五月雨の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

五月雨（さみだれ）の五月は陰暦の5月のこと。

陰暦5月は、現在の暦では6月に相当するため、五月雨は梅雨に降り続く雨を意味します。

梅雨時期の6月中旬から下旬にかけて使うと良い時候の挨拶です。

五月雨の候の読み方、意味、使える時期

五月雨の候を使った文例

五月雨の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　五月雨の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　五月雨の候、貴社におかれましては、いよいよご隆盛の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　五月雨の候、貴社におかれましては、ますますご繁栄の段、慶賀の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　五月雨の候、○○様には一段とご壮健のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　五月雨のみぎり、皆々様におかれましてはますますご健勝のことと拝察いたしております。
• 拝啓　五月雨の折、御一同様にはいよいよご活躍のことと存じます。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 五月雨で川の流れも勢いを増している今日この頃、皆様お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
• 五月雨の中にも初夏の気配が少しずつ漂ってまいりました。お変わりなくお過ごしのことと存じます。

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「五月雨の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。