暮雪の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

暮雪（ぼせつ）は、字からも分かるように、夕暮れに降る雪、または夕暮れの雪景色のことです。

俳句の世界では冬の季語ですが、手紙では早春2月の時候の挨拶に分類されます。

暮雪の候は、2月上旬から2月中旬に使うとよい時候の挨拶です。

暮雪の候の読み方、意味、使える時期

暮雪の候を使った文例

暮雪の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　暮雪の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　暮雪の候、貴社におかれましては、いよいよご隆盛の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　暮雪の候、貴社におかれましては、ますますご繁栄の段、慶賀の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　暮雪の候、○○様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　暮雪のみぎり、皆様にはいよいよご壮健のことと拝察いたしております。
• 拝啓　暮雪の折、ご家族の皆様におかれましてはますますご健勝のことと存じます。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 夕暮れの雪に季節の歩みに気づく頃となりました。皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
• 早春となり日が長くなってきましたね。皆様、お変わりございませんか。

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「暮雪の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。