首夏の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

暦の世界では、旧暦4～6月の3ヶ月間を夏と考えます。

首夏（しゅか）とは、暦の夏の初めの月旧暦4月のこととなり、立夏（5月5日ごろ）から小満が終わる（6月4日ごろ）までを指しています。

実際の天候に関係なく、5月中旬から6月初旬が首夏の候が手紙に使える時期です。

首夏の候の読み方、意味、使える時期

首夏の候を使った文例

首夏の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　首夏の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　首夏の候、貴社におかれましては、いよいよご繁栄の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　首夏の候、貴社におかれましては、ますますご発展の段、大慶に存じ上げます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　首夏の候、○○様には一段とご健勝のことと拝察いたしております。
• 拝啓　首夏のみぎり、皆々様におかれましてはますますご壮健のことと存じます。
• 拝啓　首夏の折、御一同様にはいよいよご清祥のこととお慶び申し上げます。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 暑からず寒からずの好季節も過ぎようとしていますが、○○様には、ますますお元気のことと承り、何よりと存じます。
• まだ五月も半ばというのに、日中は汗ばむほどになってきました。皆様お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。

tahe

「首夏の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。