春眠の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

春眠暁を覚えず。

温暖な春の夜は、寝心地もよく、朝になっても目が覚めないほど眠りが深くなります。

春眠の候は、春の暖かさが感じられる3月下旬から4月にかけて使う時候の挨拶です。

春眠の候の読み方、意味、使える時期

春眠の候を使った文例

春眠の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　春眠の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　春眠の候、貴社におかれましては、いよいよご隆盛の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　春眠の候、貴社におかれましては、ますますご繁栄の段、慶賀の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　春眠の候、○○様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　春眠のみぎり、皆様におかれましてはいよいよご清祥のことと拝察いたしております。
• 拝啓　春眠の折、御一同様にはますますご壮健のことと存じます。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 春風暁を覚えずと申しますとおり、春の眠りが心地よい昨今、ご家族の皆様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
• 春眠暁を覚えずとは言いますが、毎朝、起きるのが大変な季節ですね。皆様お変わりございませんか。

tahe

「春眠の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。