普通にはがきや手紙を送るときは、最も一般的なのは62円・82円切手です。
ちょっと重さがオーバーしたり速達や配達指定を使ったりすると、不足分の切手を郵便局の窓口で買うことになります。
そんなときに不思議だなーと思うのが、どんな不足額でもちゃんと切手が出てくること。
まさか1円単位で切手の金額が用意されている?と思ったら、切手の金額はわずか19種類しかありません。
本日は、そんな切手の種類と金額について詳しくお伝えしていきます。
郵便料金と切手の組み合わせと必要枚数もまとめていますので参考にご覧ください~。
切手の種類
現在、郵便局で売られている切手は大きく分けて2種類になります。
切手の種類
- 普通切手
- 特殊切手
郵便局で常時販売されている切手で1枚から購入可能。1円から1000円まで19種の金額がある。
通常切手とも呼ばれる。
都道府県の名所や人気のキャラクターがデザインされている切手で、5枚から10枚セットで販売される。切手の金額も62円と82円のみとなる。
記念切手やグリーティング切手などが特殊切手に該当。
コンビニでも切手を購入できますが、コンビニで購入できるのは普通切手のみです。
特殊切手については郵便局でしか買えませんので、特別な切手を貼りたいというようなときは、郵便局でお買い求めくださいね。
では、続いて切手の金額をご紹介していきますね。
切手の金額一覧
特殊切手は、最も一般的な62円もしくは82円切手でしか製造されていませんが、普通切手は1円から1000円ま19種類の金額が用意されています。
普通切手の金額と用いられている図柄を表にまとめていますのでご覧ください。
切手額面 | 図柄 | 慶事用 | 弔事用 |
1円 | 前島密(日本の近代郵便創始者) | ||
2円 | エゾユキウサギ | ||
3円 | シマリス | ||
5円 | ニホンザル | ||
10円 | トキ | ||
20円 | ニホンジカ | ||
30円 | キタキツネ | ||
50円 | ニホンカモシカ | ||
62円 | ソメイヨシノ | 扇面に梅文様 | 花文様 |
82円 | ウメ | 扇面に竹文様 | |
92円 | スミレ | 扇面に松文様 | |
100円 | サクラソウ | ||
120円 | フジ | ||
140円 | ヤマブキ | ||
205円 | 屋久島国立公園(縄文杉) | ||
280円 | 吉野熊野国立公園(那智の滝) | ||
310円 | 利尻礼文サロベツ国立公園(利尻島) | ||
500円 | 十和田八幡平国立公園(奥入瀬渓流) | ||
1000円 | 富士図 |
1円と10円の位の切手が1円・2円・5円と10円・20円・50円とあるので、どんな端数にも対応できるようになっているのですね。
なかなかうまく考えられていると感心しました(笑)。
郵便料金別の切手組み合わせと必要枚数
最後に、郵便種別ごとの料金と切手の組み合わせ・必要枚数を早見表にしてみました。
よく使われる郵便種別と重さは切手1枚で行けるようになっていますが、郵便料金によっては切手が3枚必要なものもありますね。
郵便の重さ | 定形郵便 | 定形外 | |
規格内 | 規格外 | ||
25g以内 | 82円切手1枚 | ||
50g以内 | 92円切手1枚 | 120円切手1枚 | 200円(100円切手2枚) |
100g以内 | 140円切手1枚 | 220円(100円切手・120円切手、各1枚) | |
150g以内 | 205円切手1枚 | 290円(280円切手・10円切手、各1枚) | |
250g以内 | 250円(100円切手2枚+50円切手1枚) | 340円(310円切手・30円切手、各1枚) | |
500g以内 | 380円(280円切手・100円切手、各1枚) | 500円切手1枚 | |
1kg以内 | 570円(500円切手・50円切手・20円切手、各1枚) | 700円(500円切手1枚+100円切手2枚) | |
2kg以内 | 1,020円(1000円切手・20円切手、各1枚) | ||
4kg以内 | 1,330円(1000円切手・310円切手・20円切手、各1枚) |
- 定形郵便 ⇒ 最大23.5cm×12cm×3cm
- 定形外・規格内 ⇒最大34cm×25cm×3cm
- 定形外・規格外 ⇒長辺60cm、3辺の合計90cmまで
また急いでいるときに速達で郵送しますが、速達料金は上記の金額に追加で発生します。
速達料金についても、よく使われる速達料金は切手1枚を追加すれば対応できるようになっているようですね。
郵便の重さ | 速達(追加料金) |
250g以内 | 280円切手1枚 |
1kg以内 | 380円切手1枚 |
4kg以内 | 650円(切手の組み合わせは郵便料金の合計次第) |
郵便料金によっては、手元にある切手を複数枚貼る場合が出てきますが、あまり枚数が多いとあり合わせ感が出てしまって印象が悪くなるおそれも。
そんなときは、郵便局まで持っていけば、窓口で切手の代わりに料金証紙1枚をペタッと貼ってくださいます。
宛名面がスッキリするので、切手の枚数が4枚以上になりそうというときはおススメですよ。
まとめ
郵便局の切手は、大きく分けて2種類あります。
- 普通切手
- 特殊切手
特殊切手とは、記念切手やグリーティング切手などのことで、最もよく使う62円と82円の金額しかありません。
普通切手は、常に郵便局で販売されている切手で1円から1000円まで19種の金額があります。
また、普通切手は1枚から購入できますが、特殊切手は5枚から10枚の1シートで販売されるため、1枚だけを買うということはできません。
普通切手の19種の金額は次のとおりです。
普通切手の19種の金額
- 1円切手
- 2円切手
- 3円切手
- 5円切手
- 10円切手
- 20円切手
- 30円切手
- 50円切手
- 62円切手
- 82円切手
- 92円切手
- 100円切手
- 120円切手
- 140円切手
- 205円切手
- 280円切手
- 310円切手
- 500円切手
- 1000円切手
必要な切手が貼られていないと、郵便料金不足で配達されずに戻ってきたり、最悪の場合は先方に不足分を負担してもらうことになりかねません。
必要な郵便料金分の切手を貼ってからポストに投函してくださいね。