三寒四温とは、寒い日が3日続いたあと、暖かい日が4日続くという意味です。
冬の寒さが約7日の周期で変化する中国東北部に起源をもつ言葉ですが、日本の冬にはそうした現象があまり起こりません。
そうした寒暖の周期が日本で見られるのは、冬から春に季節が進む時期。
そのため、日本では、三寒四温は早春に使われれることが多くなっています。
時候の挨拶としては、2月下旬から3月中旬までが使える時期です。
三寒四温の候の読み方、意味、使える時期
読み方 | さんかんしおんのこう |
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意味 | 三寒四温は、冬から春にかけて見られる寒暖の周期を表す言葉です。 「三寒四温の候」は、暦の上の春の初めの時候の挨拶です。 三寒四温の候は、”季節が冬から春に向かう三寒四温の時期ですね”という時候の挨拶です。 |
使える時期 | 2月下旬から3月中旬にかけて使えます。 2月下旬3月上旬3月中旬 桜が咲く頃には使えません。 |
三寒四温の候を使った文例
三寒四温の候のように、”~の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。
ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。
では、よく使われる文例をご紹介しましょう。
ビジネスや公的な手紙
- 拝啓 三寒四温の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
- 拝啓 三寒四温の候、貴社におかれましては、いよいよご繁栄の由、心からお喜び申し上げます。
- 拝啓 三寒四温の候、貴社におかれましては、ますますご発展の段、大慶に存じ上げます。
ちょっと一言
貴社は、会社の尊敬語です。
団体や協会に送る場合は、貴社を貴会に変えればそのまま使えます。
団体や協会に送る場合は、貴社を貴会に変えればそのまま使えます。
目上の方に出すような改まった手紙
- 拝啓 三寒四温の候、○○様には一段とご健勝のことと拝察いたしております。
- 拝啓 三寒四温のみぎり、皆々様におかれましてはますますご壮健のことと存じます。
- 拝啓 三寒四温の折、御一同様にはいよいよご清祥のこととお慶び申し上げます。
ちょっと一言
「三寒四温の候」は「三寒四温のみぎり」「三寒四温の折」に変えて使うこともできます。
親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが
- 寒暖を繰り返す時期となりましたが、ご家族の皆様もお元気でお過ごしのことと拝察いたします。
- 三寒四温の季節、お風邪など召さず、ご壮健にてお過ごしでしょうか。
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「三寒四温の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。
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