雪解雨(ゆきげあめ)とは、春一番が吹く時期に降る雪消しの雨のこと。
雪を溶かすと同時に、木々や草花の芽吹きを促し、春の到来を告げる雨です。
実際の春の訪れより早く、立春(2月4日ごろ)過ぎから、2月中旬までを目安に使う時候の挨拶です。
雪解雨の候の読み方、意味、使える時期
読み方 | ゆきげあめのこう |
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意味 | 雪解雨は、春の訪れを告げる雨のこと。 「雪解雨の候」は、暦の上の0の時候の挨拶です。 雪解雨の候は、”雪を溶かす春の雨が降る頃となりましたね”という時候の挨拶です。 |
使える時期 | 立春の期間(2月4日ごろから2月18日ごろ) 2月上旬2月中旬 手紙の到着が、立春の前になりそうなときは使わないようにしましょう。 |
雪解雨の候を使った文例
雪解雨の候のように、”~の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。
ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。
では、よく使われる文例をご紹介しましょう。
ビジネスや公的な手紙
- 拝啓 雪解雨の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
- 拝啓 雪解雨の候、貴社におかれましては、いよいよご繁栄の由、心からお喜び申し上げます。
- 拝啓 雪解雨の候、貴社におかれましては、ますますご発展の段、大慶に存じ上げます。
ちょっと一言
貴社は、会社の尊敬語です。
団体や協会に送る場合は、貴社を貴会に変えればそのまま使えます。
団体や協会に送る場合は、貴社を貴会に変えればそのまま使えます。
目上の方に出すような改まった手紙
- 拝啓 雪解雨の候、○○様におかれましてはいよいよご壮健のことと拝察いたしております。
- 拝啓 雪解雨のみぎり、皆様には一段とご活躍のことと存じます。
- 拝啓 雪解雨の折、御一同様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
ちょっと一言
「雪解雨の候」は「雪解雨のみぎり」「雪解雨の折」に変えて使うこともできます。
親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが
- 一雨ごとに春めいてくる今日この頃、時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
- 春の雨が氷を溶かすような季節となりましたが、お変わりございませんか。
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「雪解雨の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。
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