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桜桃の候が使える時期!意味・読み方・お役立ち文例

桜桃(おうとう)は、さくらんぼのことです。

よく見るのは「桜ん坊」の方ですが、「桜桃」が正式な漢字となります。

桜桃は、仲夏(6月5日ごろから7月4日ごろ)の季語

時候の挨拶としてもこの時期に使います。

桜桃の候の読み方、意味、使える時期

桜桃の候

読み方おうとうのこう
意味さくらんぼの美味しい季節になったという意味です。
桜桃の候」は、暦の上の夏の中頃の時候の挨拶です。
使える時期仲夏の期間(6月5日ごろから7月4日ごろ)
6月中旬6月下旬7月上旬

桜桃の候を使った文例

桜桃の候のように、”~の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

  • 拝啓 桜桃の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  • 拝啓 桜桃の候、貴社におかれましては、いよいよご繁栄の由、心からお喜び申し上げます。
  • 拝啓 桜桃の候、貴社におかれましては、ますますご発展の段、大慶に存じ上げます。

ちょっと一言

貴社は、会社の尊敬語です。
団体や協会に送る場合は、貴社を貴会に変えればそのまま使えます。

目上の方に出すような改まった手紙

  • 拝啓 桜桃の候、○○様にはますますご壮健のことと拝察いたしております。
  • 拝啓 桜桃のみぎり、皆々様におかれましてはいよいよご活躍のことと存じます。
  • 拝啓 桜桃の折、御一同様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

ちょっと一言

桜桃の候」は「桜桃のみぎり」「桜桃の折」に変えて使うこともできます。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

  • 店先に艶やかなさくらんぼが並ぶ頃となりました。皆様お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
  • さくらんぼの美味しい季節となりました。ご家族の皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。
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「桜桃の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。
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