賞味期限と消費期限の違い!知って納得!食料ロスと家計の無駄軽減!


今朝、大手スーパーのイオンが食品ロスを減らすために、2018年4月をめどにプライベートブランドの一部加工食品の賞味期限表示を「年月日」から「年月」表示に切り替えを進めていくというニュースが聞こえてきました。

確かに、食べられるものを廃棄してしまうのは、本当にもったいないことです。

ですが、一方で食べ物は健康に直結するだけに、食べてはいけないものを食べてしまうのは消費者としては最も避けたいところ。
我が家の母なんかは、両方とも少々過ぎても大丈夫!という考えの持ち主ですが、それも本当にいいのか?!と思うこともしばしばあります。
真顔で、消費期限を過ぎた牛乳について意見を求められても、私は飲みませんとしか答えられないと思いませんか?(笑)

そもそも食べ物に関して、消費期限と賞味期限の2種類の期限が存在していることも話をややこしくしているように感じます。

消費期限・賞味期限ともに食品を食べる期限と設定しているものですが、この2つの違いとどういう基準で決まっているのかを知ることで、リスクを冒すことなく、食べ物を無駄にせずに済めば何よりです。
そうした思いから本日は賞味期限と消費期限のことを調べました。
参考にしていただければ幸いです!

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賞味期限と消費期限の違い

賞味期限消費期限違いtop
賞味期限と消費期限は、食品衛生法とJAS法に従って、ともに「未開封の食品を正しく保存した場合に、おいしく安全に食べられる期限」として、一部を除くすべての加工食品に表示が義務付けられています。

加工食品に賞味期限か消費期限かのどちらを設定するかは、加工食品の劣化が早いか遅いかによって決まりますが、期限を過ぎてからの食品としての安全性に大きな違いが出てきます。

賞味期限と消費期限の違いを分かりやすく表にしましたのでご覧ください。

賞味期限消費期限
意味おいしく食べることができる期限(best-before)期限が過ぎたら品質が変わるため食べないほうがよい期限(use-by date)
期限が過ぎたら期限を過ぎても、すぐに食べられないということではない。品質が変わり食品としての安全性が保障されないため食べてはいけない。
表示期限が製造から3ケ月以内は「年月日」
3ケ月を超えるものは「年月」表示が可能
「年月日」表示
対象の食品スナック菓子、カップ麺、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料など調理パン、弁当、生めん、総菜、ケーキなど
*製造から5日程度で品質が変わり食品としての安全性が低くなるもの

いずれの場合も開封後は、表示期限に関係なく早めに食べなくてはいけませんが、多くの人が悩むのが賞味期限を過ぎた食品の扱いだと思います。

賞味期限は、「おいしく食べることができる期限」ですので、賞味期限を過ぎても食品の品質は保たれていることが多くなります。

続いて食品の期限の決め方を説明しますが、賞味期限が少々過ぎていても品質的に問題がないということがますますご理解いただけると思います。

加工食品であっても期限の表示がない食品

加工食品の中には、品質の劣化が極めて少ないという判断から期限の表示を省略してもよいと定められている加工食品があります。

    期限の表示を省略して良い加工食品

  • でんぷん
  • チューイングガム
  • 冷菓、アイスクリーム類
  • 砂糖、食塩、うま味調味料
  • 飲料水、清涼飲料水
  • 酒類

反対に、食肉や生カキ、生食用の魚の切り身や貝のむき身などは、生鮮食品ですが食品の期限を表示するよう定められています。

食品の期限の決め方

卵の賞味期限
消費期限、賞味期限ともに、食品の期限というのは、実は製造各社が『科学的かつ合理的根拠に基づいて適正に設定』しています。

多種多様な加工食品の一つ一つを国が細かく決めるのは不可能です。
また同じような加工食品であっても、原材料や商品の殺菌や包装の仕方によって食品の保存期間は大きく異なってくることもあり、それらを最も把握している製造業者だからこそ期限を設定できるといえます。

ただ各社が好きな基準で期限を設けては消費者が混乱することになりますので、食品の期限を定める基準として「食品期限表示の設定のためのガイドライン」が制定されています。

ガイドラインには、食品の安全性や品質を評価するための項目や保存試験の方法が定められており、製造業者はその内容に従って期限を設定することが求められているのですが、そこでポイントとなるのが『安全係数』という数値です。

保存試験の結果から出てきた食品の期限に対して、1未満の安全性数をかけた上で期限を設定するようガイドラインに定められています

冷凍食品は、安全係数を0.7としていることが多いといいます。
また即席麺は、日本即席食品工業協会が0.8とすることを推奨しています。

つまり、保存試験の結果、品質に変化が起こらない期間が10ヶ月のカップラーメンは、0.8をかけた8ヶ月を賞味期限に設定されているのです。

製造年月日が表示されていないため、賞味期限の製造から何ヶ月に設定されているかは正確には分からないですが、インスタントラーメンやカップ麺なら賞味期限を過ぎても2ヶ月ぐらいは問題なく食べることができると考えてよさそうです。

ただし、正しく保存していなければ表示されている賞味期限より早く劣化していることになりますが、最終的に食べれるかどうかの判断は自分で決めることになります。

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賞味期限切れ=廃棄としないために

食品ロスが、社会問題として認識されるようになりましたが、未開封で捨てられる食品の2割が賞味期限経過から1週間以内というデータがあります。(京都生ごみスッキリ情報館より)

冒頭で触れた賞味期限の表示から「日付」を取り「年月」に切り替えていくイオンの取り組みも、食品ロスを減らすことを目的としています。
また、即席麺の安全係数も0.7であったものが、2014年に0.8に変更されたのですが、同じく食品ロスを減らす意図によるものです。

消費者である私たちも、食品ロスを減らすために出来ることがあります。
まずは、やはり貯蔵している食品を期限内に食べるということですが、賞味期限を少々過ぎていても、見た目や臭いなどから大丈夫なものは捨てずに食べるようにしたいものです。
そうすれば、食品ロスも家計の無駄も減らすことが出来ますしね!

まとめ

賞味期限と消費期限は、ともにともに「未開封の食品を正しく保存した場合に、おいしく安全に食べられる期限」のことで、ほとんどの加工食品に表示するよう決められています。

消費期限は、製造から5日程度で品質が悪くなり食品に対して設定され、期限を過ぎると食品として「安全ではない」という意味です。
対象となるのは、調理パンや、総菜・お弁当、生めん、ケーキ類などで、「年月日」が表示されます。

賞味期限は、その期限までは食品を「おいしく食べることが出来る」という意味で、スナック菓子、カップ麺、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料などが対象です。
通常は「年月日」が表示されますが、製造から3ヶ月を超えても品質に劣化が起こらないものは「年月」までが表示されます。

食料を大切にし食品ロスを減らすためにも、家計の無駄を減らすためにも、賞味期限が少々過ぎていても、見た目や臭いなどから判断して大丈夫なものは捨てずに食べるようにしたいものです。


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