盛夏の候が使える時期！意味・読み方・お役立ち文例

盛夏（せいか）とは、梅雨が明け、夏の盛り（本格的な夏）に入ったことを表しています。

時期的には、小暑と大暑の「暑中」とほぼ重なりますが、暦ではなく梅雨明けを待って、ようやく使える時候の挨拶です。

ただし、終わりは立秋の前日までと、暦の夏の終わりをもって使えなくなります。

盛夏の候の読み方、意味、使える時期

盛夏の候を使った文例

盛夏の候のように、”～の候”とつく漢語調の挨拶は、時候の挨拶の中で最もあらたまった丁寧な言葉です。

ビジネス・公的な手紙や、目上の方に出す手紙の場合には、漢語調の時候の挨拶を使うのが慣例です。

では、よく使われる文例をご紹介しましょう。

ビジネスや公的な手紙

• 拝啓　盛夏の候、貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
• 拝啓　盛夏の候、貴社におかれましては、いよいよご繁栄の由、心からお喜び申し上げます。
• 拝啓　盛夏の候、貴社におかれましては、ますますご発展の段、大慶に存じ上げます。

目上の方に出すような改まった手紙

• 拝啓　盛夏の候、○○様におかれましてはますますご活躍のことと拝察いたしております。
• 拝啓　盛夏のみぎり、皆様にはいよいよご健勝のことと存じます。
• 拝啓　盛夏の折、ご家族の皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

親しい方に出す手紙ならこんな時候の挨拶はいかが

• 梅雨明けの暑さがひとしおに感じるころとなりました。ご家族の皆様もお元気でお過ごしのことと拝察いたします。
• 梅雨明けの暑さはひとしおですが、いかがお過ごしですか。

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「盛夏の候」は改まった印象が強いため、親しい方に送る手紙の場合、ご紹介したような柔らかい挨拶に言い換えることもできますので参考になさってください。