霜枯の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

霜枯（しもがれ）は、草木が霜のために枯れてしまうことです。

霜枯れの景色からは色が消えてしまい、冬の寒々しさが広がります。

いよいよ冬の訪れを感じる11月下旬から12月上旬にかけて使うと良い時候の挨拶です。

霜枯の候の読み方、意味、使える時期

霜枯の候を使った文例

霜枯の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　霜枯の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　霜枯の候、貴社におかれましては、いよいよご発展の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　霜枯の候、貴社におかれましては、ますますご隆盛の段、大慶の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　霜枯の候、○○様におかれましてはますますご清祥のことと存じます。
• 拝啓　霜枯のみぎり、皆様にはいよいよご壮健のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　霜枯の折、ご家族の皆様におかれましてはますますご健勝のことと拝察いたしております。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 野も山も霜枯れた今日この頃、皆様にはその後、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
• 霜枯れの季節となり、冬が近づいてきましたね。ご無沙汰しておりますがお元気でいらっしゃいますか。

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「霜枯の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。