歳晩の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

歳晩（さいばん）は、年の暮れ、年末の別の表現です。

「歳晩の候」は、”年の暮れとなりましたね”という意味です。

年末がいよいよ近づく12月下旬になって使うと良い時候の挨拶です。

歳晩の候の読み方、意味、使える時期

歳晩の候を使った文例

歳晩の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　歳晩の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　歳晩の候、貴社におかれましては、いよいよご発展の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　歳晩の候、貴社におかれましては、ますますご隆盛の段、大慶の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　歳晩の候、○○様におかれましてはいよいよご健勝のことと存じます。
• 拝啓　歳晩のみぎり、皆様には一段とご清祥のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　歳晩の折、御一同様におかれましてはますますご壮健のことと拝察いたしております。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 年の瀬もいよいよおし迫ってまいりましたが、皆々様にはその後もお変わりなくお過ごしのことと存じます。
• 「光陰矢の如し」と申しますが、一年の経つのは本当に早いものです。お元気でご活躍とのこと、なによりと存じます。
• 今年も残すところわずかとなりました。お変わりございませんでしょうか。

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「歳晩の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。