仰梅の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

寒さの残る早春にいち早く咲く梅は、春を告げる花です。

梅仰（ぎょうばい）の候は、梅の花を仰ぎ見る季節という意味です。

梅の花は2月・3月と楽しめますが、時候の挨拶としては2月に使うとよいでしょう。

仰梅の候の読み方、意味、使える時期

仰梅の候を使った文例

仰梅の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　仰梅の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　仰梅の候、貴社におかれましては、いよいよご発展の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　仰梅の候、貴社におかれましては、ますますご隆盛の段、大慶の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　仰梅の候、○○様におかれましてはますますご健勝のことと存じます。
• 拝啓　仰梅のみぎり、皆様にはいよいよご清祥のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　仰梅の折、ご家族の皆様におかれましてはますますご壮健のことと拝察いたしております。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 梅一輪の暖かさと申しますとおり
• 立春も過ぎたとはいえ、梅のつぼみもなお硬く、寒さ一段と厳しい今日この頃です。

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「仰梅の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。