新緑の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

新緑は、若葉のみずみずしい緑色のことです。

夏の初めの挨拶ですが、立夏を待たずに、木々の緑が目を引く4月終わりごろから使い始めることができます。

暦の季節よりも実際の季節感を優先して使える時候の挨拶です。

新緑の候の読み方、意味、使える時期

新緑の候を使った文例

新緑の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　新緑の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　新緑の候、貴社におかれましては、いよいよご発展の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　新緑の候、貴社におかれましては、ますますご隆盛の段、大慶の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　新緑の候、○○様にはますますご健勝のことと存じます。
• 拝啓　新緑のみぎり、皆々様におかれましてはいよいよご清祥のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　新緑の折、御一同様にはますますご壮健のことと拝察いたしております。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 若葉の緑もすがすがしい今日この頃、皆様お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
• 新緑が鮮やかな季節になってまいりました。
• 木々の緑がいっそうまぶしく、活気みなぎる五月です。

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「新緑の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。