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虹の色は何色に見える?7色になった理由や順番も調べちゃいました

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わたくし事ながら、山沿いに自宅があるためか、冬に時雨が降るとがよくかかります。

今朝も行く手に虹が長い間かかっていたので、ふと思いついて虹の色を数えてみました。

そんなの数えるまでもなく虹は7色でしょ!というお声が聞こえてきそうですが、いくら数えても私の眼には5色にしか見えません。。。

何度も数えているうちに、”待って、そもそも虹の7色って何色?どの色が見えてないの?”と焦ってしまいました。

そこで本日は、虹の色は本当に7色あるのか、実際は何色なのか、そして7色になった理由や色の順番についても調べてきました!

虹の色、本当は何色ある?

虹は何色あるか
日本で虹の色と言えば7色が常識になっていますが、光の色がグラデーションになっている虹の色数は数えようがないというのが物理的に正しい答えなのです。

  • 虹は、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色 ⇒ 常識
  • 虹の色は無限にある ⇒ 物理的正解

小学校の理科の授業で、プリズム(ガラスや水晶の多面体)を使った光の実験があったことをご記憶の方も多いと思います。

わざわざ理科室を暗くして、光をプリズムにあてると、光が反射・屈折して光の色が分かれるということを確認するための実験でしたよね。

光に含まれる色ごとに屈折率が違うため、プリズムを通すと同じ色だけが固まった複数の色の帯ができるのです。

雨上がりや小雨の空に虹がかかるのは、空気中の水滴がプリズムの役割をして太陽の光が反射・屈折するからなのです。

光が屈折・反射して現れる光の帯は、スペクトルと呼ばれるもの。(習ったような気がしますね(笑))

きれいに光の波長の長さに並ぶのですが、波長の長さによって光線の色が変わるため、人の目には光の帯に見えるのです。

スペクトル

スペクトルの色の順番は、虹の色の順番と同じなのですが、ご覧のように色の境目がグラデーションになっています。

つまり、虹の色が何色なのかは数えようがないものを、便宜上、7色と決めているだけなのです。

しかも日本で虹が7色になったのは明治に学校教育が始まった以降のことで、それには思いがけないヨーロッパの偉人が関連しているのです。

虹の色が7色になった理由

日本で虹が7色というのが常識化したのは、明治時代に始まった学校教育で西洋科学を取り入れてからのこと。

江戸時代以前、日本で虹の色を7色と記した文献などは存在していないことが分かっています。

明治8年に発行された「小学色図鑑」という教科書に、「太陽の光は7色」と記載されたことから、虹の色は7色というのが定着しました。

この太陽の光は7色」と提唱したのが、かの有名なイギリスの科学者アイザック・ニュートン(1642~1727年)です。

ニュートンの功績は数多くありますが、中でも有名なのはリンゴが落ちるのを見て引力の存在に気づいたという逸話のある万有引力の法則ですよね。

アイザック・ニュートン

ニュートンは物理学だけではなく自然科学にも精通しており、光とプリズム・スペクトルの関係についても研究し、太陽の光が7色からなると発表したのです。

そうか、ニュートンはスペクトルが7色に見えたのか!と思うところですが、実はニュートンも7色がはっきり見えたわけではないのだそうです。

ニュートン以前のイギリスでは虹の色は、赤・黄・緑・青・紫の5色だったのですが、ニュートンが橙と藍色を足して、わざわざ7色にしたのには次の2つの理由があったからとされています。

    ニュートンが光を7色に分けた理由

  • 7音階と関連付けたかったから
  • 7が神聖な数字だったから

ニュートンが生きた時代、音楽は学問とされていました。そして、音楽と自然現象を結びつけて考えることが重視されていたため、ニュートンも何とか光の色の数を音階の数と揃えたかったのだそうですよ。

ニュートンは物理学者ですから、実際には光の色を分けようと思えば無限になることは知っていたのでしょうが、時代の空気には逆らえなかったというところでしょうか。

7音階

国や時代によって虹の色の数は違う

ニュートンの母国、イギリスでも当然虹の色は7色と思いきや、意外にもイギリスでは虹の色は6色というのが常識なのです。

日本では、明治時代の教科書でニュートンの「太陽の光は7色」を取り入れた結果、虹の色は7色が定着しましたが、それ以前は5色という時代が長かったとされています。

私も今朝、頑張って数えても5色にしか見えませんでしたが(笑)、虹の色、つまり光の色は波長の長さ順にグラデーションになるので、地域や時代によって色の数がさまざまなのです。

また、国によっては、虹の色の数が何色かということ自体が重要視されていないということも。(ロシアがそういう国だそうですよ)

現在、主な国では虹の色は何色あるとされているのか、表にまとめましたのでご覧ください。

虹の色数国名
7色日本、韓国、オランダ
6色イギリス、アメリカ
5色中国、フランス、ドイツ
4色ロシア、東南アジアの諸国、イスラム教の国
3色台湾、モンゴル

かつては、洋の東西を問わず空にかかる美しい虹は神秘的なものとして、虹の色も神聖な数とされていた傾向があります。

アジアでは五行説から、虹の色は5色とされていましたし、ヨーロッパでは三位一体から3色とされていました。

虹の色は7色が世界共通ではないし昔は違ったと知るだけでも、すごい発見ですよね。

虹の色の順番と覚え方

虹
その昔、小学校の卒業文集の表紙に虹を描いたのですが、7色を正しい順番で塗っていたのかどうか、どうも自信がありません。(調べた記憶がないので、おそらく適当に塗った気がします・・・)

というか、私の場合、虹の色の7色もあやふやでしたので、順番以前の問題ですね(笑)。

虹の色を知らなくても日常生活に支障はなかったのですが、せっかくですのでこの機会に虹の色を順番も含めて、しっかりと覚えてしまいたいと思います。

まずは7色の確認から

あらためて、虹の7色の顔ぶれを確認しましょう。

    虹の7つの色

おさらいになりますが、虹の色の順番は光の波長の順番で、赤が一番波長が長く、紫が一番波長の短い色です。

また、虹は、空に弧を描いてかかりますが、一番上にくるのが赤色で、一番下にくるのが紫色になります。

虹の色の順番

虹色があるって知っている?!

日本の伝統色に「虹色」と呼ばれる色があります。

虹色」は、紅花で染めだされた薄いピンク色ですが、見る角度や光の加減によって、青色がかって見えたり、紫色がかって見えたりすることから「虹色」と名づけられたそうです。

日本の伝統色・虹色は薄いピンク色

虹の色の3つの覚え方

では、虹の色の順番の覚え方ですが、こういうことを覚えるときの定番は語呂です(笑)。

虹の色を覚える語呂は、漢字、ひらがな、英語と、覚え方が3つもあってバラエティに富んでいますので、一番覚えやすい方法で覚えてしまうといいですね。

漢字の語呂で覚える

虹の色を一番上の赤から順番に紫まで並べて「せきとうおうりょくせいらんし」という漢字の音読みで覚える方法です。

せきとうおうりょくせいらん

「せきとう・おうりょく・せいらんし」みたいに、自分に覚えやすいところで区切るとリズムが生まれて良いかもしれません。

ひらがなの語呂で覚える

同じく漢字を音読みにし一文字目だけをつなげて「知らせろ男(しらせろおとこ)」という語呂にするという覚え方です。

この覚え方をするときは、

  • 赤を紅と置き換える
  • 緑の読み方が”ろく”と余り使わない読み方をしている
  • 色の順番が、虹の下から上になっている

という3 点が覚える上でポイントになってきます。

英語の語呂で覚える

虹の色の英語の1文字目をつなげ ”Roy・G・Biv(ろい・じー・びぶ)”人名風にして覚える方法です。

RedOrangeYellowGreenBlueIndigoViolet

ロイまでは覚えられそうですが、ジー・ビブが厳しいと思うのは私だけでしょうか(笑)。

roygbiv

まとめ

虹の色は、日本では7色というのが常識になっていますが、光の色は波長の長さの順にグラデーションで変化するため物理学的には何色と決めるのは難しく無限に色が存在します。

また、日本で虹の色が7色というのが定着したのは、明治時代に入って学校教育が始まってからのこと。

江戸時代以前、日本で虹の色を7色と記した文献などは発見されていません。

明治8年に、ニュートンが提唱した「太陽の光は7色」が掲載された教科書が使われるようになり、以降、虹の色は次の7色というのが常識化しました。

    虹の7つの色

ただニュートンの母国であるイギリスでは虹の色は6色というのが一般的とされているなど、虹は3色から7色まで国によって色の数はさまざまです。

虹の色は、

  • 光の波長の一番長い赤色が一番上
  • 光の波長の一番短い紫色が一番下

という順番ですが、覚え方は漢字やひらがな・英語から作った3つの語呂があります。

    虹の色の順番の覚え方

  1. 漢字を音読み⇒せきとう・おうりょく・せいらんし(赤橙黄緑青藍紫)
  2. 一番下の紫から順に、漢字の音読みの1文字目をつなげる⇒知らせろ男
  3. 色の英語にし1文字目をつなげて人名風にする⇒ Roy・G・Biv(ろい・じー・びぶ)

今まで、虹の色は5色までしか数えられなかったのですが、これからはしっかりと橙と藍色も間に挟んでいこうと思います!

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