南枕で寝ると風水的に良くない？すべての運が落ちるわけではないけど・・・

良くない枕の向きといえば、北枕が真っ先に思い浮かぶ方、多いのではないでしょうか。

ところが、風水では、北枕が最も良く、南枕が最も良くないと言われています。

南枕は、ノーマークだっただけに、驚きますよね。

ですが、南枕が、すべての運気に悪いわけではありません。

南枕で寝ることで、上がる運と下がる運があるのです。

そんな南枕が、風水的に見てどういう効果があるのかを本日は詳しくお伝えしていきますね。

南枕で寝ると上がる運はこれ！

風水では、人間は夜寝ている間に、頭から気を取り入れると考えます。

しかも、眠るときに頭を向けた方角の気が自然と入ってくるため、枕の向きは非常に大切とされます。

南枕で寝るということは、南の方位が持っている運気を取り込むことを意味します。

風水では、南の方位には次のような運気があるとされています。

南枕で最も上昇するのは、直感力と想像力と言われます。

直感や創造というと、芸術家やクリエイターのものと思いがちですが、会社の中でも企画やアイディアは求められることは多いものです。

プロジェクトに参加している時や、ブレストミーティングの前日なんかに、南枕で寝てみると、案外良い意見が出せるかもしれませんね。

南枕もこうした効果だけなら心配することもありません。

続けて、風水的に、東西南北では一番よくないと言われる理由を見ていきましょう。

南枕で下がる運気が問題

南枕が、最も良くない枕の向きとされる理由は次の2点にあります。

直感が少々鈍くても毎日の生活に支障はありませんが、毎日の生活を幸せに過ごすためには、健康とお金は必要不可欠ですよね。

南枕は一番避けたほうが良いと言われるのも納得です。

金運を下げる火の気

風水の基本は、物事を木・火・土・金・水の５つに分ける五行説という考え方です。

金運は、ストレートに「金」に属します。

五行にはそれぞれ相性が良いものと悪いものがあり、「金」と相性が良くないのは、金を溶かしてしまう「火」です。

南の方角は、五行でいうところの「火」の方位。

南枕で寝ると、火の気を取り入れるため、金運にとってはマイナスになるのです。

熟睡できなくて疲れる

風水では、人間は眠っている間、先ほどの五行でいうところの「水」の存在になるのだと考えられています。

対する南は「火」。

水と火、考えるだけで相性が良くありませんね。

水は、火を消すことができますが、それはつまり水の力を消耗しているということ。

眠っている時間に、要らない力を使うと、それは疲れますよね。

南枕は、体と地球の気の流れが対立する寝方になり、またまた気を消耗します。

本人はしっかりと眠っているようで、気を消耗して、熟睡できていないなんてことが、南枕で眠るとありえます。

そのため、風水では、南枕は健康運を下げる枕の向きとされるのです。

感情の起伏が激しくなる

南枕で寝ると、喜怒哀楽がはっきりして、感情の起伏が激しくなると言われます。

南枕の効果の一つに、直感や想像力が養えるというものがありましたね。

この2つは、言ってしまえば理性の対極にあるもの。

感情を解き放つからこそ手に入るとも言えます。

喜びや楽しいといった感情が大きくなるのはウェルカムですが、無用の争いのもとになりかねない怒りが大きくなるのは困ります。

また、40代も半ばを過ぎると、激しい怒りを感じた日は、夕方になるとグッタリきます。

若いうちは大丈夫ですが、感情の起伏も一定の年齢になると体力を消耗する原因になります。

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この図式が日々のこととなると、やはり南枕は”うーん”と思えますよね。

ですが、部屋の間取りや家具の配置上、南枕がベストと言うことも十分にあります。

気にしないで済めば、案外すんなり行くものですが、何か嫌なことがあった時に『南枕だから？』なんて思うのも嫌ですよね。

最後に、南枕の良くない影響を抑える方法をお伝えしますね。

南枕しか選べない場合のリカバリー

枕の向きを取り入れたい運気の方角にできないときには、希望の方角の色の枕カバーにする方法が風水では取られます。

ただ、間取りなどから南枕しか選べない場合、まずは火の気を弱めることが優先されます。

白は、「北」の気の色ですから、健康運と金運の気を補ってくれて、まさに一石二鳥ですよ。

「水」なら黒もいいのでは？と思うところですが、寝室に「陰」の気を持つモノトーンは良くありません。

赤は、見たまんま「火」の色です。

火に火の気を重ねることになるので、南枕で赤の枕カバーはNG中のNGです。

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白色の枕カバーは、今すぐできるリカバリー策ですよね。
これで、南枕でも安心です。

まとめ

枕の向きでタブーといえば北枕でしたが、風水では北枕が最も良い向きで、南枕は最も良くない向きと言われています。

風水では、寝ている間に運気を取り込むと考えており、頭が向いている方角の運気が重要になってきます。

つまり、南枕では、南という方角の持つ運気が取り込まれると考えます。

特に、南枕で寝ると、直感力と想像力が冴えますので、仕事で企画やアイディアを出す必要がある時には南枕を試す価値がありそうです。

一方で、南枕は、風水のベースとなる五行説では「火」にあたり、金運を溶かすと考えます。また、寝ている間、人間は「水」の存在となるため、やはり「火」との相性は良くありません。

そのため南枕は、金運と健康運には良くありません。

また、南枕には、感情の起伏が激しくなるため、イライラから無用のケンカが増えるリスクもあります。

もし、間取りや家具の配置上、南枕にせざるを得ない場合は、枕カバーを「水」の気を持つ白色にします。

白には、健康運と金運を上げるという「北」の方角の意味もありますので、南枕のデメリットを中和する効果が期待できますよ。