爽秋の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

爽秋（そうしゅう）は、字のとおり、さわやかな秋の季節のことです。

地域によって秋を実感できる時期は差がありますが、涼しくなる9月中旬から使うとよい時候の挨拶です。

また、肌寒さを感じる時期には使えませんので、10月下旬以降は使わない方がよいでしょう。

爽秋の候の読み方、意味、使える時期

爽秋の候を使った文例

爽秋の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　爽秋の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　爽秋の候、貴社におかれましては、いよいよご繁栄の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　爽秋の候、貴社におかれましては、ますますご発展の段、大慶に存じ上げます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　爽秋の候、○○様にはますますご健勝のことと拝察いたしております。
• 拝啓　爽秋のみぎり、皆様におかれましてはいよいよご清祥のことと存じます。
• 拝啓　爽秋の折、御一同様にはますますご壮健のこととお慶び申し上げます。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 秋風が心地よい時節となりました。ご家族の皆様、お元気でいらっしゃいますか。
• 秋の気配も次第に濃くなり、穏やかな好季節となってきました。皆様お変わりございませんか。

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「爽秋の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。