形でもいいですし、保存容器に移しても、かまいません。保存容器に移す場合は、保存容器が汚れていると塩のパワーが落ちますから、清潔な状態で保管してくださいね。
そして、湿気が少ない暗いところで保管します。塩のパワーが強くなるので、厄落とし・運気アップ効果が高くなるそうです。
では、続いて盛り塩の置き場所について見ていきましょう。
盛り塩の置き場所、基本はここ
盛り塩の置き場所として、まず思い浮かぶのが玄関ではないでしょうか。
事実、玄関も盛り塩を置くべき基本の場所の一つですが、盛り塩自体は、どこに置いてもマイナスということはありません。
ただ、穢れや厄を祓って、運気を上げるという盛り塩の効果を考えると、やはり置くべき場所に置くというのが正解です。
- 盛り塩を置くべき基本の場所
- 鬼門(東北)
- 玄関
- 水回り
- 住まいの欠け
どこに置かなくても鬼門に置かなくてどうする!というぐらい鬼門に盛り塩は必須です。
まずは鬼門を清潔に保つようにもしてください。さらに、盛り塩も東北・家の中心・南西を結んだライン上に置けるとベストです。
玄関は、幸運の入り口であり、外からの厄を落とす場所。玄関に盛り塩があると、厄落としの作用が倍増し、金運アップの効果があります。
盛り塩で“結界を張る”ようなら、玄関の扉の両脇に盛り塩を置く必要がありますが、1つでも効果は十分です。また、人の目が気になるなら、下駄箱の中や、たたきの陰に置いても効果は変わりません。
キッチン、トイレ、お風呂場、洗面台など、水周りはパワーが落ちやすい場所です。盛り塩で、場にパワーを補ってあげると良いですよ。
置く場所も、床の上、棚、窓辺と高さを気にせずに置いてOK!
住まいの欠けは、場のパワーが落ちやすい場所ですので、水回りと同じく盛り塩を置いて、パワーを補います。
できれば、欠けている外に置くのがよいのですが、難しいようなら家の中でも大丈夫です。
まとめ
塩は、古くから、穢れを落とす力があると信じられてきました。また、人間が生きていく上でも塩は欠かせないものであり、生命を生み出した海の力を象徴するものです。
このことから、盛り塩をすると場の穢れや厄を落とし、運気を向上させる効果があると言われています。
ですが、盛り塩には、使う塩など正しいやり方を守る必要があります。
- 盛り塩のやり方、8つのポイント
- 何はさておき天然の粗塩を使う
- 塩を盛る器は白の陶器や素焼きの小皿
- 盛り塩はその場の主人となる人が行う
- 1回に盛る量は大さじ1弱の約10gが目安
- 塩は山のように盛る
- 3日から1週間で塩を交換する
- 使い終わった盛り塩は感謝して捨てればOK
- 盛り塩用の塩は湿気の少ない暗い所で保管
また、盛り塩は、どこに置いてもマイナスにはなりません。ですが、基本の置き場所に置いた方が、盛り塩本来の力が作用して、いっそう効果的です。
- 盛り塩を置くべき基本の場所
- 鬼門(東北)
- 玄関
- 水回り
- 住まいの欠け
どうも我が家も母がこっそりと盛り塩をしているようなので、ちゃんと正しいやり方をしているか、これまたこっそりチェックしてみようと思います(笑)。