郵便局がサービスで行っている風景印こと、風景入り通信日日付。その郵便局ならではのご当地感あふれるデザインが人気です。
コレクションで集めている人もいれば、結婚式の招待状の消印を風景印にするなんていう素敵な使い方をされる人も多いですね。
お目当ての風景印が近くなら特に難しいことはありませんが、遠方の場合は”郵頼(ゆうらい)”という補法で風景印を集める・押してもらうことが可能!
そこで本日は、風景印を郵頼で集める方法について詳しくお伝えしていきますね。(直接郵便窓口で押してもらう方法もお伝えしますよ!)
風景印の集め方
先ほども少し触れましたが、風景印を集める方法は次の2つです。
- 風景印の集め方2つ
- 風景印のある郵便局の窓口に行って押してもらう
- 風景印のある郵便局に郵頼(ゆうらい)を送って押してもらう
風景印の押印を直接窓口に行く場合も郵頼でお願いする場合も、共通することがいくつかありますので、先にここで説明しますね。
- 通常はがき、もしくは通常はがきと同額以上の切手
- 何に押印してもらうか
- 記念押印か引受消印か
- 風景印を押してもらいたい切手の位置
あくまで郵便物に対して消印として押される郵便局のサービスですので、郵便の中で最も少額の通常はがきもしくは同額の切手が必要です。(2018年9月現在、通常はがきは62円です)
ただコレクションしていくとなると、はがきはかさ張るとして、名刺サイズの台紙を用意されたり、小さな専用ノートを用意されたりという方も多いです。
次で説明する引受消印の場合は、風景印を押してもらいたい郵送物そのものですので、はがきや封書となります。
一方の引受消印は、発送する郵便物に押される消印のこと。風景印を押してもらったはがきや封書は、そのまま郵便局から宛先に届けてもらうことになります。
ですが、風景印の場合、そのスタンプのデザインがはっきり見えないと意味がありませんから、押してもらう位置を指定する必要があります。
ただ、規則上、切手から完全に離れた位置には押印できませんので、切手に少しだけかかる切手の右下角や下辺ぎりぎりなどに押してもらうことが多いです。
窓口に行く場合も郵頼でお願いする場合も、上記の4項目は必須ですので、確認しておいてくださいね。
また、郵便窓口での風景印の受付は、言うまでもなく窓口の営業時間のみの対応です。
- 郵便窓口の営業時間 → 平日9~17時
風景印のある郵便局にゆうゆう窓口がある場合、営業時間外でも対応していただけることが多いです。
ただ、風景印は郵便局のサービスで行われているものです。営業時間外に風景印の引受消印を大量に持ち込むようなことは止めましょう。
では、いよいよ本題の郵頼を使っての風景印の集め方について詳しくお伝えしていきますね。
郵頼で風景印を依頼する方法
郵頼で風景印を依頼する場合、用意しないといけないものがいくつかあります。
- 郵頼のために用意する物
- 風景印を押してもらうはがきや台紙など
- 郵頼の依頼書
- 記念押印の場合は返信用封筒
この3点を封筒に入れて、お目当ての風景印がある郵便局の郵便窓口あてに郵送します。
また、送るときのポイントとしては、封筒に風景印の依頼であることが分かるよう、「風景印押印依頼在中」と朱書きして送ること。朱書きしておくと、開封しなくても目的が分かるので、担当の窓口にスムーズに回してもらえますね。
先ほどの風景印の集め方で説明したことと少し重複しますが、一つ一つを詳しく見ていきましょう。
風景印を押してもらうはがきや台紙など
風景印のコレクションのために記念押印を郵頼する
風景印をコレクションするための記念押印の依頼の場合は、押してもらいたいはがきもしくは台紙を用意します。
- 通常はがきは、そのまま送ります
- 通常はがき以外に押印してもらう場合は、はがき料金以上の切手を貼って送ります
結婚式の招待状など引受消印として郵頼する
結婚式の招待状などのために風景印で引受消印をしてもらう場合などは、郵送する通数全てに必要な郵便料金切手を貼って送ります。
通数もある程度の数あるでしょうし、招待状という性質上、日数の余裕も必要です。ギリギリのタイミングで大量の通数をお願いするというようなことが無いよう、日にちに余裕をもって郵頼しましょう。
なお、消印は宛先と宛名にかかってはいけないというルールがあります。風景印の押印場所を指定したいときは、消印のスペースを考えて宛先・宛名を封書書きしてくださいね。
郵頼の依頼文
郵頼を頼む場合、何をお願いするのかが分かるよう依頼文をつける必要があります。
依頼文の文例も後ほどご紹介しますが、郵頼の依頼文には次の記載事項を必ず書くようにしください。
- 郵頼の依頼書に必要な記載事項
- 依頼人の住所・氏名・電話番号
- 風景印を押してほしい対象と数
- 祈念押印・引受消印のどちらを希望しているか
- 風景印を押してほしい切手の位置
- 消印の日付の指定があれば指定の日付
郵便局から問い合わせが来ることがありますので、電話番号は必須です
切手の下、右下角など以外で、細かい指定がある場合は説明図も書き添えます。
郵便局が開いている日は指定できますが、1月1日や土日祝日は指定できません。また、日付を指定する場合は、余裕をもって送るようにします。
上記を次のような依頼文に記載して、郵頼を依頼先の郵便局に発送します。
郵頼の依頼文の文例
○○郵便局
郵便窓口ご担当者様
貴下、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
お忙しいところ恐縮ですが、貴局の風景印を下記の内容にて押印のほど、お願い申し上げます。
・風景印を押していただきたいもの
通常はがき 1枚(記念押印です)
返信用の封筒 1通(引受消印です)
・風景印を押してほしい位置
切手の右下の角
・消印の日付は、〇月〇日にてお願いいたします
〒123-4567
京都市中京区○○町1-2-3
○○ ○○
TEL 075-123-4567
記念押印の依頼の場合、数日すると依頼先の郵便局から風景印が押されたはがきや台紙が戻ってきますので、大切にコレクションに加えてくださいね。
まとめ
ご当地感あふれるデザインが人気の風景印ですが、集める方法は2つあります。
- 風景印のある郵便局の窓口に行って押してもらう
- 風景印のある郵便局に郵頼(ゆうらい)を送って押してもらう
窓口に行く場合も郵頼を送る場合も、共通する事柄があります。
- 通常はがき、もしくは通常はがきと同額以上の切手
- 何に押印してもらうか
- 記念押印か引受消印か
- 風景印を押してもらいたい切手の位置
郵頼で送る場合には、
- 風景印を押すはがきや台紙など
- 郵頼の依頼書
- 記念押印の場合は返信用封筒
を封筒に入れて、お目当ての風景印がある郵便局の窓口に当てて郵送します。
風景印をお願いするということが分かるよう郵頼の依頼文を作成しますが、次の記載事項は必ず書くようにします。
- 郵頼の依頼書に必要な記載事項
- 依頼人の住所・氏名・電話番号
- 風景印を押してほしい対象と数
- 祈念押印・引受消印のどちらを希望しているか
- 風景印を押してほしい切手の位置
- 消印の日付の指定があれば指定の日付
記念押印の依頼の場合、数日したら景印が押されたはがきや台紙が手元に帰ってきますので、コレクションに大事に追加してくださいね。