朧月の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

春に見られるほのかに霞がかった月のことを朧月（おぼろづき）と呼びます。

黄色い菜の花と春の朧月夜は、日本の原風景の一つですね。

4月中旬から下旬にかけて使うと良い時候の挨拶です。

朧月の候の読み方、意味、使える時期

朧月の候を使った文例

朧月の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　朧月の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　朧月の候、貴社におかれましては、いよいよご隆盛の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　朧月の候、貴社におかれましては、ますますご繁栄の段、慶賀の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　朧月の候、○○様には一段とご健勝のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　朧月のみぎり、皆様におかれましてはますますご清祥のことと拝察いたしております。
• 拝啓　朧月の折、御一同様にはいよいよご壮健のことと存じます。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 朧月夜の美しい今日この頃、皆様お変わりございませんか。
• 菜の花と朧月の取り合わせが美しい季節です。ご一同様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

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「朧月の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。