先日、配達日指定郵便を出さないといけなかったのですが、土曜日の午前中に郵便局に行けばいいと思っていたのですね。
ところが、自宅から最寄りの郵便局は空いておらず。郵便業務が民営化されて土曜日の午前中も休みになったことを分かっていなかったのです。
そこで駆け込んだのが、ゆうゆう窓口。おかげで無事に発送することができました。
ですが、ゆうゆう窓口でもできることと、できないことがあるようですね。また、急いでゆうゆう窓口に出したら、翌日の朝を待って郵便窓口に出すよりも早く届くのかも気になるところ。
本日は、平日の17時を過ぎたときや土日に駆け込めるゆうゆう窓口でできることと、郵便窓口との処理時間の違いについて調べてきました。
ゆうゆう窓口でできるのは郵便に関することが基本!
郵便局に行くと、次の3つの窓口があることが一般的です。
- 郵便窓口 ⇒ 郵便の差出しやはがき・切手、収入印紙の販売など(日本郵政が運営)
- 貯金窓口 ⇒ 預金の預け入れ・引き出し、公共料金などの払い込みなど(ゆうちょ銀行が運営)
- 保険窓口 ⇒ かんぽ生命の契約に関することなど(かんぽ生命が運営)
郵政民営化で、郵便局と呼ぶ場所には3つの会社の3つの業務を行う窓口が共存するようになったわけです。
ゆうゆう窓口では預金・保険のことはできません!
この中で、ゆうゆう窓口が行っているのは、郵便窓口が行っている郵便にかんする業務となります。
言い換えると、郵便貯金に関することや、かんぽ生命の保険契約に関することは、ゆうゆう窓口では行っていないということですね。
では、実際にゆうゆう窓口でできることを詳しく見ていきましょう。
ゆうゆう窓口でできる主な業務
ゆうゆう窓口は、どの郵便局にでもあるわけではなく地域でも中心的な大きな郵便局に設置されており、通常の郵便窓口の営業時間外に郵便業務に対応するという位置づけです。
ゆうゆう窓口のある郵便局によってできる業務に微妙な差はあるのですが、主に次の業務はゆうゆう窓口で取り扱いが可能です。
送る |
消印は、ゆうゆう窓口で受け付けてもらった日の消印を押してもらえます。 |
買う |
ただし、切手・はがき、収入印紙の交換はできません! |
受け取る |
|
届出 |
私書箱の設置が可能な郵便局にあるゆうゆう窓口なら、私書箱の設置もできます。 |
それぞれについて、さらに詳しく見ていきましょう。
郵便物を送る
基本、ゆうゆう窓口では、郵便局の通常窓口と同じように郵便物の発送を受け付けていただけます。
ただ、わざわざゆうゆう窓口に持っていくときというのは、普通の郵便を普通に送るのではなく、
- 定形外なので切手代が分からない
- 速達で出したい
- 追跡サービスを利用したい
- その日中の消印が必要
といった特定のサービスを使いたいということがほとんどですよね。
ほぼOKなのですが、少し説明が必要なところもありますので、そうした疑問について順番にお伝えしていきますね。
定形外郵便を送りたい
定形外・定形郵便とも、ゆうゆう窓口で必要な切手料金を計ったうえで、差出を受け付けてもらえます。
また、私のように配達日を指定したり、特定記録郵便にすることも可能です。
速達で出したい
速達を利用できる郵便物は、
- 手紙(定形・定形外)、はがき
- ゆうメール
- 書留
ですが、ゆうゆう窓口から、全て速達扱いで送ることができます。
なお、ゆうゆう窓口から普通郵便で出した場合、すでに当日の集荷は終わっているため翌日の集荷扱いになります。
宛先が、受付郵便局と同じ配達区域内なら翌日に届けられることもありえますが、翌日に届けたいから、ゆうゆう窓口に出向いたという場合は、速達にするのが確実です。
追跡サービスを利用したい
スマートレター以外の
- 手紙(定形・定形外)、はがき
- 書留
- レターパック
- ゆうパック、ゆうパケット、ゆうメール
- 国際郵便
を追跡サービスをつけて、ゆうゆう窓口から送ることも可能です。
ゆうゆう窓口で、「追跡サービス付き」希望と伝えてくださいね。
当日消印が必要なのだけど
何かの応募で、消印の日付で締め切りが設けられていることがありますよね。
うっかり、締め切り日の17時を過ぎてしまった場合、ゆうゆう窓口で差出せば、その日の消印を押してもらえます。
ただ心配な場合は、事情をお話しして、その場で押してもらったほうが確実です。
メルカリの荷物を発送したい
メルカリやヤフオクなどの発送で便利なのが郵便局のe発送サービスですが、ゆうゆう窓口で受け付けてもらえます。
ただ送り状が簡単に作れる「ゆうプリタッチ」については、置かれていないかもしれません。
気になる方はこちらでご確認くださいね。⇒ゆうプリタッチ設置郵便局一覧
はがきや切手、収入印紙を購入したい
ゆうゆう窓口では、はがきや切手類、現金書留封筒、レターパック、ゆうパックの資材、収入印紙など、通常窓口で売られている物は買えます。
もちろん、年末近くで年賀はがきの種類によっては売り切れで在庫がない場合などは買えません。
また記念切手も支店によっては、ゆうゆう窓口で買えないということもあるようです。
なお、買い間違えた収入印紙や、書き損じたはがきの交換などは、ゆうゆう窓口では対応してもらえませんのでご注意ください。
郵便物・荷物を受け取る
ゆうゆう窓口での郵便物・荷物が受け取れるのは、帰宅が遅い独り暮らしの方などにとって、とても便利なサービスです。
郵便物・荷物の受取には、本人確認書類など必要なものがありますので、ご紹介しておきますね。
- 受取人の氏名・住所が確認できる本人確認書類
- 印鑑(用意できない場合は署名でもOK)
- 不在留置きの場合は不在連絡票
- 郵便局窓口受取サービスの場合は荷物のお問い合わせ番号および認証番号
- 本人限定受取の場合は本人限定受取郵便物到着のお知らせ
届出など
引っ越しした場合、最寄りの郵便局に転居届を出して、1年間郵便物を転送してもらえますが、転居の届け出もゆうゆう窓口でも対応してもらえます。
また、webから転居届ができるe転居サービスも用意されていますので、こちらのほうがわざわざ出向かなくても良いので便利かもしれませんね。
⇒e転居サービス
まとめ
地域の大きな郵便局には郵便局の営業時間外に郵便物の発送などができるゆうゆう窓口が設置されています。
ゆうゆう窓口でできることは、郵便局の郵便窓口(通常窓口)が行っている業務の範囲内となり、郵便貯金に関することや、かんぽ生命の保険契約に関することは行えません。
ゆうゆう窓口によっては、できる業務に細かい違いがありますが、基本的には次のことがゆうゆう窓口で対応してもらえます。
送る |
速達、配達証明、配達日指定、特定記録、追跡サービスの利用も可能です。 |
買う |
切手・はがき、収入印紙の交換はできません。 |
受け取る |
|
届出 |
私書箱の設置が可能な郵便局にあるゆうゆう窓口なら、私書箱の設置もできます。 |
なお、ゆうゆう窓口から普通郵便で出した場合、すでに当日の集荷は終わっているため翌日の集荷扱いになります。
早く届けたくて、ゆうゆう窓口を利用されている場合は、速達を利用するようにしてくださいね。