梅雨明けの候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

「梅雨明けの候」とは、梅雨が明ける時期ですねという時候の挨拶です。

気象的には、7月中旬に多くの地域で梅雨明けを迎えます。暦の上では、夏至の後の最初の庚（かのえ）の日が梅雨明けの日とされています。

手紙の挨拶としては、暦より実際の天候を重視して使う・使わないを判断しますが、7月上旬から中旬にかけてが使える時期です。

梅雨明けの候の読み方、意味、使える時期

梅雨明けの候を使った文例

梅雨明けの候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　梅雨明けの候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　梅雨明けの候、貴社におかれましては、いよいよご発展の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　梅雨明けの候、貴社におかれましては、ますますご隆盛の段、大慶の至りに存じます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　梅雨明けの候、○○様におかれましてはいよいよご活躍のことと存じます。
• 拝啓　梅雨明けのみぎり、皆様には一段とご健勝のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　梅雨明けの折、御一同様におかれましてはますますご清祥のことと拝察いたしております。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
• 梅雨明けが待たれる昨今、ご一同様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。

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「梅雨明けの候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。