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12月といえば何?連想する言葉から行事・記念日まで総まとめ!

12月といえば、皆さんは何を連想されるでしょうか?

私は、とりあえず、12月と聞くだけで、とたんに気ぜわしく、焦りを感じてしまいます。

12月は、何といっても1年の締めくくりの月な上に、クリスマスもありますし、年賀状も用意しないといけませんし、新年に向けて大掃除もしないといけません。

こうやって書き出してみると、12月は気ぜわしいのは、気のせいではなくというのが分かりますよね!

さらに続けると、12月には冬休みもあり、忘年会もありと、次から次に連想されるものですね。

そこで本日は、「12月といえば」から連想する事柄や行事・記念日などを総まとめでお届けします!

ぜひ、最後までご覧くださいね。

12月といえば○○!

12月といえば何top
では、早速、“12月といえば”から連想されるものには、どんなものがあるのか見ていきましょう!

なお、単に紹介しても面白くないので、過去5年に新聞各紙に掲載された回数が多い順にランキング形式でご紹介しますね。(え?それも大して面白くない?)

順位12月といえば○○掲載回数
1位クリスマス77,760回
2位年賀状15,694回
3位帰省11,798回
4位紅白歌合戦11,308回
5位冬休み9,068回
6位忘年会7,276回
7位歳暮6,815回
8位大晦日6,209回
9位冬至3,872回
10位大掃除3,865回

日経テレコン過去5年間(2013/8/6~2018/8/5)の全国80紙の記事から検索

12月は、掲載回数が1万回を超すワードが4つもありました。

いずれも、さすが年末というものばかりですが、その中でもクリスマスが7万件を超していて圧巻の強さですね。

クリスマスは、もはやキリスト教の行事ではなく、日本では年末の行事になったなという気がします。

あとは、なんだかんだと言っても、紅白歌合戦も世間の関心が高いのだなと思わされる結果でした。

では、こうしたランキングも踏まえつつ、12月といえばから連想される事柄やイベントを順番にご紹介していくことにしましょう!

12月とはこんな月です

ポインセチア

12月の和風月名

現在は、1月から12月まで、数字が月名に入りますが、かつては月ごとに和風の名称がありました。

和風月名

  • 12月の和風月名は、師走(しわす)です

年末は、昔から新年を迎えるために皆が忙しい時期です。

普段は、悠然とかまえていて、焦るところなんて見ることのない師と呼ばれる人も、さすがの年末は忙しく小走りに走っている様子から来ています。

走り回ることを「趨走(すうそう)」と言うのですが、師が走り回るから、「師趨(しすう)」という言葉が生まれて、やがて「師走(しわす)」になったと考えられています。

この説が一番有名ではありますが、他にも、こんな説があります。

  • 家々に、年末にお経をあげるために師(僧)が馳せ走るから「師馳せ月(しはせづき)」が略された
  • 年末で、万事、為果つ月(しはつつき)を意味する「歳極(としはつ)」が略された

ですが、「しわす」という月名が先に誕生していて、「師走」というのは当て字という説もありますので、語源って難しいですね。

ちなみに

英語では12月はDecember

ラテン語の10を意味するdecemから来ています。

”12月なのに、なぜ10?”と不思議に思うところですね。

かつて、ローマでは3月が年の始まりだった時期があり、12月は3月から数えて10番目の月だった名残です。

12月の暦(こよみ)と祝日

12月は、年末の慌ただしい月ですが、暦の上では1年で最も昼の時間が短い冬至の月であることが意味を持ってきます。

では、12月の暦について見ていきましょう。

事納め(ことおさめ)

12月8日は、事納めの日とされていて、1年の農作業を終える日です。

農作業を再開することは、事始めといい、翌年の2月8日です。

事納めの12月8日と事始めの2月8日をあわせて、事八日と呼びます。事八日の日は仕事も休んで、家で静かに過ごす日とされてきました。

休む仕事の中には、お裁縫(針仕事)も含まれていて、そこから、使えなくなった針を神社に納めて裁縫の上達を願う針供養の行事が始まったと言われています。

針供養は、西日本では12月8日が一般的ですが、地域や寺社によっては2月8日だったり、両日ともだったりするようです。

針供養

正月事始め

12月13日は、新年を迎える準備を始める正月事始めの日です。

正月事始めとは、正確には、年末に年神様を迎えてお祀りする準備のこと

江戸時代には、江戸城が12月13日に城内を清掃し煤を払ったことから、江戸の庶民もそれをまねるようになり、12月13日は煤払いの日として定着しました。

今では、煤払いは普通の家庭では行われなくなりましたが、お寺で本尊の清掃を行う御身拭式(ごしんしょくしき)として受け継がれています。

大掃除

冬至(とうじ)

毎年12月21日ごろ冬至の日で、その日から約2週間が冬至の期間です。

冬至の日は、昼間の時間が1年で最も短い日です。

夏至と昼間の時間を比べると、東京で約5時間も差があるのですよ!

洋の東西を問わず、昔の文明では太陽は信仰の対象とされてきましたので、冬至は太陽が復活する祝祭日という地域が世界には多くあります。

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大晦日

1年もいよいよ最後の日、大晦日12月31日です。

お正月の食べ物の準備や大掃除の仕上げと、年末はギリギリまで忙しいというご家庭が多いかもしれませんね。

大晦日から元旦までに行う行事を「年越し」と呼びます。

そして、各地のお寺で、大晦日の夜に鳴らされるのが「除夜の鐘」。

「除夜」とは、年越しの境目のこと。古い年と新しい年の境目を意味します。

除夜の鐘は、年の変わる少し前から元旦の未明にかけて、108回鳴らされます。

108回の由来も色々ありますが、人間の煩悩の数を表しているというのが最も有名な説ですね。

除夜の鐘

また、除夜の年越しの習わしとして、身を清めて寝ずに年神様を迎えるというものがありました。

大晦日の夜は、うっかり早く寝ると、白髪になるとか、しわが寄ると言われてきました。

反対に大晦日の夜は長く起きていればいるほど長生きするという言い伝えが各地に残されています。

私は子どもの頃から今に至るまで早く寝る方でして、大晦日といえども大体11時には寝てしまうことが多いです。

でもって、30代の頃から白髪が多かったのです。ひょっとして、大晦日に起きていなかったせいでしょうか???

祝日

2018年までは、12月には天皇誕生日がありましたが、2020年からは、2月23日が天皇誕生日です。

そのため、12月は6月と並んで祝日のない月となる可能性が現時点では大きいようです。

昭和天皇の誕生日も5月大型連休として定着していたことから、「昭和の日」という祝日になったことからすると、期待されるものがあったのですが、、、残念です。

12月23日祝日なるか?!

12月の行事など

お歳暮

お歳暮商戦は、11月に始まりますが、お歳暮を贈る時期そのものは12月です。

1年の感謝を込めて、お世話になった人に贈るお歳暮

本来は、親や親せきなどに贈るものでしたが、会社の上司やお得意先もお歳暮の贈り先に定着していますね。

かつては、新巻鮭や海苔がお歳暮の定番でしたが、近ごろは贈るのも貰うのもビールが1番人気だそうです。

忘年会

12月が忙しい理由の一つに忘年会もあげられますよね。

交友範囲の広い人だと、ほぼ毎日忘年会なんてこともあるでしょう。

忘年会は、室町時代に始まった「年忘れ」という風習がもとになっています。(そのまんまですが(笑))

その当時も、12月の暮れに親戚や友人と集まって、一年の苦労を忘れ、新年を無事に迎えることを祝う酒宴だったそうですよ。

くれぐれも忘年会の予定を入れすぎて、胃腸を壊さないようにだけはしてくださいね。

忘年会

年賀状

年賀状離れが叫ばれて久しい今日この頃ですが、まだまだ年賀状の存在は大きいですね。

年賀状は、11月1日に発売が開始し、12月15日から受付が開始されます。

ポストも12月15日になると、2つある投函口が「年賀状」「年賀状以外」に分かれますよね。

そして、12月25日までに投函すれば、確実に元旦に届けてもらえると言いますが、なかなか出来ないんですよね、これが(笑)。

そんな年賀状ですが、いつから始まったかというと明治時代です。

お年賀の挨拶も、かつてはお宅を訪問して交わすものでした。

それが、明治になって、年始客の多いところでは、玄関口に年賀用の名刺受が置かれて、わざわざ挨拶を受けないという家が出てきました。

年々、その傾向が強くなってきたところに、1899年(明治32年)に東京で始まったのが年賀郵便特別扱い、つまり年賀状の扱いです。

年賀状

近ごろは年賀状からメールLINE年賀の挨拶をする人が増えています。

批判する向きもありますが、こうして見てみると、対面だったものが書面になったのと同じような変化が起こっているだけかもしれません。

対面から書面、書面からメールとコミュニケーションが手軽かつスピーディーになっているなと思わされますね。

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クリスマス

12月25日クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う日です。

ですが、実はイエス・キリストの誕生日は12月25日ではないと言われています!

というか、そもそも誕生日がいつだったのか、正確なところは分かっていないのです。

では、なぜ12月25日がイエスの誕生日として祝われるようになったかというと、冬至を祝う風習と結びついたからだと言われています。

イエスの誕生

今では夜も明るくて、冬至はかぼちゃや柚子湯の日という認識ですが、昔の人にとっては太陽が活力を取り戻す神聖な日だったということが分かりますね。

ちなみに日本にクリスマスが伝わったのは、明治になってから。

現在では、キリスト教を信じる信じないに関係なく、プレゼントを贈りパーティーを楽しむ冬の一大イベントです。

顔見世興行

年末になると、京都南座に歌舞伎の顔見世興行の“まねき(出演する俳優の名前が書かれた看板)”が上がったとニュースで流れてきますよね。

顔見世興行は、12月に東京の歌舞伎座と京都の南座で行われる歌舞伎公演です。

顔見世興行が始まったのは17世紀のころなのだとか。

当時、歌舞伎の興行にかかわる作者・役者・囃子方は、芝居小屋と1年契約を結んでいました。

契約が決まる時期に、来年の顔ぶれを知らせる第1回の興行のことを「顔見世」と呼んだのです。

江戸は11月、上方(関西)は12月と時期が違っていたそうですが、現在では、歌舞伎座も南座も12月に顔見世興行を行っています。

南座まねき

紅白歌合戦

12月31日の夜といえば、昭和までは間違いなく「家族そろって紅白歌合戦」でした。

紅白歌合戦の元となったのは、1945年12月31日にラジオで放送された「紅白音楽試合」です。

「紅白音楽試合」は、1回きりの企画だったのですが、あまりに反響が大きく、1951年の元旦「第1回NHK紅白歌合戦」として復活します。

大晦日に放送されるようになったのは1953年の第4回から。

2019年の今年は第70回にあたります。

1970年代までは、紅白の視聴率70~80%を誇っていましたが、平成に入った1989年に初めて50%を切り、2017年の視聴率は前半35.8%、後半39.4%と、とうとう40%を切りました

かつての視聴率の高さから、毎年のように紅白の視聴率は取りざたされますが、低くなったとはいえ、2017年年間視聴率1・2位は紅白なのですよね。

腐っても紅白。まだまだ国民的番組です。
演歌歌手

12月の記念日

12月1日は映画の日

1896年(明治29)12月1日に、日本で初めて有料で映画が上映されたことを記念して、1956年(昭和31)に一般社団法人映画産業団体連盟が定めました。

ちなみに、世界で初めての有料上映会は、前年1895年にパリで行われています。

もっと差があるかと思っていましたが、新しい技術が伝わるスピードが早くなっているのが分かりますね。

12月2日は日本人が初めて宇宙を旅行した日

1990年(平成2)12月2日は、秋山豊寛さんが、ソ連(現・ロシア)のソユーズM11号に乗って、初めて宇宙飛行に成功した日です。

人類で初めて宇宙を飛行したのは、「地球は青かった」という名言を残したロシア人ユーリ・ガガーリンです。1961年(昭和36)4月12日のことでした。

12月3日はカレンダーの日

1872年(明治5)の旧暦11月9日、明治政府は23日後の旧暦12月3日を1873年の新暦1月1日にすると発表しました。

すでに1873年の旧暦版カレンダーも販売されており、市井は大混乱に陥ったようですが、太陰太陽暦(旧暦)から太陽暦(新暦)への改暦は、近代国家を目指すうえで避けては通れない道でした。

この史実から、全国団扇扇子カレンダー協議会が、1988年(昭和63)に12月3日を「カレンダーの日」と定めました。

12月5日は国際ボランティアデー

世界の平和と社会開発の実現のために活動するボランティアの意義への認識を高め、ボランティア活動の推進を目的として、1985年(昭和60)に国連が制定しました。

大きな災害が続く昨今、ボランティアの意義はますます高まる一方です。

12月6日はシンフォニー記念日

1914年(大正3)12月6日は、作曲家山田耕作が、日本人が作曲した初めての交響曲「かちどき平和」を発表した日です。

12月8日は太平洋戦争が開戦された日

1941年12月8日、日本がハワイの真珠湾を攻撃し、太平洋戦争が開戦しました。

1945年8月15日の終戦の日まで、日本は戦争一色の空気に包まれていきます。

12月8日はジョン・レノンが射殺された日

1980年12月8日、元ビートルズのジョン・レノンがニューヨーク市の自宅、ダコタ・ハウス前で射殺されました。

12月8日はうそつきととうふの日

打って変わってライトな話題ですが、鳥取県には、12月8日に豆腐を食べると1年間の嘘が帳消しになるという言い伝えがあります。

とくに商人が、嘘をついて商売をしているとして、豆腐汁を食べたそうで、「誓文開き」とよびます。

商人=嘘つきの図式もいかがなものかと思いますけど。。。

12月10日はノーベル賞受賞時期がある日

ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したノーベル博士の遺言によって創設されました。

物理学・化学・生物学・医学・文学・経済学・平和の6部門があり、人類に有益な偉大な発明や発見を行った人や、すぐれた作品を創作した人に贈られます。

12月12日は漢字の日

いい字一字:1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)」の語呂から、財団法人日本漢字能力検定協会が1995年(平成7)に制定しました。

この日に京都市の清水寺で発表される「今年を表現する漢字(今年の漢字)」も、すでに年末の風物詩化していますね。

12月13日はビタミンの日

1910年(明治43)12月13日は、鈴木梅太郎博士がビタミンB1を発見して東京科学例会に発表した日です。

当時の国民病とも呼ばれた脚気を予防する成分として、米ぬかから発見し、「オリザニン」と名付けて発表したのですが、すでにビタミンB1として国際学会で発表されていたため、残念ながら「オリザニン」の名前は残りませんでした。

2000年(平成12)に博士の功績をたたえ、ビタミンの知識を広めるための活動を目的に、ビタミンの日制定委員会が定めました。

12月18日は日本が国連に加盟した日

1956年(昭和31)12月18日は、日本が80番目の加盟国として国連に加盟し、国際社会への復帰を果たした日です。

日本政府は、国連への加盟を1952年6月16日に申請しました。

しかし朝鮮戦争の勃発、東西冷戦の激化といった国際情勢をうけ、実現までに4年の歳月を要したのです。

12月は国際的な記念日が多かったですね。歴史は、年末に動くのでしょうか?!(なんちゃって)

では、最後に各地で開かれる主なお祭りとイベントを見ていきましょう。

各地で開かれるお祭り・イベント

秋は収穫を感謝するお祭りが多かったですが、12月にはお祭りは、ほとんどありません。やっぱり新年を迎える準備の月という位置づけなのでしょうか。

お祭りの代わりに多いのは、イルミネーションです。街に流れるクリスマスソングと共に、いやがうえでも気分も盛り上がりますよね(笑)。

では、早速、日本列島を北から順に各地のお祭りやイベントを紹介していきますね。

北海道

  • さっぽろホワイトイルミネーション
  • 北海道札幌市で、11月下旬から、さっぽろ雪まつりの最終日2月12日にかけて開催されるホワイトイルミネーションは、札幌の冬の風物詩。

    • 大通公園会場は、11月24日から12月25日まで
    • 駅前通会場は、11月24日から2月12日まで
    • 南一条会場が、11月24日から3月14日まで

    という日程で開催されます。

さっぽろイルミネーション

東北

  • 秋田のなまはげ
  • なまはげは、秋田県男鹿市で大晦日に見られる伝統行事です。

    黒髪に真っ赤な鬼の面をつけた若者が、片手に包丁、片手に手桶を持ち、「泣ぐ子はいねーがー」と叫びながら家々を回ります。

    一方の家の主人は正装して鬼を迎え、酒と餅でもてなします。

    鬼は、その家の神棚を拝み、酒を飲み、餅を貰うと次の家へと向かいます。

    私は怖がりの子どもでしたので、なまはげの風習のある地域に生まれなくて良かったと心底思います(笑)。
    なまはげ

  • 光のページェント
  • 光のページェントは、宮城県仙台市で、毎年12月の10日前後から12月31日まで開催される仙台市の冬の風物詩。

    「杜の都」とも称される仙台の美しいケヤキ並木を100万個もの電球が美しく彩ります。

    光のページェント

関東

  • 丸の内イルミネーション
  • 東京都千代田区丸の内で、11月から2月まで行われるイルミネーション。

    有楽町と大手町を結ぶ丸の内仲通りの約200本の街路樹が、丸の内のシンボルカラー「シャンパンゴールド」のLEDで色鮮やかに照らされます。

  • 羽子板市
  • 東京都台東区の浅草寺境内では、毎年12月17日から19日に「羽子板市」が開かれます。

    元は、明治中期に始まった年越し用品を扱う「歳の市」でしたが、1950年(昭和25)頃から、羽子板市になりました。

    歌舞伎をモチーフとする定番のものから、人気タレントや時事ネタなど世相を反映したものまで、さまざまな羽子板が並び楽しませてくれます。

    また、店主の口上や、客との駆け引きも羽子板市の見どころの一つ。

    ちなみに羽子板は縁起物のため、値切らずに買うのが粋だそう。
    羽子板

  • ボロ市
  • 東京都世田谷区の旧大山街道・通称「ボロ市通り」で12月15日・16日にボロ市が開催されます。

    始まりは、安土桃山時代の天正年間(1573年~1593年)といわれ、東京都の無形文化財にも指定されている歴史ある露店市です。

    当時の世田谷の代官が、領民が年を越せるように不用品を売ったり物々交換できるよう市をたてたのが発祥。

    現在では、古着から、植木・骨董・日用雑貨まで、750店ほどの露店が並ぶ、さながら日本版「蚤の市」です。

  • 秩父夜祭
  • 埼玉県秩父市の秩父神社の例大祭。毎年12月2日・3日に開催されます。
    神社の創建と同じ時期に始まった由緒ある祭礼ですが、祭の最大の見どころである屋台の栄光は江戸時代に始まりました。

    京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並び、日本三大曳山祭りに数えられています。

  • 悪態祭り
  • 茨城県笠間市飯綱神社で、12月の第3日曜日に行われる日本三大奇祭の一つ。

    13人の氏子が、白装束に天狗の面をかぶり、16か所の祠にお供え物をして回るのですが、沿道の見物客が天狗に向かって悪態を浴びせかけ、天狗のお供え物を奪い合うという。。。奇祭ですね(笑)。

    天狗から奪ったお供え物には、「無病息災」・「家内安全」・「五穀豊穣」のご利益があるとされています。

近畿

  • 終い弘法
  • 京都府京都市の東寺で12月21日に開かれる1年の最後の縁日が終い弘法です。

    弘法大師空海が亡くなった835年3月21日にちなみ、毎月21日の縁日には「弘法市」が立つのですが、年末の終い弘法には、1000件以上の露店が並びます。

    正月用品を売る露店が出るなど、全国から数十万人が訪れて、大変な賑わいを見せます。

  • 終い天神
  • 京都府京都市の北野天満宮で、12月25日に開かれる1年の最後の縁日が終い天神です。

    天満宮では、お祀りしている菅原道真公の誕生日(6月25日)、亡くなった日(2月25日)にちなんで、毎月25日に縁日を開きます。

    中でも12月25日の終い天神は、京都の1年を締めくくる行事といっても過言ではありません。

    正月用の葉牡丹や植木など、多くの露店が並び、いつもの倍以上の人出で賑わいます。

  • 神戸ルミナリエ
  • 兵庫県神戸市で12月初旬から中旬にかけての10日間、神戸ルミナリエが開催されます。

    幾何学模様のイルミネーションが会場となる通りや広場に光の回廊を演出します。

    1995年(平成7)1月17日に起こった阪神大震災の被害からの復興を祈念して初めて開催。

    その後は、阪神大震災の犠牲者の鎮魂と追悼を目的として毎年続けられています。

    入場は無料ですが、ルミナリエを継続していくための100円募金が会場で集められ、多くの賛同を得ています。
    ルミナリエ

  • 赤穂義士祭
  • 旧暦元禄15年(1702年)12月14日に、赤穂義士47名が吉良上野介の屋敷に討ち入り、主君の仇討ちを果たしたことをしのんで、兵庫県赤穂市で12月14日に行われます。

    義士の討ち入り姿に扮した義士行列や、参勤交代を模した大名行列などが市内をパレードしてまわります。

    赤穂義士にゆかりのある東京・泉岳寺や京都・大石神社でも義士をしのぶ行事が行われています。

中国

  • ひろしまドリミネーション
  • 広島県東広島市で、11月中旬から1月3日まで開催されます。

    平和大通りや本通り商店街、並木通りなどの市内各所で「おとぎの国」をあらわした電飾が楽しめます。

ひろしまドリミネーション

九州

  • べっぷクリスマスHanabiファンタジア
  • べっぷクリスマスHanabiファンタジアは、大分県別府市で毎年12月23日と24日のクリスマスの時期に開催される花火大会です。

    冬の夜空を彩る花火と、子どもたちが歌うクリスマスソングが流れ、会場を幻想的な空気に包みます。

    郷土料理やアジア料理の屋台なども並ぶ九州最大のクリスマスイベントです。

12月は、毎月ある縁日の締めくくりが多かったですね。

実は、私は北野天満宮前が通学路だったのですが、天神さんの日は毎月バスが大大大混雑で憂鬱だったことを思い出しました。

まとめ

12月といえば、多くの人が連想するのは、クリスマス年賀状冬休み大晦日など。

新聞で過去5年に取り上げられた中では、クリスマスが、他を寄せ付けない圧巻の件数でした。次いで年賀状、帰省と続きます。

今年もいよいよ残すところ1ヶ月を切りました。

12月の声を聞くと、とたんに気ぜわしくなります。

そんな忙しい中でも、今年はどんな年だったのか、来年はどんな年にしたいのか、振り返る時間を持ちたいものですね。

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