メイクボックスにあるアイシャドウ。
いつの間にか数は増えるものの、なかなか使いきれませんよね。
実際、みんなちゃんと使いって切っているの?と調べてみると、アイシャドウを使い切れない人が圧倒的多数な模様。
基礎化粧品やファンデーションは、基本使い切りますし、古くなると油分が酸化して肌に良くないと聞きます。
メイクアイテムであるアイシャドウにも使用期限ってあるのでしょうか?
本日は、そんなアイシャドウの使用期限についてお伝えしていきますね。
アイシャドウの使用期限
結論から始めると、アイシャドウに限らずメイクアップ用品にも使用期限があります。
国内の化粧品会社11社に問い合わせたところ、メイクアップ用品の使用期限は次のような数字になりました。
メイクアップ用品の使用期限
- 未開封であれば、製造から3年以内
- 開封したものは、3ヶ月から1年以内(アイテムによる)
回答の中には、”できるだけ早く”という回答も3社ありました。
かと思えば、開封後2年以内という教えてくださる会社も。
極端なところを省くと3ケ月から1年以内という線に落ち着く感じです。
ですが、化粧品の箱やパッケージに、製造日や使用期限は印字されていませんよね。
なぜなら
製造日や使用期限されていない化粧品は、3年は品質が変わらないと言い換えることができます。
しかし、アイシャドウの場合、使用期限を過ぎると、「使わない方が良い」ではなく、「使ってはいけない」となります。
どうして「使ってはいけない」のか、その理由を続けて見ていきましょう。
期限切れアイシャドウを使ってはいけない理由
化粧品はいったん開封すると空気に触れる状態になります。
その瞬間から、酸化と雑菌の繁殖が始まります。
使用期限を過ぎたアイシャドウは、いわば酸化が進んで、雑菌がウヨウヨいる可能性が大。
そのため使ってはいけないのです。
酸化した化粧品が肌に与えるダメージ
アイシャドウに限らず化粧品には、油分が含まれています。
油分のおかげで、化粧品は肌にピタッとつくことができるのですが、油分は空気に触れると酸化を始めます。
酸化した油分は、過酸化脂質に変化し、活性酸素を作り出します。
この活性酸素は、肌にとって非常に困った存在です。
シミやそばかす、肌のくすみ、色素沈着など、聞くだけで「止めて!」と言いたくなるような事態を引きおこします。
雑菌の繁殖
化粧品を使う時は、手や指、チップやブラシなどが化粧品にふれざるを得ません。
使う前に手を洗っても、チップやブラシを清潔に保っていても、雑菌ゼロには持っていけないですよね。
そのため化粧品には、どうしても雑菌が付いてしまうのですが、付着した雑菌どもは化粧品の油分・水分を栄養にして繁殖を始めます。
長く使っている化粧品には、考えたくないですが、雑菌がウヨウヨしているのです。
そう思うと滅多に使わないけど、たまに差し色に使っていたような古いアイシャドウ、思い切って処分する決心がつきますね。
こんな状態のときは使わないで!
ここまででご紹介した使用期限は、あくまで目安です。
化粧品の容器や成分、開封後の保管状態によって変わってきます!
期限前でも状態によっては使用を避けた方がよいことがあります。
油分が多いものは酸化しやすく、水分が多いものは雑菌が繁殖しやすくなりますので、次にあげるポイントを参考にしてくださいね。
こんな状態の化粧品は使ってはいけません
- 分離している
- 嫌な臭いがする
- 変色している
上の丸い容器のものは余裕で10年は過ぎています(汗)。
下の四角い容器は新しくて1年経っていないですが、それでも使用期限は過ぎています。
最近、よくひび割れを起こすなと思っていましたが、これが分離しているということかもしれません。
色も、今となっては分かりませんが、買った当初の色からは変わっているかもしれませんね・・・。
ただ!チップを使っているせいか、嫌な臭いはしませんでした!(だからといって、使っていていい年数ではありませんけどね(笑)。)
ですが、アイシャドウって、定番のものでもなかなか減らない気がしますが、皆さんはどうなのでしょうか。
アイシャドウ使い切れない人が多い!
「アイシャドウ 使い切れない」で検索かけてみたら、ずら~っと出てきましたよ。読みながら、”分かる、分かる”と大きくうなづいてしまいました。
因みに私の手持ちのアイシャドウで一番古い物は、2013年に購入したGIVENCHYの星型アイシャドウと、ディオールのサンククルールの2つでした!
どっちも限定で可愛いんだけど、全然減らないし使い切れない😅 pic.twitter.com/fgmbfmGXEm— さなちゃん (@chansana_1212) 2016年11月17日
アイシャドウってなかなか使い切れないなあ。使い切りたい
— ちゃんこ (@52chan__74) 2017年11月20日
ワンカラーで販売してるアイシャドウ、もっと容量少なくして価格下げていいよ、多すぎて使い切れないよ
— 市川 彩 (@_SI_108) 2017年11月20日
使い切れないけど、ついつい新色が欲しいという切実(?)なtweetも目立ちました!
ほんと、アイシャドウ以外のメイクアイテム全般にいえることですが、開封後の使用期限も短いことですし、容量少なめサイズが欲しいところです。
他のメイクアイテムの使用期限
アイシャドウ以外のアイメイク、チーク、口紅など、どれも使用期限があります。
参考にご紹介しますね。
アイメイクアイテム
目と目の周りは、顔の中でもデリケートで、雑菌による炎症を起こしやすい場所。
口紅やチークなどのメイクアイテムよりも、使用期限が短くなります。
アイメイクアイテムの使用期限
- マスカラ 3ヶ月以内
- リキッドタイプのアイライナー 3ヶ月以内
- ペンシルアイライナー 1年以内
- クリームタイプのアイシャドウ 半年以内
- パウダータイプのアイシャドウ 1年以内
中でもマスカラとリキッドタイプのアイライナーは
- 目の粘膜に近いところで使う
- アイテム自体に油分が多く雑菌が繁殖しやすい
ため、安心して使えるのは3ヶ月と、本当に短い期間です。
チーク
チークは、それ自体を直接肌に乗せるというより、ファンデーションなどの上に使うために、使用期限は若干長めです。
チークの使用期限
- クリームタイプのチーク 1年以内
- パウダータイプのチーク 2年以内
油分を多く含むクリームタイプのチークは、酸化しやすいため早めに使うようにしましょう。
リップメイクアイテム
リップアイテムは、唾液などから雑菌が付きやすく、早めに使い切る必要があります。
リップメイクアイテムの使用期限
- グロス 3ヶ月以内
- 口紅 半年以内
唇は皮膚が薄く肌荒れを起こしやすい場所です。
できれば、口紅はリップブラシにとって使い、唇に直塗りするのは避けましょう。
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メイク用品の劣化を進ませないポイント
使用期限前にメイク用品が使えなくなるのは避けたいですよね。
そのためには
適切に保管して、清潔に使うこと。
それぞれのポイントをあげますね。
適切に保管する
化粧品の保管場所によっては、雑菌の繁殖や品質の劣化を招いてしまいます。
- 高温多湿を避ける
- 直射日光を当てない
お風呂場や洗面所は、湿度が高いので化粧品の保管場所には向きませんよ。
ドレッサーやメイクボックスの場所、確認してくださいね。
清潔に使う
雑菌の繁殖を抑えるために、清潔に使っていきましょう。
- フタはしっかり閉める
- 手はきれいに洗う
- メイク道具を定期的に洗う
隙間があると、空気に触れて酸化が早まります。
使ったあとは、しっかりとフタを閉めましょう。
雑菌が、化粧品にたくさん付くのを防ぐためです。
化粧品にスパチュラが付いている場合は、必ず、スパチュラを使用しましょう。
チップやブラシは、化粧品の他に皮脂や汗で汚れています。
汚れた状態でアイシャドウや顔に触れるのは、考えるだけで良くないですよね。
チップなどは、100均で使い捨ての物が安く買えますので、それを使うのもおすすめです。
まとめ
ついつい新しい色を買ってしまい、なかなか最後まで使い切れないアイシャドウ。
そんなアイシャドウにも、基礎化粧品と同じく使用期限があります。
メイクアップ用品の使用期限
- 未開封であれば、製造から3年以内
- 開封したものは、3ヶ月から1年以内(アイテムによる)
アイシャドウに限らず、化粧品は一旦開封すると酸化と雑菌の繁殖が始まります。
そのため、使用期限が過ぎたものを使い続けるとシミやそばかす、肌荒れの原因を作ることに!
また使用期限前でも、高温多湿な場所に保管していたり、フタの閉め忘れや汚れたチップを使ったりしていると、劣化を早めてしまいます。
アイシャドウや化粧品は、保存方法を守って、清潔な状態を保ちつつ、出来るだけ使用期限内に使い切る。
お肌のためにも守るようにしたいですね。