春分の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

春分（しゅんぶん）とは、二十四節気の一つで、3月21 日ごろから4月4日ごろにあたります。

春分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになる日。また、「暑さ寒さも彼岸まで」として、昔から季節の変わり目とされてきました。

暦の区分ですので、天候や気温とは関係なく春分の期間に使う時候の挨拶です。

春分の候の読み方、意味、使える時期

春分の候を使った文例

春分の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　春分の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　春分の候、貴社におかれましては、いよいよご発展の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　春分の候、貴社におかれましては、ますますご隆盛の段、大慶の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　春分の候、○○様におかれましてはいよいよご壮健のことと存じます。
• 拝啓　春分のみぎり、皆様には一段とご活躍のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　春分の折、御一同様におかれましてはますますご健勝のことと拝察いたしております。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 暑さ寒さも彼岸までと申しますが、彼岸に入ってめっきり暖かくなってまいりました。ご一同様におかれましては、お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
• 暑さ寒さも彼岸までと申しますように過ごしやすい季節となりました。皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
• 暑さ寒さも彼岸までと、春の日差しが心地よい季節ですね。お家族の皆様、お元気でいらっしゃいますか。

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「春分の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。