桃花の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

桃の花といえば、桃の節句。

しかし、桃の節句・3月3日は、桃の花の季節ではありません。

二十四節気よりも細かい季節の区分、七十二候に「桃始笑（ももはじめてさく）」があります。

桃花の候は、「桃始咲（3月10日から14日ごろ）」にあわせて使うと良い時候の挨拶です。

桃花の候の読み方、意味、使える時期

桃花の候を使った文例

桃花の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　桃花の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　桃花の候、貴社におかれましては、いよいよご繁栄の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　桃花の候、貴社におかれましては、ますますご発展の段、大慶に存じ上げます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　桃花の候、○○様におかれましてはますますご健勝のことと拝察いたしております。
• 拝啓　桃花のみぎり、皆様にはいよいよご清祥のことと存じます。
• 拝啓　桃花の折、ご家族の皆様におかれましてはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 桃のつぼみもふくらみ、日中はだいぶ過ごしやすくなってきました。皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
• 愛らしい桃の花に春の訪れを感じる今日この頃、ご一同様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。

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「桃花の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。